ママの貧血は遺伝する?妊娠中の薬は赤ちゃんに影響する?

イクシル

2018/1/11 16:35

貧血に悩む女性は多いですが、今回の相談者さんもそんな一人です。妊娠中は薬を服用し改善に努めました。子どもにも貧血は遺伝するのかと悩む彼女に、専門家からはどのような回答が寄せられたでしょうか。

ママからの相談:「ママの貧血は赤ちゃんに影響を与える?」

『私は中学でスポーツを始めて貧血の症状が出始め、薬を飲みながらスポーツは続けていました。去年妊娠し、1回目の貧血検査で正常値でしたが2回目で異常となり、鉄分の注射を打ち、1週間薬を飲みました。現在薬の服用はせず、母乳育児中です。我が子も貧血になりやすいでしょうか。妊娠中の治療は子どもに影響しますか。(20代・女性)』

先天性なら遺伝の可能性も。食事で鉄分を摂って改善を


先天性の貧血の場合、遺伝する場合もあるようです。鉄欠乏性貧血の場合は、鉄分豊富な食事を心掛けて改善しましょう。

『貧血が遺伝するかは原因によります。鉄不足による後天性の貧血でしたら遺伝しませんが、再生不良性貧血に分類されるファンコニ貧血や遺伝性鉄芽球性貧血、遺伝性球状赤血球症のように先天性のものでしたら、遺伝する場合があります。また後天性の貧血でも、食生活によって、子どもも貧血になることがあります。(産科・婦人科医師)』

『貧血はあまり遺伝的な因子が指摘されることはありませんが、絶対にないとも言い切れません。また、母乳の産生は血液中の鉄も関与していますが、母体が貧血でも極端に母乳の質が悪くなることもありません。(看護師)』

『貧血の改善策は、食事から鉄分を摂ることです。授乳中は貧血になりやすいので、レバー・魚介類・肉類など動物性のヘム鉄、ほうれん草・小松菜・ひじき・大豆などに含まれる植物性の非ヘム鉄をバランス良く摂ってください。鉄分は身体に吸収されにくいので、ビタミンCと一緒に摂るようにしてください。(産科・婦人科医師)』

産後は貧血になりやすい。病院の薬や注射は問題なし


出産時は出血が多く、直後は貧血になりやすいようです。病院で処方された鉄剤などは赤ちゃんに影響しないため、授乳中でも服用出来ます。

『出産時に出血があるので、どうしても貧血傾向になります。トイレに行こうと立ち上がった時や、トイレの後に立ち上がると、産後の貧血によって起立性低血圧の状態になりやすいです。元々貧血があればそのような症状は出やすく、貧血がなくても産後には起こりやすいです。(看護師)』

『妊娠中の鉄剤の注射や内服による赤ちゃんへの影響は、特にないと言われています。しかし鉄剤を服用しながら鉄剤のサプリメントを併用する事は鉄剤の過剰摂取となり、悪影響があるかもしれません。(看護師)』

『授乳中に鉄剤を服用しても、病院からの処方でしたら問題ないでしょう。鉄不足で貧血の場合、栄養のある母乳が充分に作れませんので、貧血が酷い場合は薬も使用してください。(産科・婦人科医師)』

貧血は先天性のものと後天性のものとがあり、先天性は子どもに遺伝する場合があるようです。妊娠中の鉄剤などは、病院で処方された物なら問題ありません。鉄分豊富な食生活で改善しましょう。

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