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新日本プロレスと”一強状態”が続くオカダ・カズチカの2018年は?

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 「オレのプロレスで全員を満足させてやる。感動の雨、幸せの雨を降らせてやりますよ。そして新日本プロレスに金の雨を降らせる」

メーンエベントの勝者となったオカダ・カズチカのマイクアピールを聞いていたのは、広い東京ドームを埋めた3万4995人の大観衆。 2018年1月4日の新日本プロレス「WRESTLE KINGDOM 12」は大盛況のうちに幕を閉じ、最後までリングに立っていたのは、今年もオカダだった…。

オカダが持つIWGPヘビー級王座を賭けて闘った内藤哲也は、2年連続プロレス大賞(東京スポーツ新聞社制定)MVP。内藤がリーダーを努めるユニット<LOS INGOBERNABLES DE JAPON>(ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン)は、そのファッション性の高さからグッズが大人気となり、売上№1。この日の会場でも、内藤を支持する声の方が明らかに勝っていた。つまり、政権交代の機運が熟していたのだ。

試合はオカダと内藤が互いの得意技を出しあって一進一退。オカダのレインメーカーと内藤のデスティーノというフィニッシュホールドが決まるが、互いがカウント2で返しあうという究極の闘いとなった。だが…それでも最後は、旋回式ツームストーンドライバーからレインメーカーを突き刺して、オカダが歴代3位となる9度目の防衛に成功した。 内藤ファンは肩透かしを食らった気分だろうが、これで2018年の新日本プロレスが、またオカダを軸として動くことがハッキリした。

――明らかに昨年より観客が多かった今年の東京ドーム大会は、2000年以降では最高の動員数となり、昨年の新日本プロレスの売上は史上最高を記録した90年代に続いて、2番目の高さだったという。創業者・アントニオ猪木に振り回され、K-1などの格闘技人気に押されて業績が低迷。倒産寸前まで追い込まれていた新日本プロレスが、ここまで人気を回復したのは感慨深い。低迷期に体を張った棚橋弘至や中邑真輔の頑張り、新オーナーとなった<ブシロード>による先行投資、オカダの衝撃的凱旋帰国、内藤のブレイクなど、大勢の努力が復活劇を支えてきた。

だからこそ再びトップランナーとなったオカダには、勢いを維持したまま、さらなる高みに新日本プロレスを連れて行く義務がある。それにはオカダ勝利後に各所で囁かれる「もう挑戦者がいない」という声を吹き飛ばさなければ…。 ドーム翌日の後楽園ホール大会では、<ロス・インゴベルナブレス>のSANADAがオカダへの挑戦をぶち上げた。まずはSANADAを相手に防衛戦を行うと見られるが、さらに今後を考えてみたい。

<ライバル>

内藤やケニー・オメガ、棚橋ら。オカダと10年単位で大河ドラマ的に競っていく存在のレスラーたちだ。しかし破ったばかりだったり、他のタイトルを持っていたりで、頻繁に相手にはできない。WWE(米国の巨大プロレス団体)へと移籍した中邑真輔が再び新日本に登場したら絶大なインパクトだが、その予兆は無い。

<中堅>

昨年春の柴田勝頼、秋のEVIL、今回のSANADAら。まだトップへは距離があると思われる存在を、オカダが引っ張り上げるような防衛戦。団体として必要な作業だが、ドームを埋めるようなカードにはならない。

<新星>

オカダ自身がそうだったように、逸材を挑戦者に抜擢する。いまヤングライオン(若手勢)のなかで目立つ存在の北村克哉や岡倫之らの成長を待つわけだ。これも新日本の将来を考えれば必須だが、彼らがIWGPに挑戦するレベルに達するには5年はかかると思われる。

<外敵>

かつてのAJスタイルズや今回のクリス・ジェリコなど、海外の強豪を獲得できればいい。それが敵わない場合は国内からフリーの鈴木秀樹や石川修司、他団体から宮原健斗や中嶋勝彦を挑戦者に迎えることを検討してはどうか。かなり大きな話題になるだろうが、他団体との調整は常にモメる。

こうして見るとファンとしては新鮮な外敵との闘いを見てみたい。が、現実的には団体内の中堅を引き上げつつ、ライバルたちの中から来年のドームへのストーリーを紡いでいくと思われる。何にせよ「ドームを札止めにしてみせる」と覚悟を宣言したオカダだけに、任せて大丈夫だろう。

文・田中 寧

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