【試写室】「なるほど!ザ・ワールド―」大女優のおちゃめなリポートにほっこり

「成人の日」ですね。筆者としてはハタチの子たちからするとそろそろ“ダブルスコア”になってしまうので、もはや遠い昔話なのだが、期待に胸を膨らませる若者が、大人の仲間入りをする姿を見るのはいいもんですな。

それに伴って開催される「成人式」というのは地域によって開催する日も違えば、列席する人も、式のスタイルも、登壇者から話される内容も全く違うだろう。それはもちろん県民性もあるし、気候風土もあるし当然のこと。

日本国内のみで考えてもそんなふうに違いはあるのだから、世界に目を向ければ、国によって暮らしぶりも“常識”も全然違う。まさに自分たちの考えが「当たり前じゃねぇからな!」だ。

各局で放送されているドラマやバラエティー、アニメなどを事前に完成DVDを見て、独断と偏見とジョークに満ちたレビューで番組の魅力を紹介する、WEBサイト・ザテレビジョン流「試写室」。

今回は、日本人にとっては謎だらけの国を紹介する、1月8日(月・祝)夜9時から放送の「なるほど!ザ・ワールド~日本人がまだ知らない!ナゾだらけの国!スペシャル~」(フジテレビ系)を取り上げる。

MC・有吉弘行、進行・滝川クリステルのコンビとなって第4弾となる今回。「日本人がまだ知らない!ナゾだらけの国」の、知っていそうで意外と知らない「なるほど!」な素顔を黒木瞳、片平なぎさ、水野真紀の豪華女優陣がリポートする。

幸福度世界第3位の「アイスランド」を訪れたのは黒木。北極圏の真下に位置するアイスランドの大自然に大興奮する。さらに、アイスランドならではの絶景や、独自の文化が育まれたアイスランドの魅力を存分にリポート。

最近世界各国から注目され、日本人観光客が急増している「クロアチア」を訪問したのは、1980年代以来、今回約35年ぶりに「なるほど!ザ・ワールド」のリポーターを務めることになった片平だ。「おとぎの国」のような町並みなど、クロアチアの魅力を伝える。

カリブ海で最大の島「キューバ」を訪れたのは水野。2015年におよそ59年ぶりにアメリカとの国交が回復、日本人観光客も急激に増加した2018年注目度急上昇の国。

平均月収は約3000円ながら、街で出会う人たちは陽気で明るい。その幸せに暮らす秘密に水野が迫る。さらに、キューバが国際的に高い評価を得ているある技術や、社会主義国ならではの独自のシステムなど、さまざまな謎を解き明かす。

そしてスタジオでクイズに解答するのは、新ドラマ「FINAL CUT」チームの栗山千明、橋本環奈、升毅。13歳&78歳、65歳差の「年の差」チームとして芦田愛菜、加藤一二三

前回息がピッタリだった「芸人チーム」の前田敦子、ハライチ・澤部佑、平成ノブシコブシ・吉村崇。そして「女性キャスターチーム」小島奈津子、近藤サトというバラエティーに富んだメンバーになっている。

■ 独断と偏見のレビュー

まず黒木がリポートした、幸福度3位のアイスランドから。

アイスランドというと、世界の地理には疎かった筆者的には、失礼ながら人が住める場所なの? と学生時代思っていた。それこそ北極あたりにある寒い島国で、人はほとんど暮らせないようなイメージだったのだが、大人になるにつれて全然そんなことはないってことだけは知っていた。

それでも、その国の魅力については知る機会がなかったが、今回黒木のリポートで十分伝わってきた。

というか、“ロケ芸人”さんも真っ青な、天然&遊びのあるリポートを見せてくれた黒木先生。そこそこリポートをした後に、自分の顔を隠して私はだれ?ってクイズを出しちゃうあたり、まっことおちゃめだこと。

役もそうだが、何となくいつも凛としているようなイメージがあるだけに、少し怖い方なのかな?と勝手なイメージが先行しているようだが、おちゃめでキュートな魅力が全開だ。

さて、アイスランドはというと、仕事より家庭を大事にするお国柄だとか、医療・福祉関係が充実しているとか、外は寒いのかもしれないが、室内は意外と電力を使わずとも暖かいんだそう。しかも大自然ならではの絶景も楽しめる。

アイスランドは気温的には寒いだろうけど、現地の方々も含め、いろいろな意味であったかい国だな。

なかなか行けない土地だけに、こうやって番組で丁寧に紹介してくれるとありがたい。特にそろそろ、仕事より家庭を大事にするためにアイスランドに移住しようかな?と考えていた筆者としては、仕事と関係なくメモ帳がいっぱいになるくらいぎっしりメモしてしまった。

やっぱり娘や息子も反抗期になってきたことだし、心機一転でやり直すにはちょうどいい国かな。

妄想はさておき、黒木の入浴シーンもあるとかないとか。しかし今回の黒木のリポートっぷりを見てしまったら、この番組の放送後には放送作家やキャスティング担当が放っておかないだろう。そのうち「黒木瞳先生のやっぱりそうだったか!世界リポートクイズ」的な番組が始まっちゃうかも。

そして続いては、1980年代に同番組でリポーターをしていた女優・片平なぎさ。

黒木のおちゃめなリポートから一転、いきなり豪華クルーズ客船から色っぽい雰囲気で登場した片平。この船がまた美しく、そこから見える街並みも風情があっていい。

クロアチアのイメージは、何と言っても日本が初めてサッカー・ワールドカップ(1998年、フランス大会)に出場したとき、2試合目で当たって、日本人の夢を打ち砕いた国(いつまで言ってんだ)。

そんなクロアチアは、ヨーロッパ屈指の観光大国であり、人口の約3倍の観光客が訪れるんだとか。日本人観光客もここ10年で約5倍に増えているんだってのは驚いた。あまり「こないだクロアチアに行ってきてさ~」って話は聞いたことがないので…。まあ、そんな“リア充”は周りにいないだけかもしれないが。

そもそも、そんな話をする友人もいないけど…って毎回自分で書いていて切ないな。

そしてリポートを始めると、片平も陽気でおちゃめ! こちらの大女優もどこの乙女ですか!ってくらい楽しそうで、まさかのダッシュ、からの早々に息切れ…でも楽しそう。

とても葬儀社の女性社長で殺人事件に首を突っ込みがちな“2サスの女王”とは思えない弾けっぷりを見せてくれ、個人的には「魔女の宅急便」っぽい街並みを見かけて、見せてくれたあのキュートな姿は、忘れられない。

確かに片平も興奮しちゃうくらい、「ジブリ」作品とか映画のセットのような街並みが広がっていた。もしお金がたっぷりあって、自分で映画を撮る機会が与えられたならば、ここでロケをしてみたいなと思うほど。そんなこと、ありえへんけど。

その他で気になったのは、ポジティブな意味での“雰囲気イケメン”が多いなと。立ち居振る舞いがそれこそ映画俳優のような格好良さというか、着こなしも含め、必ずしもヨーロッパ系のダンディーさがあふれている、というわけではなく、みんな頑張れば身に着けられる格好良さというか。これは取材と称して行くしかないな。

はい、左遷させられますね。あとはあるシーンで片平が見せる“演技”が、さすがは大女優のそれ! それまでのリポートぶりを見ていたからか、あらためて女優としてのすごさを認識させられた。

■ そしてキューバ編!

月収約3000円(平均)で幸せに暮らす国という、キューバを訪れたのは水野真紀。キューバは2015年にアメリカと国交回復し、アメリカからの観光客も増え、日本からの観光客も3年で2倍増えたそう。

個人的にはキューバというと、野球が強い国という印象。オリンピックでの圧倒的な実績があったからか、何となく国際大会で次の対戦相手がキューバ、と聞くと「うわぁ…」と嫌なイメージしかなかった。

だが、最近では日本代表チームもかなり強くなったので、そういうイメージは減ってきたけども。

黒木、片平の後に見るとかなり落ち着いたイメージだった水野のリポート。そしてキューバの街並みは、カラフルな建物が多いという視覚的な印象が第一に入ってくる。やっぱり暑いと気分もカラフルになるのかな?と勝手に思っていたら…街の人の意見も当たらずも遠からず。

そして車もかわいらしい。いわゆる“クラシックカー”のタクシーがたくさん走っているが、その理由はシリアスで、聞くとちょっぴり切ないものだった。

でも、あのカラフルな車は一度乗ってみたい。自家用車のようにタクシーを使ってしまいがちな身としては、クラシックのオープンカーで取材先に移動とか憧れるなあ。って、日本では寒いだろうが…。

そんなキューバでは、いろいろな物の修理屋があるんだそう。壊れたらすぐに捨てて新しいものを買ったり、“断捨離”を誤認してまだ使える物でも何かと捨てたりするが美徳みたいに思いがちな人にも見習ってほしいくらい、物を大事にするのがキューバ人なんだとさ。

それが平均月収3000円でも暮らしていける理由の1つなのではないだろうか。

その他、初代“きれいなお姉さん”の衝撃的な姿や、ピッチリとした衣装のキューバ美女などが登場。日本とは全然違うので「こんなのあり得ないわ~」と思う日本人も多いだろうが、あちらからすれば「日本の生活はあり得ない」と思うんだろうなあ。

決してお金が全てではなく、物を大事にする姿勢や何事も楽しんで暮らすという性格的な面、いろいろ今の日本人が忘れている大事なことが分かったような気がする。これを見れば、登場する3カ国に行ってみたいのはもちろんだが、身近なところで生活の改善すべき点も考えさせられそう。

ってことで、そろそろ仕事仕事の日々に見切りをつけ、もちろん試写室も引退、この仕事を捨ててキューバに移住しようかな。

なるほど! こうやって日本人は何でもかんでも捨ててしまうんだな。(ザテレビジョン・文=人見知りシャイボーイ)

https://news.walkerplus.com/article/133355/

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