境界線、植栽、ペット…3大近隣トラブルから学ぶ近所付き合いのコツ

日刊Sumai

2018/1/3 21:30


HAKU / PIXTA(ピクスタ)
HAKU / PIXTA
一戸建てに住もうと考えた場合、注文住宅にしても建売住宅にしても、
まずはエリアを選ぶところからのスタートになるでしょう。
エリアを決めたら具体的な土地探しに入りますが、
広い土地をいくつかに区分けして販売する分譲地か、単独地かのどちらかを選ぶことになります。
単独地の場合は既存のコミュニティに入る必要があるので、
分譲地のほうが気持ちのうえではラクな面もありますが、それでも近隣トラブルの話はよく耳にします。
今回は、分譲地に約15年間住んでいた筆者が実際に見聞きした3大トラブルと、
上手な近所付き合いのコツについて書いていきます。

■1・きちんと区画されていてもやっぱり起きてしまう…境界トラブル
schedule / PIXTA(ピクスタ)
schedule / PIXTA
筆者が住んでいたのは、100区画以上の大きな分譲地。
当初は地元町内会に所属していましたが、戸数が多かったこともあり、
数年後には単独で町内会をつくることになりました。
公民館を建設したり(各戸一律の負担金がありました)、町内のルールを作ったり。
古い人間関係やしがらみが少ないなかで、
当初は「新しいものを自分たちでつくり出す」というイキイキとした空気が感じられました。
ただ、5~6年もすると、いろいろなトラブルを耳にするように。

■2・枝のはみ出し、落ち葉、虫…。最も多いのは植栽がらみのトラブル
HAKU / PIXTA(ピクスタ)
HAKU / PIXTA
たとえば、隣家との境界で起きるトラブルです。
多いのは、庭の木が育ってきて、隣にはみ出してしまっているというもの。
分譲地のもともとの土は養分が少なく、最初は成長もゆっくりですが、
年数が経つにしたがって想定以上に大きくなる場合があります。
枝のはみ出しだけでなく、秋には落ち葉、梅雨がなかなか明けなかった年には樹木に大量の虫がつき、
境界近くの植栽絡みで不快な思いをしている人は多かったです。
筆者の家の植栽も、隣との境界近くにありました。
枝葉がはみ出すようになってからは、年に何度かお隣に挨拶に行ってから敷地に入らせてもらい、
はみ出した部分の刈り込みや落ち葉の片づけをさせてもらっていました。
それでも行き届かないことのほうが多く、かなり迷惑していらしたと思います。
また、境界を巡る話で一番驚いたのは、
新しい家が建って見てみたら、屋根がわずかに隣にはみ出していたという話です。
施工ミスだと思いますが、はみ出した分は切り取ってもらったそうです…。

■3・ペットの“糞害”や鳴き声…。深刻なトラブルに発展することも
catswan / PIXTA(ピクスタ)
catswan / PIXTA
ある雨の降る夜、インターホンが鳴って出てみると、町内に住む男性が立っていました。
「うちの庭で悪さをする猫をやっと捕まえたのですが、お宅の猫ではないですか?」と聞かれました。
当時、確かに猫を飼っていましたが、外には一度も出したことがありませんでした。
完全室内飼いにしていたのは、まさに、こういったトラブルを起こしたくなかったからです。
分譲地は少し郊外にあるケースが多く、動物を飼う人は多いと思います。
いわゆる“糞害”と呼ばれるものは多くの町内で問題になっていますし、
鳴き声もどの程度許容できるかは人それぞれです。

■何かあったときに言い合える人間関係をつくっておくことが大切
gandhi / PIXTA(ピクスタ)
gandhi / PIXTA
敷地が接している家の方とは、無理して仲よくする必要はありませんが、
“お互い様の精神”のなかで、何か気がかりがなことがあったときには率直に言い合える関係にしておくことが大切だと思います。
挨拶をする機会があれば、「何かご迷惑をおかけしていないでしょうか?」と聞いてみるのもおすすめです。
程よい距離感のなかでの交流は、いろいろな場面で役立ちます。
近所に空き巣が入ったときはお隣と声をかけ合って防犯意識を高めましたし、
筆者の家の木に蜂が巣作りを始めていると教えてもらったこともありました。

いかがでしたか?
これらの話は、何も分譲地に限ったことではありません。
お互いに安心して快適に暮らせるように、近所の方とは程よいタッグを組めるとよいですね。
(written by いけだちよみ)

あなたにおすすめ

すべての人にインターネット
関連サービス