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TBS発売『陸王』シューズ、「走れない」のに6万円の微妙な理由…なぜナイキの2倍?

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 連続テレビドラマ『陸王』(TBS系)が24日、いよいよ最終回を迎える。今冬のドラマでは『ドクターX ~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)に次ぐ高視聴率を叩き出すなど人気を集めているが、その関連グッズでも異様な盛り上がりを見せている。

劇中に出てくるアトランティス社のランニングシューズ「RII」がTBSのオンラインショップ「TBS ishop」で発売された。だが、その価格にファンから悲鳴が上がっている。なんと、6万円(税別)という強気の価格設定なのだ。

竹内涼真が演じる期待のルーキー、茂木裕人が老舗足袋製造会社「こはぜ屋」から足袋型シューズ「陸王」の提供を受ける前に履いていたビビットピンクのシューズは、スタイリッシュなデザインで確かにカッコいい。美津濃(ミズノ)が製作を受け持ち、アトランティスの「A」と「RII」のマークを刺しゅうが入るなど、劇中のシューズを忠実に再現している。素材は駅伝のトップ選手が着用するシューズと同じものを使用するなど品質にもこだわっており、「軽さ」は“本物”に近いようだ。しかし、ミズノのランニングシューズとは「仕様」が異なるため、レースやトレーニングでの使用には適していないという。

スポーツブランドのランニングシューズは、1万~1万5000円が相場だ。現在、世界のマラソン界を席巻している最先端シューズである「ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%」ですら2万4000円(税別)ということを考えると、「RII」がかなり高額に感じるのは筆者だけではないだろう。

なぜこれほどまでに高額なのか、TBSに問い合わせたところ、「大量生産ではなく50足限定であること、ミズノの職人が一つひとつ手作業で刺繍を施すなど非常に手間がかかっているため」だと回答があった。

予約は先着順で12月25日12時までとしていたが、完全受注生産の限定50足は12日の発売から数日で「完売」となった。『陸王』人気に驚かされると同時に、どんな使い方をするのか気になるところだ。追加販売の予定がないか合わせてTBSに質問したところ、追加製造の予定はないが、キャンセルがあった場合には追加注文を受けるという。

ただ個人的には、これだけ高額なのだから、ちゃんとランニング仕様のシューズを販売してほしかった。そして、劇中に使用されている「こはぜ屋」の足袋型シューズも販売して、市民ランナーたちのリアルガチな戦いを見たかった。

実は『陸王』とミズノのコラボアイテムは、もうひとつある。劇中で茂木裕人が着用しているプラクティスシャツも、完全受注生産で販売されているのだ。右胸にはブランドロゴ、左胸に茂木が所属する企業名である「DAIWA ダイワ食品」の文字がプリントされている。その価格も8000円(税別)となかなか高額だ。こちらはデザイン的にさほど目を引くものではないせいか、まだ「完売」には至っていない。

ドラマ『陸王』の最終回は24日だが、TBSは元日のニューイヤー駅伝(全日本実業団駅伝)も放送するテレビ局だ。ドラマの最終回を1週間ほど延ばせば、両番組に好影響が出るのではと思うのは素人考えか。また、ニューイヤー駅伝のスタート・ゴール付近や各中継所などで特製Tシャツなどの『陸王』グッズを販売すれば、かなり儲かるのではないだろうか。
(文=酒井政人/スポーツライター)

●酒井政人
東京農業大学1年時に箱根駅伝10区出場。故障で競技の夢をあきらめ、大学卒業後からライター活動を開始。現在は「Tarzan」「月刊陸上競技」「東洋経済オンライン」などで、スポーツライターとして陸上競技・ランニングを中心に執筆中。有限責任事業組合ゴールデンシューズの代表、ランニングクラブ「Love Run Girls」のGMなども務めている。著書に『箱根駅伝 襷をつなぐドラマ』 (oneテーマ21) などがある。

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