ぼったくり横行の平昌冬季五輪、30年前のソウル五輪から変わらぬ韓国観光業界の“インモラル体質”

日刊サイゾー


 開幕まで60日を切った平昌(ピョンチャン)冬季五輪。国民の無関心やそれに伴うチケット販売の低迷などさまざまな問題を抱える中、今度は宿泊問題に注目が集まっている。

韓国メディア「中央日報」などによると、大会のクライアントや関係者のために宿泊施設2万1,200室を確保していた国際オリンピック委員会(IOC)が、そのうち5,500室をキャンセルしたという。

ここ最近、北朝鮮の弾道ミサイル発射などで朝鮮半島情勢が不安定となり、平昌五輪に参加する関係者数が減少したのが、キャンセルの理由。これにより空室となった5,500室は、一般客向けに再び予約を受け付けることになった。

そもそも、大会が行われる平昌や江陵、旌善一帯の宿泊施設はオリンピック特需を狙って宿泊料金を大幅に引き上げる“ぼったくり”が横行し、現在は全宿泊施設の予約率が30%にも満たない状況だという。中には1泊で7~9万円を要求するところや、空室があるにもかかわらず開催間近になってより高い料金を取るべく、あえて予約を受け付けないところもあるそうだ。

ところが、ぼったくりに対する非難の声が高まり、「平昌行きを諦めて宿泊もキャンセルした」という韓国人が急増。そこにIOCによる客室キャンセルも相まって、今度は「大量の空室発生」が懸念される状況に追い込まれた。

不親切、ぼったくり、不衛生の“3大悪”が問題といわれる韓国の観光業界。中でも、ぼったくりは以前から何度も指摘されてきた、悪しき文化と言っても過言ではない。

もっともよく聞くのは、繁忙期にホテルの予約が取れず民泊を訪ねたところ、ホテルより高い料金を要求されたという話だ。韓国人すら「思わぬぼったくりで、せっかくの旅行が台無し」というほどだったので、言葉が通じない外国人観光客がぼったくり被害に遭いやすいのは言うまでもないだろう。

大規模な国際的スポーツイベントだった1988年ソウル五輪や2002年FIFAワールドカップのときも、今ほどあからさまではないものの、ぼったくりが横行したと聞く。当時は大学の寮やお寺まで一般に開放するほど宿泊施設が不足していたのも事実。そして何より今よりも国民のモラルが低かった時代であったことから、十分あり得る話だ。

韓国当局は12月から宿泊施設のぼったくりに対する取り締まりを実施しているというが、すでに予約を取っている観戦客もいるだけに、対応が遅過ぎる気がしなくもない。

いずれにせよ、オリンピック開催中にぼったくり被害で不快な思いをする利用者がいなければいいのだが、はたして。
(文=S-KOREA編集部)

●参考記事
・観戦に行く人必見!! 平昌の宿泊事情【平昌五輪ガイド⑤】
http://s-korea.jp/archives/23369?zo=1

・平昌五輪の開会式会場で観客が「寒さで救急車」のハプニング。本番は大丈夫か
http://s-korea.jp/archives/23271?zo=1

当記事は日刊サイゾーの提供記事です。

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