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『流山ブルーバード』開幕!賀来賢人「芝居をするのが恥ずかしかった」理由とは?

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2017年12月8日(金)に東京・本多劇場にて、賀来賢人が主演する舞台『流山ブルーバード』が開幕した。本作は、劇団「THE SHAMPOO HAT」の赤堀雅秋による書き下ろし最新作。千葉県流山市という、東京にほど近い地方都市を舞台に、半径3キロ圏内でくすぶっている4人の若者と、彼らを取り巻くろくでもない大人たちの青春群像劇を描いている。初日前日にはフォトコールと囲み会見が行われ、賀来のほか、太賀、柄本時生、若葉竜也、皆川猿時が登壇した。

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公開されたのは、流山のスナック店内、流山のファミレス、満(賀来)の自宅ダイニングでの場面。スナックでは、兄・国男(皆川)と共に鮮魚店を営む満、土木関係で働く足立(太賀)、役者志望で東京在住の古川(若葉)がカラオケに興じている。そこへスナックのママ(宮下今日子)の夫・幹夫(赤堀雅秋)が酒が入った状態で帰ってきた。最近流山市で起きている連続殺人事件の話題になると、幹夫は「俺、犯人知ってるよ・・・お前だろ!」と満を指さし、場の空気が微妙な感じに・・・。

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一方、無職の伊藤(柄本)はゲームセンターで出会ったばかりの野宮(駒木根隆介)と深夜のファミレスで相席し、野宮がゲームセンターについて自論を熱く語る中、他の席にいたカップルに突然キレて、喧嘩を売りに行く。常識ではまず考えられない伊藤の言動を見た野宮が、それまでとは打って変わって引き気味になってしまう様子には思わず笑ってしまった。

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場面はさらに変わり、満の自宅へ。寝付けない古川がダイニングで『三人姉妹』の台本をさらっていると、国男が夜更けに魚の仕入れに出かけようとしている。二人がダイニングからいなくなった後、満が一人姿を現し、電話をし始める。相手は、足立の妻・美咲(小野ゆり子)。実は二人は不倫関係にあるのだが、以前、足立家に届いた謎の脅迫状を満は「足立本人の仕業では?」と疑っている。「この際だから・・・」と、美咲に駆け落ちを持ちかける満。「この街から出たいんだ」という満の言葉が、未来を見失っている若者の本音を代弁しているようだった。

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どこにでもありそうな場面と、どこにでもいそうな若者たちの日常の一コマを切り出したような画面が続く。誰もが自然すぎるせいか、芝居であることをたびたび忘れそうになる。何気ない仕草や話し方、動き方を一つ一つ丁寧に演出する赤堀の力と、それを具現化する役者たちの力のバランスが取れているからこそ、この戯曲の魅力が最大限に引き出されているのではないだろうか。

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フォトコール後に行われた囲み会見で、賀来は「稽古でやれることはやりましたので、いいチームワークで本番もやっていけると思います」と自然体で語った。太賀も「自信を持って本番に臨みたいです」と続け、柄本は「知り合いばかりなので、楽しい現場でしたね。本番も楽しくできればいいなあ」とリラックスムード。若葉は「最善のものを本番でお見せできるようにしたいです」と意気込み、最後に4人より年長の皆川が「品のいい若者たちに囲まれて、少しだけ若返りました」と照れたようにコメントすると、4人はたまらず噴き出していた。

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本作は、賀来がもともとプライベートで仲の良かった太賀と「一緒に芝居をやりたい」と思っていたところから始まったという。「プロデューサーに話をしたら(上演企画を)作ってくれました。言ってみるもんですね」と笑う賀来。太賀も「やりたい人と仕事ができるのって嬉しいですよ」と笑顔を見せた。

この二人だけではなく、他のメンバーもそれぞれに古くから付き合いがあり、賀来が「俺と(柄本)時生は10年来の付き合いなんです」と言い出すと、柄本も「俺と若葉は知り合って14年だっけ?」、再び賀来が「若葉と太賀も10年くらいの付き合いだよね?」と話を続けた。そんな親しい間柄の仲間と芝居をする心境について、賀来が「恥ずかしいですよ。稽古の最初の頃は時生の顔を見た瞬間、笑っちゃいましたから」と明かすと、その言葉を聞いた柄本は逆に「俺は(賀来は)『いい顔しているなー』って思って見ていたよ」と返し、賀来が「うるさいよ(笑)!」と照れる一幕も。

長い付き合いだけに、昔のこともお互い知り尽くしているようで“クズ”のような青年たちの群像劇を描く本作に絡めて「この中で一番のクズは誰?」という質問が飛ぶと、柄本がしれっと「10代の頃はこの人がクズだった・・・という噂があるんです」と若葉を指差した。すると、動揺を隠し切れない若葉は「まあ・・・人並みに荒れていたというか・・・ワルだったというか・・・」と苦笑いしながら、素直に認めていた。

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そんな若者たちのやり取りを、あたたかい眼差しで見ていた皆川は「俺の子どもでもおかしくないわけだしね。それでいて皆、芝居も上手だし、自分もしっかりしなきゃって思いますね」とあたかも親のような発言をし、また笑いを誘った。

最後に賀来が作品の見どころとして「クズでダメな人たちの日常をのぞき見しているような感覚は、どの世代の人でも楽しんでいただけると思います」とアピールしていた。

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M&Oplaysプロデュース『流山ブルーバード』は、12月27日(水)まで東京・本多劇場にて上演。その後、島根、大阪、広島、静岡、東京(大田区)を巡演する。日程の詳細は以下のとおり。

【東京公演】2017年12月8日(金)~12月27日(水) 本多劇場
【島根公演】2018年1月11日(木) 島根県民会館 大ホール
【大阪公演】2018年1月13日(土)・1月14日(日) サンケイホールブリーゼ 
【広島公演】2018年1月16日(火) JMSアステールプラザ 大ホール
【静岡公演】2018年1月18日(木) 浜松市浜北文化センター 大ホール
【大田区(東京)公演】2018年1月20日(土)・1月21日(日) 大田区民プラザ 大ホール

(取材・文・撮影/エンタステージ編集部)


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