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渡辺満里奈「おニャン子時代は、夢の中にいるみたいでした」

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 おニャン子クラブの会員番号36番としてデビューしてから30年。おニャン子解散後も、女優、そして司会者へと見事な転身を遂げ、今も絶大な人気を誇る彼女に、アイドル時代の秘話から、夫であるお笑いタレント・名倉潤との夫婦仲まで、たっぷり聞いてきました!

■デビュー30周年記念でアルバムを!――まずはデビュー30周年おめでとうございます。その30周年記念でアルバムを出されたと伺いました。

渡辺 ありがとうございます。やはり節目なので、記念になることをやろうということになり、30年なので、自分で30曲を選曲してアルバムにまとめたんです。

――選曲の基準は?

渡辺 純粋に大好きで、今でも口ずさんだりする曲を中心に選びました。

●元ピチカート・ファイヴ小西康陽のイベントで26年ぶりにステージ――9月には26年ぶりにステージで歌を披露されたのが話題となりましたね。

渡辺 元ピチカート・ファイヴの小西康陽さんが出されたアルバムに私の曲を入れてくださったご縁で、小西さんのイベントに出させてもらったんです。

――久しぶりのステージは、いかがでしたか?

渡辺 緊張しましたね~。しらけちゃったらどうしようって、ステージに上がる直前まで不安でした。ところが、会場の雰囲気がすっごく温かくて、歌い始めたら緊張感も吹き飛びました。昔からのファンの方が昔ながらの声援をかけてくださって、すごく楽しくてちょっと気持ちいいなって。やって良かったなって思いましたね(笑)。

――それはまた、心に残る30周年になりましたね。

渡辺 そうですね……でも実は私、今年で31年目なんですよ。何かとモタモタしていたら、30年目が過ぎちゃって……(笑)。

■「ミス・セブンティーンコンテスト」にお姉さんが応募――お忙しいですもんね。その31年前のデビューは、80年代を代表する女性アイドルグループ「おニャン子クラブ」ですよね。

渡辺 はい。でも、いきなり「おニャン子」ではなくて、中2のとき、姉が私のことを「ミス・セブンティーンコンテスト」に応募したのがきっかけなんです。

――お姉さんが!?

渡辺 高校生だった姉が、友達と自分たちで応募しようと盛り上がっていたみたいなんですが、結局、自分たちは応募せずに、私の写真を送ることになって……。家の前でポラロイド写真を撮ったのを覚えています。

――ご自身では、応募されるつもりはなかった?

●アイドルになれるとは思わず…渡辺 歌番組は大好きでよく見ていましたし、アイドルの歌マネとかは家でよくやっていましたけど、実際にアイドルになろうとも、なれるとも思っていませんでした。“ノリで写真撮ったら、本当に送っちゃったんだ!”って感じでしたね。

――それで、結果は?

渡辺 1次と2次は通過したんですが、3次審査の歌で落ちちゃったんです(笑)。

――え~、歌で!?

●バラエティ番組『夕やけニャンニャン』のオーディションに渡辺 でも、そのコンテストを主催していたレコード会社の方にスカウトされて、そこの養成部に入ってレッスンを受けることになったんです。それで、通い始めて半年くらいたったときに、バラエティ番組『夕やけニャンニャン』のオーディションのコーナーに出てみないかという話になって……。

――そこで見事に合格して「おニャン子入り」したわけですが、デビューが決まって、周囲の反応は?

渡辺 変わりましたね~。私、中学生のときに転校したんですけど、転校先ではあまり打ち解けられなくて、そのことを誰にも話してなかったんです。でもテレビに出たとたん、電話番号教えてとか、寄せ書きを書いてとか……。告白してきた男の子もいました(笑)。

■「おニャン子」は恋愛禁止だったけど――それは、だいぶ変わりましたね(笑)。おニャン子でデビューしたのが高校に入学した4月からですが、番組は夕方からの生放送ですし、学校との両立は大変だったんじゃないですか?

渡辺 学業優先というのがグループのルールでしたから、試験前になると、番組のスタッフの方が勉強を教えてくれる時間を設けてくれましたね。テレビ局の方って、皆さん高学歴だから、教えるのもうまいし。

――補習授業だ(笑)。第二の学校って感じですね。ちなみに高校生といえば、恋愛したい年頃ですが、「おニャン子」は恋愛って、どうだったんですか?

渡辺 当時もやはり、恋愛は禁止でしたね。

――ちなみに皆さん、ちゃんと守っていたんですかね。

渡辺 どうなんでしょう(笑)。まあ、男の子に一番興味がある時期に恋愛禁止って言われても、自制できるかといったら、正直難しいじゃないですか。もっとも私は女子高だったから、周りに男の子がいなくて、その頃はいませんでしたが、共学の人たちは、どうだったのかなぁ……(笑)。

■日本武道館の握手会に1万人!――そんなおニャン子も、渡辺さんが加入してから1年半後の1987年9月に解散。おニャン子時代を振り返って、いかがでした?

渡辺 なんだか濃すぎて、立ち止まって考える間もなかったですね。感覚的にはすごく楽しかったんですけど、なんか夢の中にいるみたいな感じでした。

――一番の思い出は?

渡辺 最初のコンサートツアーかな。舞台に登壇したら、声援がドワ~ッと地響きみたいになって、もうその瞬間に感動して体が震えて涙が出てきちゃったんです。それと、デビューから半年後にソロデビューしたんですけど、そのときに日本武道館でやった握手会イベントですね。そのときも震えて泣きました(笑)。

――握手会を武道館で!? 何人ぐらいのファンの方が集まったんですか。

渡辺 1万人ぐらい……だったかな?

――サラッと言いますが、すごすぎますよ(笑)。

渡辺 そういうことも含めて、夢の中にいるような不思議な時間でしたね。

■MCでタモリビートたけし、みのもんたと共演――その後、今日まで芸能界でお仕事を続けられてきたわけですが、解散時に、進路で悩んだりしました?

渡辺 解散前から、卒業する人もいたし、いつかそういうときが来るんだろうなって気持ちはありました。でも私自身、芸能活動は好きだったし、楽しいことだったので、続けていこうかなと思っていたんです。

――でも当時、まだ高校2年生でしたよね。

渡辺 はい。だから正直、大学に行きたいなって考えたりもして、マネージャーやレコード会社の人に相談したこともありました。そうしたら、学業と仕事の両立は難しい……みたいなことを言われて……。そのときに初めて、芸能活動とはそういうものなんだと改めて感じました。それまでは、学業優先と言われて、すごく皆に守られていたんですけど、覚悟を決めてやらなきゃいけないんだなと。

――いざ第2のスタートをしてみて、いかがでした?

渡辺 解散して4~5年目でMCの仕事をするようになったときが不安でしたね。それまでは持ち上げられる立場で、“自分さえ楽しければいい”みたいに思っていた私が、人から話を引き出すことができるのだろうかと。でも、先々のことを考えたら、挑戦してみたほうがいいと思って……あのときが人生の岐路でしたね。

――実際にMCのお仕事で共演された方は、タモリさん、ビートたけしさん、みのもんたさん……と、ビッグな方ばかりですね!

渡辺 皆さん、偉ぶらないし、すごくフラットで優しくて。何より、人にプレッシャーを与えることなく、自身が楽しんでやってらっしゃって。そうすれば、その楽しさが自然と人に伝わっていくんだなってことを学ばせてもらいました。

■ネプチューン名倉潤との結婚生活は!?――大御所と共演される中、お笑いトリオ『ネプチューン』さんとも共演されて、それをきっかけに名倉潤さんと2005年に結婚!

渡辺 それまでは同世代の方とお仕事をする機会がほとんどなくて、ネプチューンさんとが初めてだったんですよ。3人の中でもツッコミ役の夫には、ちょっ怖いイメージがあったんですが(笑)、実際に会ってみたら、すごくフレンドリーで、誰に対しても態度は変わらないし。よく気がつくし、優しくて、ちょっとカッコイイなって……。夫も気づいていたとは思うんですけどね。私、気持ちが顔や態度に出ちゃうタイプなので(笑)。

――名倉さんは、家ではどんな感じのご主人ですか?

渡辺 結婚当初から、自分はいつどこで何をしているのが分からない時間が絶対にないようにする“ガラス張り宣言”をしてくれて(笑)、絶対に私を不安にさせないって言ってくれています。2人の子どもたちにも愛情表現を惜しまないし。たぶん、毎日を一生懸命に生きている人なんだと思います。

――そういう人って、なかなかいませんよ。

渡辺 珍しいタイプだと、私も思います。もうちょっと飲みに行ってもいいのにって思うくらいですけど(笑)、なんかね、家に帰ってきたいみたい。夕飯を家族で一緒に食べるときが一番幸せだって言ってます。

■健康で楽しく50歳を迎えられれば――お幸せそうですね。ごちそうさまです。では、最後に今後の抱負を聞かせてください。たとえば、今回のアルバムを機に、歌手に再挑戦とかは?

渡辺 う~ん、どうなんでしょうね。まぁ、お仕事も含めて当面の目標は、健康で楽しく50歳を迎えられればなってことです(笑)。

終始、笑顔で語ってくれた渡辺さんからは、公私ともに恵まれた充実感が伝わってきました。ますますのご活躍を期待しています!

渡辺満里奈(わたなべ・まりな)

1970年11月18日、東京都生まれ。B型。1986年3月にバラエティ番組『夕やけニャンニャン』(フジテレビ系)から誕生したアイドルグループ「おニャン子クラブ」のメンバー(会員番号36)としてデビューし、同年10月に『深呼吸して』で、歌手としてソロデビューを果たす。おニャン子解散後も、多くのバラエティ番組などで活躍。現在は『健康カプセル!ゲンキの時間』(TBS系)と『趣味の園芸 やさいの時間』(NHK)のレギュラー番組を持つ。公式ブログhttps://lineblog.me/watanabemarina/


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