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「イリオモテヤマネコ とびだし注意」道路標識 世界遺産候補の西表島ってどんなとこ?

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特別で貴重な生態系と生物多様性から、世界自然遺産の登録候補地に選定された西表島。世界的なエコツーリズムの盛り上がりなども相まって、島の約90パーセントが国定公園という緑濃い秘境、西表島はますます注目を集めそうだ。

東京から約2000km そこは亜熱帯雨林の森が広がるジャングルだった


東京から約2000km離れた離島、沖縄県 西表島は八重山諸島の1つで、沖縄本島に次いで2番目に大きな島だ。2000kmというとピンとこないかもしれないが、北海道から九州までがすっぽりと入るくらいの距離というからかなり遠方にあることがわかる。

八重山諸島の中心、石垣島は気候的に言えば亜熱帯だが、わずか数十km離れた西表島は熱帯雨林気候に属する。それだけ雨が多く、ジャングルに囲まれた秘境ということ。島の80%以上が熱帯のジャングルで水も豊富なため、多種多様な生き物が生息するゆりかごになっている。現在、沖縄本島北部のやんばるの森などとともにユネスコ世界自然遺産への登録へ向けて準備が進められていることから、世界中から注目が集まっている。

島の人たちに守り愛される、イリオモテヤマネコ
1960年代に発見され、世界中を驚かせたイリオモテヤマネコ。西表島だけに生息する哺乳類で、島のシンボルだ。世界的にも最も狭いエリアに暮らす野生のヤマネコと言われ、その祖先は200万年前に大陸を渡ってきたベンガルヤマネコだという。幾度もの自然環境の変化を乗り越えひっそりと命をつないできた。それもエサとなる小動物が豊富な、西表島の自然があってからこその奇跡だろう。

島の人々は、“発見”される前からイリオモテヤマネコの存在を知り、ともに生きてきた。今も昔も大切な隣人なのだ。事実、新種として“発見”されたのをきっかけに、島では発見エリア周辺での道路開発の中止を英断。便利さより命を守ることを選んだのだ。



それでも自動車事故(ロードキル)や外来種からの被害は食い止めきれず、現在の生息数は約100頭ほど。絶滅の危機にある。わずか2300人ほどの島民は、イリオモテヤマネコを守ろうと涙ぐましい努力を続けている。“イリオモテヤマネコ とびだし注意”の道路標識を立てたり、目撃情報があった辺りには移動式の看板を置くなどして注意を喚起している。とはいえ、看板はどこかユーモラスで、真剣な取り組みながら見ると不思議とほっこりした気持ちになる。南国ならではのゆるやかな空気感のなせる技だろう。

固有種や希少種がいっぱい。リアルな生き物図鑑
西表島にはイリオモテヤマネコをはじめ、ボクシング世界チャンピオン・具志堅用高氏のニックネームでも知られるカンムリワシ、ころんと丸いフォルムが愛らしいヤエヤマセマルハコガメなどなど……希少種や固有種が多数生息。日本最大のマングローブ林が広がり、ヤエヤマヒルギの大群落は小さな生命を守っている。

また、石垣島と西表島の間には石西焦湖と呼ばれる日本最大のサンゴ礁がある。海の生き物の絶好の棲家となり、南国の美しい魚類を求める世界中のダイバーたちを惹きつけている。

地球規模で自然環境が激変する今、西表島に限らず希少種や固有種を守ろうとする機運は高まるばかり。保護活動家でナショナル ジオグラフィックの写真家のジョエル・サートレイ(米国ネブラスカ州在住)も、絶滅から動物を守ろうと声を挙げた一人だ。

彼は、世界中の動物園や保護施設で飼育される約12,000種の動物たちを記録するプロジェクト“フォト・アーク”を立ち上げ、絶滅の危機に瀕(ひん)する動物たちに関心を持ってもらおうというのがその狙い。まるで人間のように表情豊かなで、どこかユニークな動物たちの記録は、親しみながら動物との共存や自然環境について考えるきっかけを与えてくれるだろう。

Writer:橘川有子

提供元:ヨムミル!ONLINE

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