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年末年始はバイクで阿蘇を走って、熊本を応援しよう

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多彩な魅力。九州で行き先に迷ったら阿蘇を目指せ

九州のツーリングハイライトといえば阿蘇エリアだ。カルデラが織りなす景観とバラエティに富んだ道路の走り応えは国内でも屈指。とはいえ、熊本と言えば、2016年の熊本地震が記憶に新しい。「きちんと通行できるの?」と不安なライダーもいることだろう。

だが、そんな心配は無用。復興は順調に進んでおり、寸断されていたルートが着々と開通している。年末年始にツーリングを予定している人は、阿蘇に向かってみてはいかがだろう。そう、阿蘇を、熊本を、みんなで走って応援しよう!

九州の中央付近に位置。阿蘇は各方面からのアクセスも良好

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熊本県の北東部に位置する阿蘇山とその周辺は、まさにツーリング天国。噴火によって生まれた南北約25km、東西約18kmに達する巨大なカルデラを誇る阿蘇山は、火口原を見下ろす外輪山や、大草原といった雄大な光景を生み出している。

直線からワインディングまで道の宝庫でもあり、「やまなみハイウェイ」「ミルクロード」「阿蘇パノラマライン」というメジャーな道路に加え、周囲にも無数のルートが広がっている。また、ルートの途中に多くの温泉街や施設が存在するのもポイント。これらの好条件がいくつも積み重なり、阿蘇エリアは多くのライダーを惹きつけている。

復興のシンボル「長陽大橋」が開通! 南阿蘇へのアクセスが約半分に短縮

阿蘇大橋の崩落によって、今まではミルクロードか俵山トンネルルートを使う必要があったが、阿蘇大橋の南側に位置する「長陽大橋」が、2017年8月27日に開通。長陽大橋は、まさに復興のシンボルと言えるだろう。さらに、通行止めとなっていた阿蘇登山道の県道阿蘇吉田線(111号)・南阿蘇側ルートも2017年10月4日に開通。阿蘇山上を通って南阿蘇村と阿蘇市を結ぶ観光ルートが復旧し、所要時間が約半分に改善された。

まだ復旧は途上の段階ではあるが、まずは一安心。遠慮することなくライダーが阿蘇を走ることが活気を与え、一段と復興は加速する。阿蘇でのツーリングを心ゆくまで満喫して欲しい。今回は、『BikeJIN/培倶人 2017年11月号』で90ページに渡り特集された『行こうぜ! 九州』の中から、この冬におすすめしたい3つの阿蘇絶景ロードを紹介したい。

1)阿蘇の力強さと美しさをもっとも肌で感じられる道「阿蘇パノラマライン」

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阿蘇カルデラの中央に位置し、いわゆる阿蘇山の中核を成す阿蘇五岳。この中心にアプローチできる道が阿蘇パノラマラインだ。このルートは、北側から延びる県道111号阿蘇吉田線(坊中線)、同じく県道111号ながら阿蘇山の南側からアプローチする南阿蘇側ルート、そして西側からの県道298号阿蘇公園下野線という、3本の道で構成される阿蘇登山道路となっていて、本来は中岳火口に至る阿蘇山公園道路につながっていた。

しかし、熊本地震の影響により、一時は全区間が通行止めとなり2016年9月からは北側からの坊中線のみが走れるという状態が続いていた。とはいえこの北側ルートは、阿蘇五岳の雄姿を眺めながら牧草地を抜け、草千里ヶ浜を通り、米塚の近くを走ることから、阿蘇パノラマラインの魅力を凝縮したダイジェスト版と言っても過言ではない。

そんな本来の阿蘇パノラマラインが、少しずつ取り戻されようとしている。2017年10月4日に南阿蘇側ルートが復旧し、北側ルートで実施されていた夜間通行止めも解除となった。さらに2017年度中には西側ルートも復旧される見通しとなっている。

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ハイライトとなる草千里ヶ浜には、阿蘇の地形や地質、動植物などについて展示を実施している阿蘇火山博物館や、これと併設された複数の休憩施設がある。

【DATA】
●阿蘇パノラマライン
区間距離:約37km
通行料金:なし
冬季閉鎖:なし
問合せ:阿蘇市観光協会(http://www.asocity-kanko.jp/
電話:0967-34-1600

2)カルデラの縁を走る圧倒的スケール「ミルクロード」

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ミルクロードとは北外輪山をつなぐ複数の道の総称で、西は県道339号を起点に、12号を経て45号(菊池阿蘇スカイライン)、一部やまなみハイウェイを通って分岐し、国道57号にぶつかるまでの経路を指す。なお、西の菊池市を結ぶ県道45号線(菊池阿蘇スカイライン)は県道12号と合流しており、一部ミルクロードと重なっている。

そんなミルクロードの魅力は、何と言っても牧草地帯を駆け抜ける開放感と、カルデラが造り出す起伏に富んだ雄大な光景に尽きる。ハイライトは、県道12号沿いにある大観峰。標高936m、阿蘇北外輪山の最高峰に位置する天然の展望台で、最も有名なビューポイントの一つだ。

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大観峰では、切り立った急斜面から阿蘇五岳と阿蘇の町並みを見渡し、カルデラが盆地であることを体感できる。ここから眺める阿蘇五岳は、お釈迦様が寝ている姿、つまり涅槃像に似ているため阿蘇涅槃像とも呼ばれる。さらに北東に目を向ければ、遠く大分のくじゅう連山まで見通す。「360度の大パノラマ」とは、まさに大観峰を指す言葉だ。

【DATA】
●ミルクロード
区間距離:約46km
通行料金:なし
冬季閉鎖:なし
問合せ:阿蘇市観光協会(http://www.asocity-kanko.jp/
電話:0967-34-1600

3)偉大なる王者が愛するルート「ケニーロード」

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70~80年代に大活躍した米国のロードレースライダー・ケニー・ロバーツの名を冠した道路が「ケニーロード」だ。実は彼の奥様は日本人で実家は熊本にある。そして、そんな熊本の環境を気に入ったケニーは、2009年から「KRラリーinジャパン」というプライベートツーリングを実施。毎年秋になるとアメリカから友達を連れて来日し、阿蘇周辺でのツーリングを楽しんでいるのだ。

そのルートの中でとくにお気に入りなのが、グリーンロード南阿蘇の愛称を持つ阿蘇南部広域農道。益城と南阿蘇をつなぎ、南側の阿蘇外輪山を走る約25kmのワインディングロードだ。このうち東端から西側の西村牧場先まで約17kmの区間が、南阿蘇村と西原村の正式許可を受けて、2015年10月からケニーロードと呼ばれている。

地蔵峠付近を頂点に、牧場の中や樹林帯、草原などを走るルートは、ワインディングロードとしても秀逸だが景色も素晴らしい。西から東へ走れば、終盤の約5kmは阿蘇五岳を遠望しながら草原地帯を駆け抜けられるのだ。

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東側の県道39号からケニーロードに入って2kmほど進んだ右手にある展望所からは、阿蘇五岳とカルデラの田園風景がとくに美しく眺められる。ケニーロードの記念看板も立ち、記念撮影スポットとしても人気。

【DATA】
●ケニーロード(グリーンロード南阿蘇)
区間距離:約17km
通行料金:なし
冬季閉鎖:なし
問合せ:南阿蘇村商工観光課(http://www.vill.minamiaso.lg.jp/
電話:0967-67-1111

いずれの絶景ロードとも冬季閉鎖はない予定だが、気象情報をチェックして無理のないツーリング計画を立てよう。ちなみに「やまなみハイウェイ」も冬季閉鎖はなく絶景ロードとしておすすめだが、こちらはまた別の機会に紹介したい。

(出典:『BikeJIN/培倶人 2017年11月号 Vol.177[付録あり]』)

(Y)

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