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元女囚が語る「男と女のシャブ事情」――“超大物アーティストX”は、もうやってないのでは?

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 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

■「逮捕(パク)られた時」がやめる時

「瑠美さん、また『大物X、シャブで逮捕へ!?』の記事が出てますけど、どう思います?」

編集者さんから聞かれました。

「どうって……。そんなもん、わかりませんよ。私は警察やないんやから」
「そりゃそうですね」
「でも、あんまり有名になってしまうと、クスリもやりづらいですよね。Xさんは、もうやめてはるのとちがいますかね」
「そういうもんなんですか?」
「シャブの売人の中には、芸能人専門みたいな口の堅い人とかもいてるんですが、そうはいっても、やっぱりどっかから漏れますからね。『そういえばヘンな汗かいてた』とか『走ってもないのにハアハア言ってた』とか、ウワサも広まるし」
「そういうウワサは前からある人ですよね、大物X……」
「それはわからんけど(笑)、普通は『逮捕(パク)られた時が(シャブを)やめる時』っていいます。拘留されたら、クスリは使えませんからね。でも、パクられたら失うものは大きすぎますから、そう考えられるうちは、やめられるんとちがうかな」
「なるほど。清原(和博)とかのりピー(酒井法子)は、たくさんのものを失いましたからね」
「そうそう。『そうなる前にやめとこ』って、思えればいいんですよ。まあ私もなかなかそうは思えなかったから、12年もムショに行くことになるんですけどね(笑)」

しょうもない自虐オチがつきましたが、12年のムショ生活で、心はめっちゃ強くなりました。自分も含めてですが、ヘンな人が多すぎるんですよ。今、私が経営しているラウンジも、世間を知らない女の子が多くてタイヘンといえばタイヘンですが、ムショに比べたらラクなもんです。

ちなみに女性の懲役(受刑者)の数は男の約1割(※『犯罪白書』)だそうですが、女の子の犯罪の大半は「男がらみ」です。これまた私もそうでしたが、「シャブデビュー」は付き合っている男から打たれるのがほとんどですし、子どもの虐待なんかも「交際相手の男といたいから、子どもが邪魔になった」とかの理由です。DVの果てに、思い余って夫や交際相手を殺してしまうことだってありますよね。「みんな男が悪い!」と言うたら、言い過ぎでしょうか? でもそんな感じ。

では、男はどうでしょう?

大物Xさんや清原さんは、交際相手の女からシャブを打たれてハマったのでしょうか? 違いますよね、きっと。男の場合、シャブは自分からいってると思います。理由は、寂しさだったり、好奇心だったりでしょうが、それをカノジョにまで使おうとするのが男なのです(笑)。そういえば、清水アキラさんの息子も、相手の女の子に使おうとしてパクられてました。

犯罪からも男女の違いがわかるって、おもろいですよね。これもムショで学んだことですが、もう目いっぱい勉強させてもろたんで、戻りたないです。

中野瑠美(なかの・るみ)
1972年大阪・堺市生まれ。特技は料理。趣味はジェットスキーとゴルフ。『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)や『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)などへの出演でも注目を集める。経営するラウンジ「祭(まつり)

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