最新ニュース、芸能、ネットの話題をまとめ読み

 

『コウノドリ』“萌え双子”綾野剛と星野源が「ザ・たっち」になっちゃった!?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 周産期医療センター(出産の前後を通し、産科と新生児科で連携した医療体制のとれる病院)を舞台に、医師や妊婦の喜びと悲しみ、生命の誕生の素晴らしさや難しさを描く医療ヒューマンドラマ『コウノドリ』(TBS系)。いつも明るいムードメーカーの助産師・小松(吉田羊)を病魔が襲った第7話は視聴率11.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、やや上昇。どんな話だったのか振り返りましょう。

■卵巣がんになる可能性

小松が倒れた。本人いわく、実は子宮筋腫を抱えていたらしい。

子宮筋腫とは、子宮に良性の腫瘍ができる病気で、良性ということもあり忙しさにかまけ放っておいてしまったとのこと。だが、鴻鳥(綾野剛)らがちゃんと検査を受けさせたところ、それは子宮筋腫ではなく「子宮腺筋症」そして「卵巣チョコレート嚢胞」であることが発覚する。

鴻鳥いわく「こんな状態で仕事をしてたなんて……」と言うほどの状態で、四宮(星野源)も「(子宮)全摘をすすめるのが本人のため」としている。

子宮腺筋症にかかると月経が増えて貧血が多くなり、卵巣チョコレート嚢胞も腰や下腹部回りの痛みが悪化するだけでなく、卵巣がんに発展する恐れがあり、どちらも無視できない病気だ。

鴻鳥は小松に、子宮が10センチ大を超えており、このままだと今後、貧血が進むこと、そして卵巣がんになる可能性があることを正式に告げる。

小松も、子宮や卵巣を摘出しないとがんのリスクがなくならないことは重々わかっているが、どうしたらいいかわからないようで、あげく「でも私から子宮がなくなっても、世界が平和ならそれでいっか(笑)」とおちゃらけてみせる。

小松が気まずそうなのは、「医者の不養生」状態だからということもあるだろうが、それ以上に自分が心配されることが恥ずかしくて仕方のない性格なのだろう。

■新天地での下屋と倉崎

一方、自分を向上させるため自ら救命科に転科を志願した下屋(松岡茉優)は、慣れない救命現場で苦戦。産科を小馬鹿にする態度でおなじみの救命科部長・仙道(古舘寛治)に「どうせ妊婦のライン(点滴できる血管を探し出し確保すること)しか取れないだろ?」と嫌味を言われながらも、もがいている。

さらに、下屋と入れ替わりでペルソナの産科勤務になったシングルマザーの倉崎(松本若菜)も、幼い子どもがいるからという理由で仲間に仕事を加減されることを過剰に嫌い、意固地になっている。

子どもを連れてでも早朝の急患に駆けつけるとムキになる倉橋を「それは大変だよ?」と鴻鳥はなだめるが、「大変かどうかは私が判断します」と聞く耳を持たず、四宮にも「勝手にしろ」とあきれられてしまう。

患者を助ける立場にありながらも、自身もそれぞれに悩みを抱え、もがく3人の女性。

■ムードメーカーの苦悩

特に今回、いつも明るく他人の世話焼きばかりしてる小松に病魔が降りかかることで、いつもの笑顔の仮面に隠した「らしくない」部分を垣間見ることができる。

飼っている金魚に餌をあげつつ「私の餌はこれか」と一人錠剤を口にする姿や、「お母さんになる人生と、お母さんにならない人生、何が違うのかな?」と、子持ちの同僚・向井(江口のりこ)にふと尋ねる様子など、今までの小松が見せなかった弱い姿だ。

しかし、子宮摘出の決断を迫られる中においても、小松は自分のことを後回しにし、周囲の見えなくなっている後輩たちのフォローを優先する。

甘えることができず意固地になってしまう倉崎にそっと寄り添い、冗談めかして「職場の仲間に、もう少しだけ頼ってみましょうか?」と肩を揉んでみたり、「私には肩の力を抜いてる暇がありません」と焦る下屋を「じゃあ、もう少し自分を認めてあげましょう」と気持ちを楽にしてあげる。

それでいて自分が心配されそうになると、年齢をネタに冗談ぽくキレてみせたり、人前で「しのりーん!」と四宮を呼んでけん制したり、ムードメーカーゆえの責務を果たそうとする姿が痛々しくけなげだ。

ちなみに原作コミックでは小松は現役バリバリの喫煙者で、元ヤンという設定。

■全員不器用

「小松さんまだ迷ってるみたいだな」

「小松さんの気持ちを想像したら、仲間だからこそどうしてあげたらいいのか……」

四宮も鴻鳥も、いつも通りに振る舞うがゆえに、ほんのわずかな元気のなさが逆に目立ってしまう小松を気遣う。

そんな中、倉崎の受け持つ患者の容態が急変、子どもを保育園に迎えに行かないといけないため患者の手術に立ち会えない倉崎の悔しさを感じ取った小松は、自分が子どもを引き取りに行くことを提案する。

「ここはチームだから(仲間に甘えろ)」と倉崎が残業することを回避させた鴻鳥に、「チームなら、こんな協力の仕方(小松が子どもを迎えに行く)もありだよね?」と提案する小松。それを聞いた鴻鳥もうれしそうだ。涙を浮かべて手術に向かう倉崎に「俺が前立ち(第一助手)してやる」と、ぶっきらぼうに言い放つ四宮。なんと素敵なチームだ。

手術が無事終わり、自分の意固地さを詫びる倉崎に「俺だったらあと2分早く終わらしてた。まあそれ以外は完璧だったよ」という絵に描いたようなツンデレを繰り出す四宮。もう付き合っちゃえばいいのにと思ってしまったのは、筆者だけではないはずだ。

その日の仕事終わり、鴻鳥は小松をピアノのあるバーに誘い、小松のために演奏する。小松だけは、鴻鳥が人気ピアニスト・BABYであることを知っているのだ。原作コミックではこういう時、小松は「ルパン三世」をリクエストするのだが、局の問題なのかリクエストしたのはこのドラマでよくかかる、聞き覚えのあるBGM(実はBABYの曲)。その曲を奏でながら、鴻鳥は小松にずっと助けられてきた恩を忘れないし、ずっと味方だとの感謝を口にする。それを聞き、小松は涙を浮かべ子宮摘出の決断をする。ついでに付き合っちゃえばばいいのにと思ってしまったのは、筆者だけではないはずだ。

鴻鳥は、小松に「一人で全部抱え込まないで」とアドバイスをするが、それは小松が、悩む下屋や倉橋を助けたくて言っている言葉と同じだ。そういう鴻鳥でさえも、心配されているのに徹夜で仕事をして周囲を困らせていた(第5話)。人のことはわかるのに、自分のことはわからない、人には甘えろと言えるのに、自分は甘えられない。不器用どもの巣窟、ペルソナ医療センター。

結局、無事小松の手術は成功し、以前よりも仲良くなった向井に小松が語る。

「親も兄弟も夫も子どももいない私にとって、子宮は最後の頼りだったんだ」

「でもみんなが自分のことのように心配してくれて、私は一人じゃないんだなって」

実は誰よりも人を頼ることが下手だった小松が、子宮を失ってはっきりと気づいた仲間という「家族」。

■今回の鴻鳥と四宮

今回は共通の先輩・小松のピンチとあってか、最初から最後までやけに仲が良く、意見の対立もまったくなかった。小松に検査を受けさせるために団結したり、小松の手術中にそれぞれ落ち着かずそわそわしたり、おのおのの好物であるカップ焼きそば(鴻鳥)とジャムパン(四宮)を無言で交換して食べたり(!)、術後で眠っている小松の枕元に焼きそばとジャムパンをそっと置いていたり。とにかく史上稀に見るシンクロ率の高い回だった。

極めつきは、女手一つで子育てをする倉崎の意地を2人が理解していないという流れで「だからお前たちは彼女ができないんだ」と小松に言われ、「俺たちの何を知ってるんですか?」と、ザ・たっちばりに完全にシンクロして突っ込む鴻鳥・四宮コンビ。今日は、とにかく双子のように意見から呼吸からピッタリだ。

ちなみにいつも鴻鳥が食べているカップ焼きそばは「ポヤングソース焼きそば」、四宮のジャムパンは普段は「ヤマザキ」だと思うのだが、ホイップクリーム入りの今回は「Posto」だった。

■自身過剰な白川

小松の病気の件の一方で、学会に出席し手応えを感じた新生児科医・白川(坂口健太郎)は、若さゆえか少々自信過剰になっているようで、後輩の前で「家族に寄り添うのはもちろん大事だけど、それだけじゃ遅れをとる」と、今のペルソナを否定するようなことを語っている。

ある日、看護師のちょっとしたミスを白川が過剰に責めるているのが気になった今橋(大森南朋)は、向上心で周りが見えなくなってしまった自身の若かりし頃の失敗を例に助言するが、「でもそれは、今橋先生の場合ですよね? 僕は自分のことはわかってるつもりなんで大丈夫です」と耳を貸さない。

ドラマでは優等生すぎて影が薄かった白川だが、原作コミックではむしろ最初からこういう強気キャラだったので、「これこれ!」と歓迎したくなる。

次回は、そんな調子に乗る白川に試練が……そして、何やら引き抜きを持ちかけられているっぽい四宮が「相談がある」とライブ直後の鴻鳥を訪ねる。

あれ? BABYのことは……? 最終回まであと少し、目が離せない。
(文=柿田太郎)

外部リンク(日刊サイゾー)

Yomerumoをフォローする

Yomerumoから人気記事をお知らせします!

Twitter

芸能ネタ最新記事

記事一覧

注目ニュース

> もっと見る


掲載情報の著作権はニュース提供元企業等またはGMOアドマーケティング株式会社に帰属します。記事の無断転用を禁じます。
すべての人にインターネット
関連サービス