カメラマン・長尾迪、高山善廣チャリティー写真展「MMA LEGEND Vol.2」開催

SPICE

2017/11/18 16:15



UFCやK-1など格闘技を撮影してきたカメラマン、長尾迪(ながお・すすむ)が、プロレスラー、格闘家の高山善廣選手へのチャリティー写真展「MMA LEGEND Vol.2」を開催する。
撮影:長尾迪
撮影:長尾迪

髙山選手は、2017年5月4日のプロレス試合中に怪我を負い、頸髄完全損傷および変形性頚椎症という診断を受け、現在は厳しいリハビリとともに怪我と闘っている。当初は首から下が動かない状況だったが、公式ブログによると最近は電動車椅子に乗る練習ができるようになり、手が動かないのでアゴでコントローラーを操作しているという。

高山選手は、NHK大河ドラマ「功名が辻」(2006年)蜂須賀小六役、フジテレビ「OUR HOUSE」(2016年)赤尾拓真役、園子温監督映画「TOKYO TRIBE」(2014)用心棒役、マーティン・スコセッシ監督映画「沈黙 -サイレンス-」(2017)大男役などで俳優としても活躍していた。いま思い出した。池袋の某劇場が『カッコーの巣の上で』という芝居を上演するにあたり、プロレス好きのプロデューサーと二人でキャスティングを考え、高山選手への出演オファーを出した(と聞いている)。『カッコーの巣の上で』は、刑務所での強制労働を逃れようと精神異常を装って精神病院に送られた男マクマーフィーが、患者の人間性までを統制しようとする病院から自由を勝ちとろうと試みる物語だ。マクマーフィーは同じ病院にいる大男チーフと脱走してカナダへ行くことを約束する。チーフはネイティヴ・アメリカンの酋長の息子だが自我を殺し、耳が聞こえずしゃべれないのを装っているという設定で、その後、病院側によってロボトミー手術をされてしまう。体は大きく力持ちだが、とても心が優しい。そして体制に逆らう漢気が高山選手と重なった。主演は故・今井雅之で、がっちりした体躯の今井を肩に担ぎ上げるクライマックスシーンを素敵な絵にするためには高山選手しかいないと話し合ったものだ。改めて調べ直すとブレイク前夜の吉田鋼太郎も出演していたんだな。ただ、いかんせん、“プロレス界の帝王”は忙しすぎた。もしかしたらギャラが見合わなかったのかもしれないけど。
撮影:長尾迪
撮影:長尾迪

話がだいぶそれた。PRIDE時代から高山選手を撮っている長尾は「高山選手の復活を後押ししたい。高山選手の戦っている姿を知らない世代の人にもその強さや人間性を知ってほしい」という思いから「MMA LEGEND Vol.2」を企画した。会場にはリングで躍動する高山選手の写真40~50点を展示される予定だという。また、12月16日(土)15時からレフリーの和田良覚、12月17日(日)13時からプロレスラー・垣原賢人と、高山選手と縁の深い二人とのトークイベントも開催される。

さらに、会場には募金箱が設置されるほか、オリジナルプリント販売(額付き2万円~)も行い、募金・収益金は「TAKAYAMANIA」を通じて全額、高山選手の治療費として寄付される。
撮影:長尾迪
撮影:長尾迪

《長尾 迪》写真家・日本写真家協会会員。大学在学中より、札幌にて情報誌などの撮影を中心に活動を始める。その後、アフリカを中心に3年間、世界をめぐる撮影の旅に出る。帰国後、拠点を東京に移し、格闘技、ポートレート、料理、水墨画など幅広いジャンルで撮影を開始。特に、格闘技においては精力的に撮影を続け、UFCやK-1ではオフィシャル・フォトグラファーを務めた。著作には、初期のUFCを撮影した『アルティメット』(1997年・小学館)、総合格闘技の黎明期から躍進までを圧倒的なボリュームで収録した『格闘写真集 FIGHTS』(1998年・双葉社)がある。 海外での評価も高く、2013年にはブラジルで『From Vale Tudo To MMA』を、2014年にはフランスで『MMA, les plus grandes légendes』をリリース。また、2017年1月から、撮影スタジオ『studio f-1 成城』を世田谷区に開設し、料理とアスリートの撮影に特化したスタジオになっている。5月には、ヒクソン・グレイシーをテーマにした写真展「MMA LEGEND Vol.1 Rickson Gracie Photo by Susumu Nagao」を開催した。

イベント情報 「MMA LEGEND Vol.2 高山善廣チャリティー写真展」

■日時:2017年12月12日(火)~12月17日(日)
■会場:スタジオf-1成城(世田谷区成城1-2-7メポⅢ 1階)
■入場料:500円 ワンドリンク(ソフトドリンク)とオリジナルグッズ付き
※トークイベントに参加する場合は +500円
〈トークイベント〉
・12月16日(土)15時~ 和田良覚
・12月17日(日)13時~ 垣原賢人
※両日とも開始30分前から受付。各回限定40名。40名を超える場合は立ち見(事前予約は電話かメールにて)
 開場時間:11:00~18:00まで *最終日は16:00終了
 問合せ:スタジオf-1成城Tel.03-6337-7540、メール susumu.nagao@gmail.com
■スタジオf-1成城公式サイト http://studiof-1.com/

当記事はSPICEの提供記事です。

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