大阪☆春夏秋冬 2017年秋 東名阪ツアー 東京公演「産声を上げろ!」ライブレポート ~『大阪☆春夏秋冬』は、二度泣く~

ガジェット通信

2017/10/20 13:00



2017年10月9日。大阪☆春夏秋冬は原宿アストロホールにて『2017年秋 東名阪ツアー 東京公演「産声を上げろ!」』を開催した。

先日、10月2日にavexからのメジャーデビューを発表してから、初となる東京での単独公演。原宿アストロホールは超満員(SOLD OUT)で、待ちわびた観客が会場に流れるBGMに合いの手を打つほど、開演前から熱気に包まれていた。



爆音のダンスミュージックが流れ、メンバーがステージに登場。6人の激しいダンスパフォーマンスに、観客は歓声を上げてこたえる。ステージの照明が暗転していくとメンバーはペンライトを手に取り、『HIKARI』パフォーマンスを披露。aKind(あきんど:大阪☆春夏秋冬ファンの呼称)たちのボルテージも一気に上がっていく。









立て続けに『Raise a FLAG!!』の前奏が鳴り響く。MAINAが「声出してー!」と煽り、観客もオイ!オイ!と、拳を振り上げこたえ、会場の一体感が増していく。

メンバーのパフォーマンスは、アグレッシブでありながら、ひとつひとつのキメも丁寧に踊り上げ、存在感を増し、観客をステージへ釘付けにする。曲の最後には大阪☆春夏秋冬のフラッグを広げ、“パーティーの始まり”を告げた。







ライブでの人気曲『C’mon!』。間奏中、お客さんたちも隣の人と肩を組みコーラスを大熱唱。フロアが揺れるほどの熱気だった。そのまま畳みかけるように、 『妄想ラプソディ』『戸惑い』『レインボーカラー』と、メドレーで駆け抜ける。この勢いこそ大阪☆春夏秋冬の真骨頂ではないだろうか。









MCでは、EONが、“大阪☆春夏秋冬が東京に寮を作り、一年が経っている”ことを明かし、メンバー一人ひとりが、この一年について語った。



MAINA:

芸能活動をはじめた頃から、東京に出て来るのが目標であり夢でした。あっという間の一年でしたが、東京は発信の早い場所だなと思った。私たちが一つ発信したことへのレスポンスが早くて、すぐに新しい発信が生まれてモチベーションがドンドン上がっています。これからも頑張っていきたいです。

ANNA:

東京に出てきて一年経ちました。

名前に“大阪”とついているので、東京で受け入れてもらえるかなと不安がいっぱいありました。東京の寮では、最初は違和感があったり落ち着かなかったりするところがあったんだけど、一年を通して、やっと自分に。大阪☆春夏秋冬に。東京で居場所ができたかなと思います。

今は、東京の寮でも大阪にいるように落ち着ける場所になりました。

これからもっともっと、aKindの輪を10倍も20倍も100倍も増やして行ければいいなと思っているので、これからもよろしくお願いします!

MANA:

東京は、わたしにとって決意が固まった場所、意識が高まる場所になっています。

大阪にいる頃から毎日ライブがあったり、メンバーとずっと一緒にすごしていたんだけど、東京の寮だと、朝起きてから、お風呂に入って寝る瞬間まで、メンバーや事務所の人とずっと過ごしているので、大阪の時と違うことが沢山起きている。いい意味で素の自分に戻る瞬間が少なく、いい緊張感を保てて、メンバーに刺激をもらって意識を高く持てている。

今までも本気だったけど、この一年で本気度が増した。これからも、aKindと一緒に上を目指して行きたい。



YUNA:

東京に来て感じたことは、私たちが発信したことに対して、スゴく反応が早い。経済が進むのも早い(会場爆笑)。

大阪でもそうだったんだけど、CDショップさんが大きい幕とか作ってくださったり、CDをズラーッと並べてくださったり、私たちでもついていけないくらいのスピード感が嬉しくて、愛のある展開に感謝しています。とても手応えを感じているので、自分たちのチカラに変えて、これからも頑張って行きたい。

RUNA:

大阪でいろいろ経験したことやレッスンしてきたことを、間違えることもあるんだけど、少しずつ活かして行けているかなと思っていて。東京をもっともっと、自分がしてきた経験をいかして行ける場にしていけたらいいなと思っています!

EON:

今日はソールドアウトしたということで、後ろの方までパンパンで、本当にありがとうございます。

東京という場所は、私たちを熱くさせてくれる場所。メジャーに行ったら変わるんじゃ無いかって、心配してるんでしょ?(会場爆笑)。知ってますよ(笑)。変わることなく自分たちらしく、ドンドン上を目指して行きたいと思います。この熱い炎を、この東京という場所でaKindのみなさんと燃え上がらせて行きたいので、これからもついてきてください!よろしくお願いします!









『Last Day』の前奏が流れ出すと、会場には感嘆の声が漏れる。

MAINAは、一人歌い始める。白地に花柄のワンピースを身にまとい、日傘を持った美少女たちが現れ、舞う。その姿は花のようで、フェスなどで観る、パワフルで弾けるようなパフォーマンスとは違い、しなやかで優雅さに包まれていた。各々の表現力に、一つの“絵画”を観ているような美しさを感じた。

『ロミオ』は、なかなかライブでは披露されないが、人気の高い珠玉の名バラード。「あざやかに咲き誇る」このひと節にMAINAの新たな決心を感じさせる。会場を包む空気はあたたかく、その切ない歌声に涙を浮かべ聴き入る観客の姿が印象的だった。

ピアノの旋律が鳴り響き、MAINAが幼い少女のような声で歌い始める『キミ色』は、サビでメンバーがひとりずつ「キミ色」とセリフをささやく。その声にグッと引き込まれる。歌い終わり、メンバーの瞳に涙が輝く。MAINAは鳴り止まない拍手に優しく微笑み、流れ落ちる涙をそっと拭った。









ロックバラードチューン『雑草』は、“誰”に向けられた歌だろう。メンバー自身なのか、それとも聴いている我々だろうか。メンバーの語りが更に訴えかけてくる。「キミ色」から続く曲の流れに、ふと、“自分自身”を見つめ直してしまった。





『SHINE』は一つの答えなのかもしれない。“輝き”はステージから放たれているのだ。その輝きを求めて、我々はライブに足を運ぶのかもしれない。希望感と多幸感に包まれたこの曲に、みな笑顔で身体を揺らした。









メロウでスムースなR&Bナンバー『ひゅるり』で後半戦はスタート。

MAINAの日常を、ただつぶやいているかのような流麗なRAP。クールに踊るメンバーの姿に色気を感じる。『カメレオン少女』は、始まりののろし。「ここから飛ばすからね!」とMAINAの号令に、観客は歓喜の雄叫びを上げる。“パーティー”はまだまだ終わらない。







『BABYCRAZY』の疾走感あるホーンが鳴り響く。それに呼応する観客たち。サビでEONがフェイクを入れるなど、メンバー自身も熱くなっていることを感じるステージングだ。そして、『DAWN OF MY LIFETIME』でさらにヒートアップ。煽るメンバー。シンガロングするフロア。ロックバンドのライブを観ているかのような盛り上がりは、圧巻だ。







メンバー6人が一言ずつMCを繋いでいく。

「これからの冒険が楽しみです。/わたし達大阪☆春夏秋冬は、何があってもどんな時でも前を向いて突き進んでいきます。/どうかみなさん。わたし達大阪☆春夏秋冬に一生ついてきて下さい。/いまこの思いは、絶対に忘れません。/それでは最後、この6人の思いは、この曲に乗せて、最後……。歌わせていただきます!/『Travelin’Travelin’』!!」

この曲は、今まで大阪☆春夏秋冬が歩んできた旅路や、これから未来へ旅立つ希望や不安が、MAINAのハイトーンボイスに乗って、聴くものの感情に直接つかみかかってくる。

最高の盛り上がりをみせライブ本編を終えた。







そして、アンコール一曲目、『Let you fly』で事件は起きる。

イントロが流れ、最初のジャンプをキメたところで、バックトラックが止まった。

ざわつく場内。何が起きたか把握できないメンバー。突然、会場に行進曲が流れ出し、不安の表情を浮かべるメンバー。すると「avexの方から来た」という天の声が聞こえてきた。さらに困惑するメンバー。反して盛り上がるフロア。ある重大な報告があるという。







なんと、1月13日新宿ブレイズでの次回ワンマンライブがサプライズ発表されたのだ。メンバーは驚きと喜びがごちゃ混ぜの表情を見せ、中には涙ぐむ者も。



発表の興奮冷めやらぬまま、再度『Let you fly』のイントロが流れると、会場のボルテージは一気に頂点へ。ステージとフロアの境界線など消え去ってしまったかのような、一体感がそこにはあった。

アンコール2曲目の『プラズマー』のイントロが始まると、メンバーが慌ててお客さんのタオルを借り、そのままパフォーマンスをするという一幕も。サビでは、会場にいる全員がタオルを笑顔で振り回し、“最上級の輝きを”解き放った。









全ての演目が終わり、最後にMAINAが、その思いを語った。

「私たちは2015年のTIFでみつかったと言われて、でもそれから、グググッて行けなかったんですよ。ちょっとチャラい言い方になりましたけど。(笑)チャンスを一回逃したんですよ、私たちは。でも、いまこうやってまた新しいチャンスが、掴み取れるかもしれない。何度も諦めそうになりました、だけどみんなのおかげで、またもう一度かなえられそうな……。いや、いまなら絶対かなえられる気がします。そう思わせてくれるのは、今日来てくださっているファンのみなさんや、いつも支えてくれているスタッフのみなさんのおかげです。みなさんついて来てくれますか?みなさんついて来て下さい!」

彼女たちの“産声”に拍手はいつまでも鳴り止むことはなかった。



☆2017年秋 東名阪ツアー 東京公演「産声を上げろ!」セットリスト☆


オープニング HIKARIダンスパフォーマンス

Raise a FLAG!!

C’mon!

メドレー(妄想ラプソディ→戸惑い→レインボーカラー)

Last Day(傘使用)

ロミオ

キミ色

雑草

SHINE

ひゅるり

カメレオン少女

BABYCRAZY

DAWN OF MY LIFETIME

Travelin’Travelin’

<アンコール>

Let you fly

プラズマー


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