「理想の男性は、ずっとときめける人」の罠 by ぱぷりこ

ホンネスト

2017/10/14 10:30


『妖怪男ウォッチ』ぱぷりこです。よく婚活・恋活相談を受ける時、私は「ゆるふわ言葉と形容詞は爆破せよ!」と主張しています。なぜなら、考えているようで何も考えていないから。

特に「どんな人が好みなの?」「どういう人と恋愛して結婚したいの?」という質問への答えは、ゆるふわ言葉と形容詞のオンパレードになりがち。

本連載では、「どんな人が好み?」への回答によく見られる「あいまい・ゆるふわ表現の罠」を分析します。

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本日のあるある回答「ずっとときめける人」

「ずっとときめける人がいい!」

「前の彼はもうトキメキとかぜんぜんなくなっちゃったからさ、次はトキメキがずっと続く人がいいな」

「恋愛体質」の女子や、恋愛=趣味のような女子、長い間つきあっていた彼氏とマンネリで別れた女子から、よくこのような言葉を聞きます。トキメキは人生をきらめかせてくれるエッセンス。日常にトキメキがあれば、ごはんがおいしくなるし、お肌もツルツルになるし、仕事だって頑張れます。ずっとときめける相手がいたら素晴らしいことです。
ずっとときめける人= 刺激が強い人

「ずっとときめける人」とは具体的にどのような人でしょうか。

「ちょうど長く付き合ってる彼とマンネリだったところに、上司から口説かれて……。とにかく熱烈に口説いてくれるから、彼氏とぜんぜん違うんだよね。映画みたいなボディタッチとキスで押し倒してくるしトキメキってこういうものだったー!って思い出させてくれる」

「いま好きな人からは、『今は仕事が忙しいから付き合えない』って言われてる。家に呼ばれるのもだいたい数日前とかだけど、いいんだ。いつ会えるかわからないぶん、会えた時のトキメキがはんぱないから。これまで付き合った人はだいたいいつも私が冷めちゃってたけど、彼は違う。いつも彼のことを考えていられる」

「いっつもトキメキが続かないんだよね。最初の時はいっつも彼のことを考えてられるけど、付き合ってしばらくすると、トキメキがなくなっちゃう。そうなるともうつまんないから、つい浮気しちゃうっていうか」

人によって「ときめきポイント」はさまざまですが、このように「ずっとときめける人=刺激が強い人・非日常的なドキドキを与えてくれる人」という意味で使っている女性はそれなりにいます。
刺激が強い人・非日常のドキドキをくれる人を求めると陥りがちな罠

「ずっとときめける人」を「非日常的なドキドキをくれる人」「刺激が強い人」という意味で使っている場合、下記の罠に陥る可能性があります。

・遊び人・不倫おじさんに引っかかる

・本命になりたいのになれないセカンド女子を続ける

・言動で不安にさせてくる男性を好きになる

・短期恋愛を繰り返す

・婚活するも「やっぱりあの人がいい」と戻って迷走

彼女たちは、非日常的な高揚感、いつも彼のことを考えている、といった「刺激を受けている状態」「精神が不安定な状態」を「ときめき」ととらえています。恋愛をしている時は、ドーパミンが出て冷静な判断をする扁桃体・頭頂側頭結合部の動きを抑制しますので、「いつもとは違う非日常感」「ドキドキ」を恋愛と認識するのは理にかなっています。

ただ、この「ドキドキ」状態をずっと続けるためには「定期的な刺激」を必要とします。その結果、「ドラマティックな非日常感を演出できる男性」「常に刺激を与えてくれる男性」を求めるようになります。もちろん、毎日いっしょに過ごしていてもぜんぜん飽きずにずっとときめける素敵な男性ともちろん最高ですが、実際は、女性が好むドラマティックな演出を利用する遊び人や不倫おじさん、「君の他にも遊んでる女の子はいるよ?」「もっと尽くさないと飽きちゃうよ?」といった言動で不安にさせることで執着させる男性に引っかかりがち。

刺激が強い男性にときめいていない間は「定期的に男性を取り替える」ことで新鮮さ=ドキドキを確保するために、短期恋愛を繰り返しまくる人もいます。
結論:刺激中毒になっていないか確認

彼女たちは「幸せな結婚をしたい」と言いながら、結婚する気がない遊び人や不倫おじさんにときめき続け、婚活などをしてみるものの「やっぱりときめけるのはあの人だけ」と戻り、疲れてくると「やっぱり安定したい」「安心したい」結婚を夢見る……というループにはまりがち。

「トキメキ=非日常の高揚感・刺激」ととらえている彼女たちと、「1人のパートナーと長期的かつ安定した関係を築く」ことを前提とする結婚システムは相性が悪いのですが、彼女たちは「ずっと恋愛=ドキドキして結婚したい」と、両立しにくいことを願うため、なかなか実現しません。

さらに、人間は刺激に慣れる生き物です。刺激が強い男性と長く接触している場合、他の男性と出会っても「つまらない」「ドキドキしない」「ぜんぜんときめかない」と一蹴してしまいがち。こうなってくると一種の刺激中毒のようなものです。刺激中毒から脱するには、刺激を与えてくる人から物理的距離を置くしかないのですが、刺激がなくなると日常がつまらなくなり、耐えられずにまたすぐ相手のもとへ戻ってしまう場合が多いです。

「非日常な高揚感」はとても楽しいですし人生のスパイスですが、毎日スパイスを摂取し続けていると他の味がすべて無味乾燥に思えてきて、より強い刺激を求めるようになります。そういう人生を求めるならそれもよし。しかし「心穏やかに暮らしたい」という別の願いがあり、ぜんぜんその願いが叶っていないなら、自分が刺激中毒に陥っていないかを確認してみるとよいでしょう。
前回の記事:「理想の男性は、成長できる人!」の罠 by ぱぷりこ
妖怪ウォッチャーぱぷりこの「婚活の罠」

1. 「理想の男性は、一緒にいて楽しい人!」の罠
2. 「理想の男性は、尊敬できる人!」の罠
3. 「理想の男性は、優しい人」の罠
4. 「理想の男性は、価値観が合う人!」の罠
5. 「理想の男性は、大事にしてくれる人!」の罠
6. 「理想の男性は、成長できる人!」の罠
7. 「理想の男性は、ずっとときめける人」の罠

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著者:ぱぷりこ

『妖怪男ウォッチ』を書くインターネットの妖精&外資OL。恋愛市場で観測した百鬼夜行を供養中。チャームポイントは筆圧。

ブログ:『妖怪男ウォッチ』 http://papuriko.hatenablog.com

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