「選考無しで採用」に驚きの声 てるみくらぶ内定者に救済処置を出したのは

grape

2017/3/29 16:30

2017年3月27日、旅行代理店『てるみくらぶ』が東京地方裁判所に対して破産手続開始の申立てを行い、利用客のみならず、多くの人々に衝撃を与えました。

負債額は最大100億円にものぼると言われているにもかかわらず、てるみくらぶ側が提示している返済金額は、全体でたったの1億2千万円という点や、すでに出国している約2500人超の利用客の宿泊先や復路の航空券が確保できていない点など、未だ問題は山積みです。

内定取り消し者の悲痛な叫び

今回の経営破綻で影響を受けたのは、利用客だけではありません。

2017年4月に入社予定だった約50人の内定者全員に内定取り消しが通告され、内定者からは「先が見えない…」と、悲鳴があがっています。

また、内定者の中にはすでに引越を済ませた人もいるとされ、事態は深刻です。

内定取消者に救いの手を差し伸べたのは…?

今回の内定取り消し問題を受け、内定者救済に乗り出した企業がありました。

『財団法人 宿泊施設活性化機構』(以下、JALF)は、てるみくらぶをはじめとする内定を取り消された学校卒業生に向けて、選考を行わずに内定を出すと発表。


公告「てるみくらぶ」をはじめとする内定を取消された学校卒業生の方々へ。「その身柄、JALFで引き受けます」キャンペーンを行います。社会貢献の一環として「とりあえず引っ越してしまって困っている」方々も含め、選考を行わず内定を出します。...
財団法人 宿泊施設活性化機構さんの投稿2017年3月28日
同機構は、宿泊施設を対象に事業支援などを行っている、公益目的の法人です。

応募期間は、2017年3月31日の23時59分までで、無試験無面接で採用するとし、応募方法はダイレクトメッセージで受け付ける予定とのこと。

ハローワークも緊急で相談窓口を設置

他にも、厚生労働省がてるみくらぶ内定取り消し者の特別相談窓口を東京と大阪に設置したことを発表しています。

  • 担当者制により個別就職支援(ニーズに合った求人情報の提供など)
  • 求職活動に役立つ各種ガイダンス・セミナーなどの実施
  • 内定取り消しを受けた学生・生徒のみなさまのニーズにきめ細かに応じた相談対応
厚生労働省 ーより引用上記に挙げた相談例を始め、東京、大阪以外の地域でも相談を受け付けているため、積極的な活用を呼びかけています。

株式会社てるみくらぶの内定取消者相談窓口のご案内

世間からは様々なコメントが寄せられる

JALFの救済処置については、「素晴らしい取り組みだけど、安易に決めてはいけない」「よく考えて」といった慎重な意見も出ている一方で、こんなコメントも多く上がっています。

  • 賛否両論あると思いますが、行動を起こしたこと事態は素直にすごいと思う。
  • 内定取り消し者の人が、自分に合った次の道を見つけてくれるのを願うばかり。
  • 内定取り消し者からしてみれば、藁にもすがる思いだろうな。
内定取り消し者の方々の中には、こうしたバックアップによって救われたと感じる人も少なからずいるのではないでしょうか。

それぞれの希望にあった就職先を見つけ、新社会人として活躍できる日が1日も早く訪れることを願わずにはいられません。


[文・構成/grape編集部]

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