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鳥はメタラー? クラシック派? PandoraBirdがお答えします

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鳥のさえずりを愛でない人はいないはず。それなら、逆はどうなんでしょうか? 鳥たちは人間が奏でる音楽をどう思っているんでしょうか?

そんな素朴な、しかし大胆な疑問をアートにしてしまったのがニューヨーク在住の彫刻家・メディアアーティスト、Elizabeth Demarayさん。彼女がラトガース大学のThe Art and Artificial Intelligence Laboratory所属のAhmed Elgammalさんと共同開発した鳥のエサ台「PandoraBird」がじわじわ反響を呼んでいます。

PandoraBirdは、上の写真のとおり一見ふつうのエサ台です。青い皿に小鳥が好む雑穀がたっぷりと用意され、すてきな青い屋根までついています。その上を覆う透明なドーム状のプラスチックカバー…の下に、なにやら機械がとりつけてありますね。これ、手のひらサイズのPC、ラズベリーパイなんです。さらに写真では見えませんが、青い屋根の内側にカメラとオーディオスピーカーも設置されてます。

Demarayさんのウェブサイトによれば、このエサ台は鳥のために作られたジュークボックスで、ラズベリーパイが処理するPythonスクリプトにより、鳥たちが好む音楽を自動再生するそうです。自動化された音楽レコメンデーションサービス、Pandora Internet RadioのAPIを組み込んでいるそう。

しくみはシンプル。エサ台に飛来した鳥を内蔵カメラが写し、種類と滞在の長さを記録します。曲が終わるまでその鳥が滞在してくれたら、次もメロディー、ハーモニー、リズム、フォルム、構成などが似ている曲を自働再生します。鳥がエサ台に来てくれたら「いいね!」、エサ台を去ったら「やだね!」としてログされ、その時かかっていた曲の演奏頻度に反映されるとのこと。これまでフィラデルフィア、ニューヨーク、香港でもお披露目されたこのPandoraBirdですが、はたしてその成果は?

まずは、フィラデルフィアの小鳥たちにドビュッシーの名曲、「月の光」を演奏するPandoraBirdをご覧ください。



ヒーリング系CDみたいにピアノの旋律と鳥たちのさえずりが見事にマッチしてますね。鳥たちもどんどん集まってきてます。

そしてこちらはメタリカの「For Whom the Bell Tolls」。



明らかにさきほどと違います。鳥の姿はまばらでみな躊躇している様子。スズメほどの小さな体では、ラーズ・ウルリッヒのパンパンに張ったドラムがボディーブロー並みの波動に感じられるのかもしれません。鳥の種類によっても反応は違うようで、こちらの映像に出てくるメキシコマシコ(頭が赤いほう)は臆せずエサを食べに行きますが、それに比べてイエスズメは消極的です。

今後はさらにPandoraBirdの実地テストを重ねてデータを集めるそうです。はたして小鳥界でトップ10入りを果たす曲は?

ところで、もし日本でもテストしてみたら、好みに北米との違いはあるのでしょうか? たとえば、日本の市街地でよく見かけるこの鳥…



ヒヨドリ。「ピ~ヨ、ピ~~~ヨ」と甲高い声で騒ぎながら頭上をかすめて飛んでいくパンクないでたちの留鳥ですが、威勢がよく、よく仲間どうしでケンカしているのを見かけます。音楽も性格と一致したパンクロックあたりを好む、なんていう発見があったらおもしろいですね。「音楽」という新しい視点から、バードウォッチングがさらに楽しくなりそうです。

「歌う鳥」キンカチョウは、歌の音と音の「間」もきちんと理解しているらしい
メタリカの曲をメジャーキーで弾くとめっちゃメロコアに聞こえる?

image: Elizabeth Demaray, Vishal shinde / Shutterstock
source: Elizabeth Demaray, Elizabeth Demaray 1, 2 / Vimeo
reference: HYPERALLERGIC, The Art and Artificial Intelligence Laboratory, Wikipedia 1, 2

(山田ちとら)
   

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