「忘れないことが一番の防災」津波の恐怖を体感させる『防災広告』が秀逸

grape

2017/3/7 16:12

2011年3月11日に起こった東日本大震災。

最大16.7mの津波が東北地方の太平洋岸に到達し、甚大な被害をもらたしました。

提供:産経新聞社
あれから、もうすぐ丸6年…

今も、昨日のことのように東日本大震災を思い出せる人もいれば、時間の経過と共に、少しずつ危機感が薄れて行ってしまっている人もいます。

また、当時は小さくて「記憶にない」という人もいるかもしれません。

そんな中、「東日本大震災を忘れてはいけない」というメッセージを感じさせる防災広告が、銀座のソニービルに掲出されました。

広告を出したのはヤフー・ジャパン。

ビルの壁面を使った、この防災広告がTwitterをはじめ、インターネットで絶賛されています。

ビルの壁面に書かれたメッセージとは?

ソニービルの壁面に書かれたメッセージ全文

ソニービルの壁面には、次のようなメッセージが掲出されています。

3月11日。

この日が来るたび、私たちはあのときのことを振りかえる。

東日本大震災から、早くも6年が経った。

災害なんて、もう起きるな。

毎年のように私たちはそう思うけれど、災害はいつかまた、たぶん、いや確実に起きてしまうだろう。

あの日、岩手県大船渡市で観測された津波は、最高16.7m。

もしも、ここ銀座の真ん中に来ていたら、ちょうどこの高さ。

想像よりも、ずっと高いと感じたはず。

でも、この高さを知っているだけで、とれる行動は変わる。

そう。

私たちは、今、備えることができる。

被災した人たちの記憶に想像力をもらい、知恵を蓄えることができる。

あの日を忘れない。

それが、一番の防災。

ヤフーはそう思います。
Yahoo!JAPAN ーより引用とても素晴らしいメッセージです。

そして、16.7mという津波が「どれほどの大きさなのか」を説明するのではなく、「ちょうどこの高さ。」という言葉で体感させた秀逸な防災広告でもあるのです。

このヤフー・ジャパンの広告がTwitterに投稿されると、多くの称賛の声が集まります。

  • 本当の意味での防災広告。教えるよりも、感じろですね
  • 結局、目で見たものが一番心に響く。ヤフーはよく分かっている
  • 16.7mという数字には意味がない。見上げた高さを知ることの方が何倍も大事
もちろん、津波はたとえ1mでも、人間を吹き飛ばしてしまうほどの威力を持っています。

16.7mという津波が、想像を絶する大きさであったことは、この広告を見上げれば、一目瞭然。

「あの日を忘れない。それが、一番の防災」という言葉を、改めて心に刻み付けておかなければなりません。


[文・構成/grape編集部]

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