フロリダ州空港の銃乱射、容疑者はイラク派遣元兵士 「IS戦闘員になれ」幻聴も

米フロリダ州ブロワード郡の「フォートローダーデール・ハリウッド国際空港」で現地の6日昼に男が銃を乱射する事件が起き、5名が死亡、8名が重軽傷を負った。「イスラム国(IS)」への傾倒をにおわせている容疑者について、その後にわかってきたのは米軍兵士のID(身分証明書)を持っていたこと。郡保安官事務所や関係当局への取材をもとに『NBC News』が興味深い最新情報を伝えているのでご紹介したい。

事件が発生したのはターミナル2の手荷物受取所で、身柄を拘束されているのはニュージャージー州生まれのエステバン・サンティアゴという26歳の男。目撃証言からローンウルフ型の単独犯とみられている。所持品の中に米軍の兵士であることを示すIDがあり、10か月間にわたるイラク派遣の経験があること、「発砲を命じる声が聞こえ、それに従った」と主張しているなどから軍関係者の動揺は大きいもようだ。

なお、容疑者はアンカレッジ(アラスカ州)を発ち、ミネアポリス・セントポール国際空港(ミネソタ州)での乗り継ぎを経てデルタ航空機にて同空港に飛んできた。アメリカでは正当な理由があれば銃を飛行機に乗せることは許可されており、弾丸を抜いた銃をロックされたケースに入れて搭乗前にカウンターに預け、バゲージクレームでピックアップするという手順に不正はなかったもようだ。

プエルトリコで育ったエステバンはプエルトリコ州兵(Puerto Rico National Guard)となり、10か月にわたりイラク派遣を経験。2011年に帰還後は陸軍予備隊員となりアラスカに移り住んだ。2014年にはアラスカ州兵のコンバットエンジニアになったものの昨年8月、働きぶりが悪いという理由でアラスカ州兵を除隊していた。その後、エステバンは連邦捜査局(FBI)のアンカレッジ事務所に飛び込んで「CIAにISのビデオを見せられた。自分はマインドコントロールされている。ISに参加するように誰かが囁きかけてくる」と相談。警察にマークされると自らの意思で精神科の治療を受けるようになったという。

容疑者の弟であるブライアン・サンティアゴさんは、同メディアの取材に「兄はアラスカでガールフレンドとともに幼い子供を育てていたのですが、精神科に通うようになったこと、日々喧嘩が絶えないことを彼女から聞いて心配していました。以前はごく普通のいい人間だったのに…」と語っている。

マイアミから北のフォートローダーデールにかけては高級住宅街、リゾート都市として発展し、気候が温暖なことから特にこの時期には国内外から多数の観光客が訪れている。フロリダ州においては昨年6月12日、オーランドのナイトクラブに銃を持った男が乱入、発砲により49人を殺害し、53名を負傷させるという深刻な銃乱射事件が起きていた。

出典:http://www.breitbart.com

(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

当記事はテックインサイトの提供記事です。

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