<16年7月期ドラマ総括>イケメン率高し!『仰げば尊し』『好きこと』『せいせい』

クランクイン!

2016/12/30 11:45

 2016年夏ドラマ(7月~9月)では、北川景子がDAIGOとの結婚後、初の連ドラ主演で注目が高まった『家売るオンナ』(日本テレビ系)が平均視聴率(民放のみ)11.6%(いずれもビデオリサーチ調べ/関東地区)と好調をマークし、1位を獲得した。これまで華やかなヒロイン像を演じることの多かった北川が、真逆ともいえる、冷静かつ無表情な不動産屋に一変。常にかたくなな態度を崩さず、堂々とした演技で、新たな魅力を開眼させたことが、そのままドラマの魅力につながった。

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『家売るオンナ』は、天才不動産営業ウーマン・三軒家真万智が、顧客のプライベートにも踏み込みながら、ガンガン家を売っていく活躍を描いた爽快エンターテインメント。『セカンドバージン』(NHK)の愛憎劇から『功名が辻』(NHK)の大河ドラマまで、全方向でヒットを繰り出す大石静によるテンポのよいストーリーと、何があっても笑わず、焦らず、動揺しない、北川のキャラクターが振り切れており、幅広い層から支持を得た。もともと関西出身でひょうきんだという北川のコメディセンスが光る1作となった。

続いて10.5%(いずれもビデオリサーチ調べ/関東地区)と平均視聴率で2位を獲得したのが『仰げば尊し』(TBS系)。1980年代に実在した吹奏楽強豪校「神奈川県立野庭高等学校」をモチーフにした作品で、寺尾聰演じる教師と、ヤンキー生徒たちが吹奏楽で「音楽の甲子園」を目指していく。学園ものといえば若手登竜門としても注目されるが、本作は村上虹郎、真剣佑、北村匠海 (DISH//)、太賀、佐野岳と、ネクストブレイクが期待される俳優陣がこれでもかと結集した。タイプの異なるイケメンの間で揺れる女性たちの本音がSNSなどで飛び交う中、特に目を引いたのが髪を金色に染め上げた真剣。初回放送時より「あのイケメンは誰!?」と耳目を集め、村上と人気を二分した。

夏に欠かせない恋愛ドラマでは、大きく2作が話題になった。1本目は『好きな人がいること』(フジテレビ系)。ケーキ作りに人生を捧げてきた主人公・美咲(桐谷美玲)が、憧れの長男(三浦翔平)、生意気な次男(山崎賢人)、プレイボーイな三男(野村周平)と夢の共同生活を送り、長男そして次男と恋に落ちるという、月9の王道をいくようなラブストーリー。オンエア以外でも、本作では視聴者を盛り上げるべく様々な試みを行った。例えば、放送直後より台本を無料で配信したり、作品内容に連動し美咲のInstagramアカウントが本当に更新されたり、演者が副音声解説を行うなどで、賑わいをみせた。

もう1作、夏を彩った恋愛ドラマといえば、滝沢秀明が民放連続ドラマ7年ぶりの主演となった『せいせいするほど、愛してる』(TBS系)。実在するティファニーやJIMMY CHOOなど高級ブランドの協力を得て画面を美しく彩りながら、滝沢演じる副社長とその会社の広報部で働く未亜(武井咲)が不倫の恋に身を焦がす物語。ことあるごとに出現する副社長のエアギターも名シーンながら、同じく未亜に想いを寄せる粋な関西人・宮沢(中村蒼)の一途さや思いやりに女性票がどんどん集まり、「宮様フィーバー」なるものも巻き起こった。

2016年夏ドラマは数字の上での特異性はなかったものの、「夏だから見たい」と思える華やかさを演出する、ライトな作品が多かった。(文:赤山恭子)

当記事はクランクイン!の提供記事です。

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