メイプル超合金は…「手応えあり」【Year-End SPECIAL INTERVIEW】

TOKYO HEADLINE

2016/12/25 13:00

 年も押し迫り、これまで以上に忙しい日々が続いているメイプル超合金。『M-1グランプリ2015』で決勝に進出したことがきっかけで大ブレークし、人気者になった2人はあちこちに引っ張りだこだ。カズレーザーは持参した本紙のページを繰る。

カズレーザー 「あ、イルミネーション! 行きたいな。好きですよ、イルミネーション。行っても行かなくてもいい、時間があったら行くぐらいですけど。どこのっていうのは特にないですけど、東京ならミッドタウン。1人でも行っちゃいますね」

安藤なつ「わざわざ見に行ったりはしないけど、通れば見ちゃいますね。そういえば、一緒に見たよね。六本木だったかな、オーディションがあって、すげーでけぇツリーがあってさ」
カズレーザー 「六本木、ツリー? うーん。行ったかな…」

手応えあり!?
ラジオのパーソナリティー


イルミを鑑賞する時間があるのか、ないのか。少なくとも土曜日の夜はしばらく先まで予定が入っている。現在、ニッポン放送で放送中のラジオ『新発見!有楽超合金』(毎週土曜18~20時)に出演、MCを務めている。

番組は、プロ野球のナイター放送が終わった10月からスタート。メイプル超合金にとっては、レギュラーパーソナリティーを務める初めての番組だ。放送回数も重ねてきて、ラジオから聞こえてくる口調も滑らか。番組もまた「手応えあり」か?

カズレーザー 「手応え、マジでないですね。自分たちでリスナーからのリアクションを直接感じられてないからなのかな。リスナーさんにツイッターでつぶやいてもらってるんですけど、放送中に拾えてないのもあって、結局、なつさんとアシスタントをしていただいているひろたさん、作家さんと4人で喋ってるだけみたいになってて。誰に喋ってるのか、俺がただ喋ってるだけになってるよねって。だから、手応えマジないんです」

安藤なつ「これが正解だっていうのもないしね」

えっ、まさかの「手応えなし!」。では、ラジオというアウトプットの場に対しての手応えも、まさか……?

カズレーザー 「ラジオはここがいいなんて語れるほどやってないんですよ」

安藤なつ「……喋りの勉強にはなるなあって思いますけど」

目下勉強中? とはいえ、ラジオやラジコを番組に合わせれば、いつも以上に自由な雰囲気の、生き生きとお喋りを楽しむメイプル超合金が聞こえてくる。ラジオで喋るお仕事、自然体で楽しんで……いる?

カズレーザー 「生放送なので、ある程度自由に喋っていいみたいなのはあると思いますけど、他のところでもかなり自由に喋っているので、自分はではあんまりそこを意識したことがない、ですね」

目の前の人を笑わす。1年前はライブが2人の主戦場だった。それが、1年前の「M-1グランプリ」で決勝に進出したことで様変わり。テレビ、そしてラジオと目の前にお客さんがいない現場が増えた。「ライブでずっとやっていたので、顔が見えない人に対してどうするっていうのがないんですよね」と、カズレーザー。

カズレーザー 「ゲストとして出演する場合は、MCの人がいるのでその人をお客さんだと思って喋ればいいのでお客さんがいない状況であってもいいんです。テレビはいつもMCさんがいます。ただ、『有楽超合金』のパーソナリティーは僕たちです。だからと言って、自分の話をすればいいわけじゃないし、やらなければいけないこともあるし。曲をかけている時間とか、極論、まったく何をしていていいのか分からない時間がある。何を考えればいいのかって、無の時間です」

いろいろな発見をしていく番組。博識のイメージも定着したカズレーザーを驚かせる発見もあった。
安藤なつ「甘エビの話にはびっくりしたよね」

カズレーザー 「最初はオスなんだけど、全員メスになるっていう」

安藤なつ「そういう記憶って薄いほうなんだけど、それだけはすごい覚えているんだから、それだけすごい話だった!」

放送スタート前には、ほかのラジオ番組がやらないぐらいの意味がないことがしたいと意気込んだ。とはいえ、成功した経営者に電話するだとか、その甘エビの話、先日ピックアップしたつり革に関してのディープなトークなど、意味はないどころか、アリアリ。カズレーザーは目標だという“文化人”へと一歩踏み出した…か?

カズレーザー 「何かにつなげようとは思っていないんですけど、成功した人と話すの、楽しいじゃないですか。……それよりも、未発見なことがあってギャラがいくらか分からないんですよ。それを早く発見したい……!」

「ずっと教えない!」と、スタッフが横入り。本当に発見したいことはなかなか発見できなさそうだ。

手応えあり!?
引っ張りだこの2016年


テレビで見ない日はないといってもいいぐらい大活躍だった2016年だが、カズレーザーは「あんまり変わらない」と涼しい顔だ。

カズレーザー 「忙しくはなったと思うんですけど、それによって何が変わったというのはないですね。自分の時間が減ったとは思いますけど、そもそも時間を無駄にしていたので、その時間働いているだけです。ただ、なつさんといる時間は随分減りました。前は1年のうち300日ぐらい一緒にいたけど今は…」

安藤なつ「3分の1ぐらい? 営業だったり、地方に行くときは一緒ですけど、テレビの時は別が多いですから」

別々の活動が増えて、メイプル超合金になんらかの影響はあったのか。

カズレーザー 「僕の考えですけど、漫才師って、人間、個々で成立してると思うんです。だから、それぞれが少し変わったぐらいで(コンビは大きく)変わらない。それに、たった1年何かやったぐらいで、人はそんなに変わんないんじゃないかな。言葉が通じないところにほうり出されたわけでもないし、周りには同じような人間がいるわけですし」

2人は自分自身をどう評価する? 例えば、100点満点だとして。

カズレーザー 「100点満点だったら……ゼロか、100か、どちらかでしょうね。中間はないと思います。でもそうだ、50点かもしれない。それに去年も50点で。そんな頑張ってもいないけど、頑張っていないわけでもない、そういう1年でしたよ。変化っていうのも、少なくとも自分自身では何も変わらないと思ってるし、変わった感じもないです。あ、でも、点数は51点かもな、金が増えたから。ただ、一生遊んで暮らせる額でもないし、人生にあんまり影響はないです。だから評価は“下がりはしない”ですね」

安藤なつ「私は……太っちゃったんで30点。『M-1』の前は、夜勤をやってライブ、夜勤をやってライブって感じだったんですよ。でも今はバイトをしなくなって、動かなくなって……」

カズレーザー 「やせたらきっと仕事がなくなるよ?」

安藤なつ「じゃ、80点で! でもなあ、動かない怠けグセが……」

カズレーザー 「週2ぐらいでどう?」

安藤なつ「来年からバイトします!」

ブレーク前後で、コンビについても、個人においても「変化は感じない」と繰り返す。強いて挙げるなら、別々の仕事が増えた=ライブが減った、ということ。漫才はやっぱりメイプル超合金にとって活動の軸となるものだ。少なくとも今のところは、だが。

カズレーザー 「ライブの数は減っているので、(『M-1』の予選で戦うなかで)ネタの質は下がっているとは思いましたね。ライブが減るとネタは面白くなくなると思うので、増やさないとダメだと思っています。ただね、これから自分たちがどういう仕事をもらえるか分からないですから、それによります。『M-1』? 人にネタを評価されるコンテストは苦痛以外の何物でもないので(笑)、出なくていいなら出ない。卒業できるなら卒業して、大御所になりたいです」

手応えあり!?
2017年は月2億稼ぐ!!


2016年も残すところ、あと少し。年末も年始もメイプル超合金の2人をテレビで見ない日はほぼないだろう。新しい年も年明けからきっと「手応えあり」の1年になりそうだ。

カズレーザー 「2017年は、うーん、月2億ぐらい稼ぎたいですね。それですぐ引退したい。それで1年経ったら、ねぇ、イケるでしょう!」

安藤なつ「そんな稼いだら、バカになっちゃうよ!」

カズレーザー 「月2億稼げるやつは、バカにはならない(笑)」

安藤なつ「アイフォン、作れるようになるとか?」

カズレーザー 「どんどん新しいのが出てくるしなあ、たぶんそれでは稼げないと思う」

安藤なつ「起業しかないね。その時は、バイト、掃除のおばさんで働くよ」

カズレーザー 「面接で落とすかもしれない。ちゃんと人となりを見ますから」

安藤なつ「何で! あんたの好きなコネなのに!」

(THL・酒井紫野)

当記事はTOKYO HEADLINEの提供記事です。

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