30年以上前に小児性犯罪を繰り返した男、101歳にしてついに裁かれる(英)

被害者を一生苦しめる心身の傷の深さを考えると、決して許してはならない小児性犯罪。それを犯した者は「何歳であっても法廷で断罪される必要がある」として、当時幼かった被害者たちは中年になってから警察に訴え出た。注目の裁判が英バーミンガムでスタートしたが、この被告の年齢は性犯罪史上の最高齢ではないだろうか。『theguardian.com』が伝えて波紋を広げている。



バーミンガムのアーディントンという町で、若い頃はトラック運転手として生計を立てる一方、何でも修理する“町の便利屋”として地域の人々に親しまれてきたラルフ・クラークという現在101歳の男。昨年8月、男女3名が1974年から1983年までの間にクラークによる性的暴行の被害にあったとして警察に相談したことから、昨年12月に警察はクラークの事情聴取を行い、トラックの座席、自宅のガレージ、庭、作業場などで17件の強制わいせつ、12件の児童に対するわいせつ行為、そして2件の深刻な性的暴行と計31件の容疑で起訴していた。

今月5日、ついにその注目の裁判が始まった。バーミンガム王立裁判所に入るクラーク被告は、杖をつきながらも101歳とは思えないほどその足取りは確かであった。着席したままでの発言が許されるとすべての容疑を否認したが、検察側は被告も暴行した相手が複数名いることを自覚しているとして、男女6名ずつの陪審員にこのように訴えかけている。

「事情聴取を始めようとしたところ、被告は自ら『被害届は誰から出されたのか』と尋ねてきました。」

「被害者たちは、まるでカタログを紐解くかのように次々と自分の身に起きた性的虐待の歴史を語ってくれました。そのうちの1人は初めて被害に遭った時、わずか7歳だったのです。」

「告発と裁判が正しく行われ、被害者に明白な証拠がある以上、被告が超高齢であることが裁判に影響を与えるとは考えません。」

耳が遠いためか、話をうまく聞き取れずにいるクラーク被告に対し、弁護人をはじめ誰もが大声を張り上げて話す必要があるこの裁判。通常は弁護人と被告がコソコソやるような話も筒抜けとなる。また被告は法廷でコートを脱ぎもせず、個人的な理由だとして許可なく退席する一幕もあったという。

裁判は約2週間続くものの、午前9時30分から午後1時30分までという短い時間に限定されるとのこと。判事は「老人福祉の観点から被告の健康状態に配慮し、こちらも精一杯譲歩しました。法廷では全員が忍耐強さを求められるなどいつもとはまるで勝手が違いますが、すべては裁判を完結させるためです」と説明している。

出典:https://www.theguardian.com

(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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