子役時代に特撮で活躍した人気声優6人をピックアップ!「まどマギ」「プリキュア」などで活躍するあの人たちも

ウレぴあ総研

2016/9/25 10:00

今では人気声優として知られるあの方やこの方。「海賊戦隊ゴーカイジャー」でゴーカイイエローを演じていたM・A・Oさんのように、声優業がメインになる前、○○で活躍していた…なんてこともしばしば。

そこで今回は幼少期に"子役"として特撮シリーズに出演していたという声優たちを紹介していこうと思います。

調べてみると意外と多い、有名声優さんの子役時代における特撮作品への出演。今回ピックアップしたのは「本名陽子」「仙台エリ」「悠木碧」「日高里菜」「冨永みーな」「中尾隆聖」の6名。

有名声優さんのあどけない演技を楽しむことができたり、いまに至るルーツを知るきっかけになると思いますよ。

■『仮面ライダーBLACK』に出演していた本名陽子

現在では、アニメ作品を中心に活躍されている声優さんが、幼少期に顔出し出演を果たした特撮ヒーロー作品ということで、声優ファンの間でトリビアルなトピックとして今も語り継がれるのが本名陽子さんがゲスト出演した『仮面ライダーBLACK』です。

木村昴さんや愛河里花子さん、渡辺明乃さんなど有名声優を輩出した名門児童劇団である「劇団日本児童」出身の本名さんは、幼少期より数多くの映像作品に出演。特撮ヒーロー作品への出演経験も多く、そのフィルモグラフィーには様々な名作が名を連ねています。

『仮面ライダーBLACK』では、第32話『夢少女・ユキ』において、エピソードの主人公となる少女、ユキ役でゲスト出演。本名さんは、悪の組織である暗黒結社ゴルゴムの女幹部、ビシュムが企てた「子どもを洗脳して極悪人へと変え、やがてその子たちが大人になり社会を崩壊させる」という極悪非道かつ相当に遠大な計画のキーマンとなる少女を演じています。

ちなみに、このビシュムの洗脳術というのが、「幻覚を見せるキノコが入ったスープを子どもたちに食べさせ、善悪の区別をつかなくさせる」というドラッギーかつアッパーな方法であり、劇中には、色んな意味で今では映像化不可能なサイケデリック感溢れるシーンが続出します。

このビシュムの悪巧みのせいで、本名さん演じるユキちゃんは、悪夢にうなされた挙句に、グロテスクな容姿のキノコ怪人に襲われるハメになります。本名さんのあどけなくも一途な演技は、声優ファンならずとも一見の価値ありです!

なお、本名さんは『仮面ライダーBLACK』の続編である『仮面ライダーBLACK RX』の第9話『マリバロンの妖術』にもゲスト出演。こちらでは、「人間をサボテンに変え、意のままに操る能力」を持った"怪魔異生獣"アッチペッチーに襲われる少女役を熱演。キノコに襲われたり、サボテンに狙われたり、ライダーシリーズ出演時の本名さんは何とも波乱万丈な女優人生を送られています。

ふたりはプリキュア』において、キュアブラックを演じ、全国の女の子たちの憧れとなる本名さんが、奇しくも幼少期に同じ「ブラック」の名を授かった特撮ヒーロードラマに出演されていたとは、何だか不思議な縁を感じる話ですよね。

■『恐竜戦隊ジュウレンジャー』に出演した仙台エリ

本名陽子さんと同じくプリキュアシリーズの出演者で、子役時代に特撮作品への参加経験のある声優さんとして、仙台エリさんもご紹介しましょう。

仙台さんは、1992年に放映された『恐竜戦隊ジュウレンジャー』の第11話『ご主人さま!』というエピソードに子役として出演。

この第11話は、どんな願いも叶えてくれる魔人を呼び出すランプにまつわる一騒動を描いたエピソードであり、仙台さんは、偶然にもランプを手に入れた子どもたちの一人である「えり」役として出演されています。

子どもたちとランプの魔人、そして、ジュウレンジャーと、その敵であるバンドーラ一味が入り乱れる微笑ましくてポップな一編であり、ファンタジックなモチーフが度々登場する『ジュウレンジャー』らしいエピソードです。

劇中で、ランプの魔人に願い事を叶えてもらっていた女の子が、やがて、大人になり、『Yes! プリキュア5』ではミルキィローズとして今度は全国の女の子たちに夢を与える立場になったわけですから、これまた何ともドラマティックな話ですよね。

■『仮面ライダー555』に出演した悠木碧

魔法少女まどか☆マギカ』の鹿目まどか役や、『戦姫絶唱シンフォギア』の立花響役を筆頭に、主演アニメは多数、近年では音楽活動も大充実……と、今や売れっ子声優の一人となっている悠木碧さんも、幼い頃からプロダクションに所属し、芸能界で活躍した経験を持たれています。

東映のスーパー戦隊シリーズにも出演経験がある悠木さんですが、子役時代の"顔出し"出演作品として、特に有名なのが『仮面ライダー555』です。

『仮面ライダー555』は、2003年から2004年に掛けて放映された平成ライダーシリーズ4作目となる特撮ヒーロードラマ。主人公であるライダーだけではなく、敵対する怪人"オルフェノク"にも作劇のスポットをあてることで、物語に深いドラマ性を与えることに成功した画期的な作品です。

そのハードな作風がファンを魅了した『555』において、悠木さんは、メインヒロインである少女、園田真理の少女時代を演じ、謂わば"準レギュラー"的な立ち位置で出演(当時の芸名は、本名の「八武崎碧」)。オープニング映像にも登場しています。

『555』出演時には、まだ幼い子どもだった悠木さんが、十年以上の時を経て、今では大人気女性声優の一人となり、そして、先日感動的な大団円を迎えたシリーズ最新作の『仮面ライダーゴースト』では、作品内のマスコットキャラクター、ユルセン役の声優として出演……という時の流れに、声優ファンとして、そして、特撮ヒーローファンとして、感慨を抱かずにはいられません。

■『ウルトラマンメビウス』に出演した日高里菜

『ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?』のヒロイン、玉置亜子役での好演など、新進気鋭の若手女性声優として注目を集める日高里菜さんも子どもの頃に特撮ヒーロー作品で顔出し出演の経験があります。

日高さんは、ウルトラシリーズの集大成的な作品であり、シリーズ40周年を記念して制作された『ウルトラマンメビウス』の第39話『無敵のママ』に出演をされています。

本エピソードは、地球を怪獣の脅威や侵略者の魔の手から守る防衛組織の食堂で働く女性職員を物語の軸に据えたシリーズでも異色のエピソード。主役となる肝っ玉母さん(演じるは、美保純さん!)の長女、タカコを演じているのが日高さんです。

どうやら、タカコちゃんは中学生のようで、劇中では日高さんの初々しいセーラー服姿も拝めます。声優ファン的には、何気にお宝映像ですよね。

『無敵のママ』は、「もしも、『ウルトラマン』の第一話でハヤタ隊員と融合したのが、正義のヒーロー、ウルトラマンではなく悪の宇宙人だったら……」という"if"を描いたセルフパロディ的な色合いが強い挿話です。

奇抜な演出も多く、『メビウス』の中でも特にコメディ色が強いエピソードですが、徹底的にコミカルで陽性ながらも真摯な家族愛を描くシナリオは、思わず胸にグッと込み上げてくるものがあります。

初々しい日高里菜さんの演技(とセーラー服姿)や美保純さんの熱演、そして、ハートフルな脚本と、これまた見どころが盛り沢山なエピソードですので、声優ファンの皆様も是非とも御覧ください。

■『ウルトラマンレオ』に出演した冨永みーな

サザエさん』で、3代目の磯野カツオを演じ、また、『開運! なんでも鑑定団』や『いきなり! 黄金伝説。』などの人気バラエティー番組のナレーションを通じて、最早、国民的な"声"の持ち主となった冨永みーなさんも、子役としての出自を持ち、幼い頃に特撮ヒーロー作品に出演をされています。

冨永さんが声優業をメインに活動される前の代表番組として知られるのが、『ウルトラマンレオ』です。1971年放映の『帰ってきたウルトラマン』を皮切りにスタートした「第2期ウルトラシリーズ」を締めくくった『ウルトラマンレオ』に、冨永さんは梅田カオル役としてレギュラー出演をされています(当時のクレジットは、本名の「富永美子」名義)。

冨永さん演ずる梅田カオル……通称"カオルちゃん"は、シリーズの序盤から中盤にかけて、物語の主要人物として登場。

物語の開始早々に、通り魔的に人間を殺害する残忍な宇宙人に「目の前で父親が胴体を真二つに切断されて惨殺される」というショッキング過ぎる悲劇を経て、おゝとりゲン(ウルトラマンレオ)たちのもとに身を寄せる薄幸の少女という難しい役柄を演じる冨永さんの演技は必見です!

しかしながら、メインキャラクターの一人として、物語を引っ張ってきたカオルちゃんも、シリーズの最終盤に入ると、地球外から飛来した未知の敵である"円盤生物"シルバーブルーメの襲撃を受け死亡。何とも切ない幕引きとなりました。

ちなみに、このシルバーブルーメ登場回では、理科教師が襲われて捕食されるシークエンスがあるのですが、この時、脇役として教師を演じているのはジャッキー・チェンの吹き替えや『マジンガーZ』の兜甲児役でお馴染みの石丸博也さんだったりします。

冨永みーなさんと石丸博也さんという有名声優お二方を手にかけるとは……シルバーブルーメ恐るべしです。

こうして、振り返ってみると、『ウルトラマンレオ』は、主要キャストは勿論のこと、意外な出演者さんのお名前もあっておもしろいですよね。

■『ウルトラQ』に出演した中尾隆聖

最後は、大物男性声優さんによる子役時代のお仕事をご紹介します。『ドラゴンボールZ』のフリーザ役や『アンパンマン』のバイキンマン役でお馴染みの中尾隆聖さんは、子どもの頃に『ウルトラQ』への出演経験があることを皆さんは御存知ですか?

『ウルトラQ』を象徴する怪獣の一体であるガラモンが登場する第13話『ガラダマ』に、少年役として中尾隆聖さんは出演。本名の「竹尾智晴」としてオープニングにもお名前がクレジットされています。

中尾さんが演じる少年が、宇宙から降ってきた未知の金属「チルソナイト」を発見したことから、怪奇かつSFなドラマが幕を空ける本エピソード。

バイキンマン役での強烈なダミ声やフリーザを演じている時の冷酷な演技とは全く違う、子どもらしい純朴な演技を見せてくれます。声変わり前の中尾さんの声を聞けるという点でも、かなり貴重な映像ですよね。

『ウルトラQ』が放映される少し前に、中尾さんはアニメ作品での声優デビューを果たしているそうですが、「役者」と「声優」の境界線が未だ曖昧だった当時の芸能界における空気も感じられて、何とも味わい深いキャスティングです。

ちなみに、この『ガラダマ』で中尾さんの友人の少年を演じているのは、何とあの古谷徹さんとのこと(古谷さんは、ノンクレジット)。

まさか、日本の特撮ドラマ史上に燦然と輝く名作『ウルトラQ』に、後にフリーザ様とアムロ・レイになる大御所声優が二人も出演されているとは……。これまた、何とも感慨深いトピックです。

ここまでで紹介してきた作品は、いずれもhuluやニコニコ動画といった動画サイトで公式配信が行われており、簡単に視聴が可能です。興味のある方は、是非ともご覧になっていただければと思います!

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