「女のファッション=男に見せるためのもの」小籔千豊の偏った価値観がひどい

messy

2016/5/21 15:00


 15日放送の『ハッキリ5~そんなに好かれていない5人が世界を救う~』(朝日放送)にて、芸人の小藪千豊(42)が女性のファッションに対する持論を以下のように語った。

「地味めのボーダー着てる人いるやん。白と紺の細い線、『無印良品です』『オーガニック系です』みたいな。下はジーパンにスニーカー。要は『私は乳見せようとしてません』『私は別に乳じゃないです』って言うてんのに、屈んだ時にザッカーって(胸元が)開くやん。あれやめてくれへんって。見てまうやん、見たないし。『自分見えてんで、キッモ』ってなる。女はわかってないわけないねん。でもやめへんねん。ってことは見せてんねん。第三者に『(小籔が女性の胸元を)見てる』って思われるのも嫌やし、『ガムテ貼っとけバカタレ』って思う。大してお洒落でもないのに」

「究極を言ったらスカートもちょっとわからない。独身の方、彼氏がいない、スカート履く。これ全然ええねん。彼氏おったらスカート履かんでええ。パンツ見える可能性のあるもの何で履いてんねん。じゃパンツ見せたいんか、そいつらは。スカート履いて何がどうなんねん。仕事上手いこといくの? ギャラ上がんの?」

「嫁はんには付き合ってる時に、『もうスカートなんて履かんでええぞ』って言った。誰のためにスカート履くねん。何やったら髪の毛もモヒカンにせえって。かっこつけて髪巻いたりすな。だってええやん。俺と結婚するって決まってるやろ」

一連の発言から、小籔は「女のファッション=男に見せるためのもの」という価値観を持っていることがわかる。確かに盗撮や性犯罪予防に対する女性側の危機管理意識は必要だろう。しかし、すべての女性が胸元を見せるためにボーダーのトップスを着て屈んでいるわけではないし、パンツを見せるためにスカートを履いているわけではない。そして、すべての女性が結婚相手を探すためだけにスカートを履き、髪を巻いているわけでもない。

襟ぐりの広い服とは、顔周りを中心に上半身をすっきり見せる効果があり、夏場に関しては暑さ対策、単純にデザインが好きで着ている場合もある。多くの女性が、自身の好みや体型、季節、気分、TPOを考慮した上で選択している。スカートや巻き髪についても同様だ。多様化している現代の女性ファッションを「男性へのアピール」だけのために存在しているなどと捉えるとは、どっちがバカタレだ。

では、小籔にとって男性のファッションとは女性へのアピールなのだろうか。だとしたら、小籔のInstagramにおいて「やめてくれへん」と感じる投稿は無数にある。まず、収録日の私服として紹介していたスエットパンツや細身パンツ。投稿写真を見るに常用していることが伺えるが、小籔の言葉を借りれば「自分、性器の形見えてんで」「見たないし」「わかってないわけないねん。でもやめへんねん。ってことは見せてんねん」。袖ぐりの広いTシャツも同様だ。「自分脇毛見えてんで、キッモ」。さらに、彼氏や旦那のいる女性にはスカートすら履くなと言うにも関わらず、自分は既婚男性の下着姿の写真や自身の乳首をアップで撮影した写真を投稿している。「誰のために性器の形と乳首とパンツ見せてんねん」「見たないし」である。

また、小籔の私服を公開する同番組の企画では、「高いで」と言いながらヴィンテージ眼鏡を紹介。さらに3.1Phillip Limのスニーカーと、DRIES VAN NOTENのスエットを履いていることを明かした。何でも、仕事で舐められないようなブランドを好んで着ており、「そんなん着てたら『あっ』て思う人もおるやん。ADの女の子とかが『それどこの服ですか?』って。『これAcne』って言うだけで、向こうの見る目がくって上がるやん。そしたらまた番組に呼ばれる可能性が上がるやん」とのこと。

「仕事で舐められないため、自己評価を上げるためにAcneを着ている」とあくまで自身はお洒落を意識しているわけではないことを強調した小籔だが、ボーダーのトップスを着た女性に対し「大してお洒落でもないのに」という言葉を付け加える辺りに違和感を覚える。「お洒落を気にしている」とは言わないくせに、他人のお洒落には口出しするのか。ブランドのネームバリューに頼り、自身のお洒落を磨こうともしていない(もしくはその努力を隠している)人間が、他人のお洒落を批判するのはいかがなものだろう。個人的には、周囲に一目置かれたいがためにハイブランドを着ている男性のほうがお洒落ではないし、ダサくて痛々しさを感じる。

「男は彼女がいようが結婚しようが、好きな服を着て、どこを露出しても良し。しかし女はダメ」「自己評価を上げるためだけにハイブランドを身につける」――小籔とは、外見コンプレックスの塊で自分に自信がなく、女性を束縛し、自身を着飾ることでしか安心できない人物なのだろう。しかし、それを好んで婚姻関係を結んでいる妻のみならず、全女性に「やめてくれへん」と言うのは理解に苦しむ。少なくとも、3誌もの女性ファッション誌において専属モデルを担う男の言うことではない。小籔を起用している雑誌への不信感は募るばかりだ。

(夏木バリ)

当記事はmessyの提供記事です。

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