バックハグで濃密ムードの2ショット! たくましく進化するK-POPファン女性

messy

2016/3/13 17:00


 韓流やK-POPが低迷気味とはいえ、今年に入ってからもたくさんのK-POPアイドルグループが日本デビューを果たしています。

1月にはBIGBANGの弟分であるヒップホップ系のiKON(アイコン)、2月にはFTISLANDやCNBLUEの後輩バンドN.Flying(エヌ・フライング)、そしてMR.MR(ミスターミスター)やLU:KUS(ルーカス)のダンスヴォーカル系、また3月にはB.I.G(ビー・アイ・ジー)がデビューを控えていますし、大国男児が3年ぶりに日本で新曲を出すことを発表しました。この調子で今年もたくさんのアイドルが日本上陸することになりそうです。

アイドルグループの日本での目標は大きくふたつあります。ひとつは東京ドームでコンサートすること。この壮大すぎる野望、ほとんどのグループがインタビューで口にします。「いや、まずは東京国際フォーラムとか武道館とか、現実的なところでいいんじゃないの?」と親心さながらに心配になるのですが、日本でひと旗上げるからには、でっかい夢を描きたいのでしょう。

そしてもうひとつの目標が、オリコン1位です。もちろんデイリー1位よりもウィークリー1位のほうが価値がありますが、この際どちらでもかまいません。デイリー1位でも本国では「オリコン1位獲ったどー!」と自慢できますし、時間がたてば誰も細かいことは気にしません。それにデイリーであっても1位になるのは、なかなか大変なことですからね。

とはいえ、東京ドームよりは達成する可能性がはるかに高いオリコン1位、このためにアイドルグループはさまざまなプロモーション活動に精を出します。以前にもCD販売時の特典会が複雑すぎることはお伝えしましたが、ここ数年で定着してきた「2ショット写メ会」、その現場を取材時に目の当たりにしたときは、さすがに驚きました。
接触イベントが過激化
 これまでも握手会、ハイタッチ会、サイン会、チェキ会など、いろいろな形態で特典会は行われてきましたが、あるアイドルグループの「2ショット写メ会」はその密着度がすごすぎました。お目当てのメンバーの胸にすっぽり収まり、背中に腕をまわして恋人のように抱き合うファン、そのファンのスマホで斜め45度上くらいから連写しまくるアイドル……いやぁ、見てはいけない人様の情事を思わず目にしてしまったバツの悪さがありました。

そのときの写メ会は、ポーズはファンのお望みのままで、バックハグをリクエストするファンもいれば、手をつないで頬と頬をくっつけたりと、あらゆる密着ポーズが飛び出しました。さらにびっくりしたのは、ファンの人たちがまったく恥ずかしがっていなかったことです。その写メを撮る間、次の順番を待つほかのファンたちが行列して、その様子をじーっと見ているにもかかわらず、です。「えー、私、どうすればいいですかー?」と戸惑っている人は皆無。みなさん、当たり前のようにアイドルの胸にすっと飛び込んでいました。

ファンもここまできたか! と、その進化にただただ、ため息が出ました。たしかに照れたり、逡巡してる時間なんて無駄ですからね。それより1秒でも長く密着してたほうがいいに決まってます。

運営側にとっても、チェキ会はチェキ代もかかるし、チェキを撮るスタッフも必要ですし、ファンのスマホで写メるほうがよっぽど安上がりです。また、InstagramやtwitterなどのSNS全盛のこの時代、アイドルと獲った2ショットをファンが自分のInstagramに即UPしたり、twitterのアイコンにできるのも利点です。それもひいてはアイドルの宣伝になり、さらなるプロモーション=CD売上につながるのです。
ファンは「幸せな時間」を買っている
 アイドルによっては、2ショットはただ並んで記念撮影のように写真を撮るだけ、ポーズの指定はなし、連写なしの1回きり、などと細かいルールが定められている場合もありますが、ああした濃厚なサービスを受けてしまったファンは、もはやただの記念撮影には戻れないんじゃないかと思うくらいです。

あの擬似恋人体験はかなりの中毒性があるようで、熱心なファンは幾度も特典会に足を運びます。そして、そのアイドルグループがプロモーション活動を終えて帰国すると、心にぽっかり穴が開いてしまったような気分になり、あの強烈な体験を追い求めて、別のグループの特典会に出かけるようになると聞きました。

結局、CDを売っているのか、仮想の恋人気分を売っているのか曖昧で、その点では気分がモヤモヤしますが、ファンは強制されているわけでもなく、ただただ幸せな時間を買っているのですから、誰も文句は言えません。

悲しいかな、そうして特典会に足しげく通ってアイドルに貢献し、夢のオリコン1位を達成して人気が出てくると、そのグループはファンの数に対処しきれなくなるため、どんどん特典会が淡白になるという、もどかしい事態に陥ります。でも、そのときは濃厚なファンサービスをしてくれる“はしり”のグループに鞍替えすればOK!  アイドルに負けずおとらず、ファンもたくましく進化しているのです。

今週の当番=風田チヌ
濃厚な2ショット写メ会、一度は実体験してみたいのですが、まだ勇気がありません。今回で連載を卒業することになりました。これまでどうもありがとうございました! ビバ韓流!w。

あなたにおすすめ