ホリエモンも大ファンの名作「黄昏流星群」が朗読劇に 声と画像で描く官能と純愛

OVO

2016/3/8 11:44


 人生の黄昏時を迎えた主人公たちの、夜空に燃え尽きる流星のようなせつない恋と人生模様を、心温まる筆致で描いた大人のコミック「黄昏流星群」。言うまでもなく、「課長 島耕作」でおなじみ弘兼憲史のもうひとつの傑作だ。それが4月8日・9日に「朗読劇 黄昏流星群」として舞台化されることが発表された。

上演場所となる銀座博品館劇場に3月7日、著者の弘兼憲史氏、演出家の矢島弘一氏、出演者代表の松下アキラ(ザ・ニュースペーパー)氏、そしてファン代表としてホリエモンこと堀江貴文氏(!)が集まり記者発表会が開かれた。

スタートから21年。今年2月現在、51巻まで刊行中というロングセラーの「黄昏流星群」。描くきっかけとなったのは同世代の飲み仲間たちとの会話からだったと弘兼氏は明かす。

「50歳手前にさしかかった頃、何かやりたいことはあるか聞いたら、みんな異口同音に、もう一度燃えるような恋がしたいと言い放ちやがったんです(笑)。リアルな世界では難しいけれど、物語の世界ならできるじゃないかということで、それまで誰も描いていなかった中高年のラブストーリーを描いてみようと始めたんです」。

聞き慣れない朗読劇というスタイルについては、「舞台上のシチュエーションとしては、大きなスクリーンが中央にあって、そこに弘兼先生が描く登場人物や風景の映像が映し出されます。スクリーンの前には役者陣がイスに座ってならび、せりふを朗読します。それに音楽や照明が加わってストーリーを盛り上げます」と矢島氏が説明する。

弘兼氏も「漫画家は、脚本を書き演出をし照明を描きと、映画を作るのとほぼ同じような作業をしますが、ただひとつだけ出来ないのが音を出すことです。オーディオコミックと名付けられているとおり、単なる朗読劇ではなく新たなジャンル。音楽は、画の雰囲気に合わせてマーラーやショパンなどのクラシックを流してほしいとお願いしています」と補足した。

演じる松下氏は、「これをやることになって50巻を大人買いしました。妻と面白いねと読んでいます。老いてからの恋でこれだけ多岐にわたるストーリーがあるとは。朗読劇は初めてですが、中高年が原作を全部読んでみたいと思うような劇にしたい」と、お得意の小泉純一郎のモノマネを交え決意を語ってくれた。

そして、ファン代表として登場したのが堀江氏。意外にも弘兼作品の大ファンという堀江氏が語る「黄昏流星群」の魅力とは?

「初めて見たときに、漫画として攻めたなと思いました。巻を追うごとに大胆になってますよね。僕なんか映像化しないのかなと思ってたんです。特に、これハリウッドに持ってってもいけるんじゃないかなと。もう一度燃えるような恋をしてみたいっていう気持ちは、世界中でニーズがあるんじゃないかな。今回の朗読劇も映像を撮ればネット配信のコンテンツとしてピッタリ」と、熱烈に賛美しながらもビジネス目線は外さないのがさすがだ。

なお、朗読劇のあとには弘兼氏とゲストによるトークショーも行われることが発表された。ゲストは、4月8日昼公演が山崎ハコ、同夜公演が武田鉄矢、4月9日昼公演がDJ龍太、同夜公演が北野誠という顔ぶれ。それぞれタイプの違うゲストが弘兼氏と何を語るのか、こちらも楽しみだ。

稀代のストーリーテラー弘兼憲史が描く、50代、60代の男女を主人公にした艶っぽくも心にしみる物語。世代を超えて楽しめるプレミアムな漫画体験になるようだが、特に中高年はハンカチを用意していくのをお忘れなく。

【朗読劇 黄昏流星群】
上演作品:「星と死の狭間で」「天空の星花」
会場:銀座博品館劇場
日程:4月8日(金)昼の部14:30開演/夜の部 19:00開演 
4月9日(土)昼の部13:00開演/夜の部 17:00開演 
料金:前売り5,000円(当日5,500円) ※チケットはプレイガイドで発売中

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