AKB48小栗有以、理想の出会いを告白「“運命かも”と思ってしまうんじゃないかな」

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AKB48小栗有以が、ABCテレビで4月17日、テレビ朝日で4月16日より放送されているイケメン男子高校生4人が送る前代未聞の青春ラブコメディ『恋に無駄口』に、ヒロイン・叶依麻役で出演している。

依麻は、高校では絶対に恋しないと誓った主人公・仁科(奥野壮)が恋に落ちる漫画部員。自分との共通点も多かったという同役を、小栗が瑞々しく演じる。

作品への意気込みや現場の様子、さらには小栗の“理想の出会い”から“青春エピソード”までたっぷりと語ってもらった。



──まずは今作への出演が決まった時の心境を聞かせてください。

AKB48に入る前から、少女漫画や学園モノの恋愛ドラマを見ていて「いつか自分もやってみたいな」と以前から思っていたので、今回のドラマが決まってすごくうれしかったです。

──役作りはどのように取り組みましたか?

依麻は、「ありがとうが言える」「ご飯を大事にする」という面や、恋愛経験がないところも含めて自分との共通点がいくつか見つかったので、やりやすい部分もありました。ただ演技なので、自分に似てはいるけど、依麻らしさをどう表現するか考えて頑張りました。

──原作との比較には悩んだりすることもありましたか?

髪型のバリエーションが多かったので、しっかり再現しました。依麻は困っているような、怒っているような表情をよくしているのですが、監督から「鏡を見て練習してください」と教えていただきました。表情は漫画を参考にして、練習しました。

──現場の雰囲気はいかがでしたか?

本当に明るい現場でした。AKB48が主に出演する作品以外の連続ドラマは今回が初めてだったのでドキドキしていたんですが、スタッフさんもキャストさんも本当に仲が良くて笑いの絶えない現場だったので、演技もしやすかったです。キャスト同士でもみんなでアドバイスし合うくらい良い関係を築くことができました。

──作品の中で「パンをくわえて走っていたら角を曲がったところで美少女とぶつかる」という漫画らしいシチュエーションが登場しますが、小栗さんが想像する理想の出会いとはどんなものでしょうか。

「パンをくわえて走っていたら偶然出会う」とか「落とした消しゴムを拾おうとして手が触れ合う」とかの“少女漫画あるある”みたいなわかりやすい出会いがもし本当に起こったら、キュンとして「運命かも」と思ってしまうんじゃないかなと思います。今回も演じていて「こんなことがあったら意識しちゃうんだろうな」と想像してしまいました。

──作中では、奥野さん演じる仁科が“好きなタイプ”を3つ挙げていましたが、小栗さんにとっての“好きなタイプ”はどんなものでしょうか。

うーん、なんだろう。「家族も大切にしてくれる人」「マナーがきちんとしている人」は大事かなと思います。それと、外見よりも中身のほうが大切かなと思います。

──漫画を好きな依麻が、応援している漫画家に会いに行く時に印象に残る服装を選ぶ場面がありますが、これはAKB48を応援するファンの方とも近い心理のように思いました。

たしかにAKB48のファンの方も、メンバーに覚えてもらえるようにわかりやすい色の服を着ていたり、おしゃれしてきたんだという方が多いので「こういう気持ちで準備をしてくれているのかな」と思いました。

──小栗さんだったら、どんなファンの方が印象に残りやすいですか?

毎回同じ色の服を着てきてくれる方は覚えやすいですね。動物の大きい絵が入っている服を毎回着る、とかもインパクトがあるので頭に残りやすいと思います。お顔で覚えることが基本ですが、同じテイストの服装を繰り返してくれる方は覚えることが多いと思います。

──ではおしゃれのために毎回違う服装をしようとするより、覚えてもらうためには同じ格好の方が効果的なんですね。

そうですね。見た目で覚えてほしいという方は、同じテイストの服装を繰り返したほうが絶対に覚えやすいと思います!

──小栗さんは学生時代の多くをAKB48として過ごしてきましたが、小栗さんにとっての青春とはいつでしたか?

私にとっての青春はやっぱりAKB48です。女の子同士で競ったり笑い合ったり、なかなか経験できないような青春を経験できているので、そのことはすごく誇りに思っています。でも今回、依麻として過ごした青春は私には経験したことのないものも多かったので「こういう時にはこうやってキュンキュンするんだな」と想像したりもしてしまいました。初めての経験をした私にも注目してほしいですね。

──AKB48としての活動が青春ということですが、その中でも特に「青春したな」と思い出す出来事はなにかありますか?

AKB48で大運動会をやるんですが、チーム8としてチーム戦に参加していて。当時は「チーム8」は「AKB48」としてあまり認識されていないというか、違うチームのような感覚があったんです。楽屋も違ったしコンセプトも違ったので、私たち自身も「(AKB48とは)ちょっと違うのかな」と思っていた部分があって。でも大運動会ということで、負けないように、認めてもらえるようにとにかく先輩に食らいついていこうとチーム8のメンバーみんなで頑張ったんです。それでチーム8が優勝して、海外の撮影に行けたんですが、その時のことは「みんなで頑張った記憶」としてすごく印象に残っています。

──その頃は先輩メンバーとは少し距離も感じていたのでしょうか。

一緒にお仕事をする機会もほとんどなかったし楽屋も違ったので、最初は距離感がありました。でも運動会で優勝したり、チーム8として結果を出していく中で先輩も認めてくれたというか、ファンの方も「AKB48にチーム8は必要だ」と思ってくれたりして。先輩からも「チーム8のおかげだよ」と言っていただけるような機会も増えて「私たちもAKB48なんだ」と思えるようになったんです。

──その中でも、小栗さんがAKB48に浸透していくきっかけとなったような先輩メンバーはいますか?

(元サッカー選手でAKB48ファンの)岩本輝雄さんがプロデュースする公演(「青春はまだ終わらない」)があるんですが、出演メンバーには先輩が選ばれることが多くて、なかなか後輩は選ばれなかったんです。そこで、私がバックダンサーをしているのをテル(岩本)さんが見つけてくれて、メンバーに入れてくださって。

それまでチーム8として活動していたので、先輩たちの中に入っていく機会はあまりなかったんですけど、そこで先輩のファンの方に見ていただく機会が増えたんです。そこで(元AKB48メンバーの)加藤玲奈さんが私のことを見つけてくださって、加藤玲奈さんが独断で推しメン選抜する企画(れなっち総選挙)で私をセンターに選んでいただきました。そこから、初めてセンター曲をいただいたり、そのメンバーで写真集を出したりと活動が広がっていったので、岩本輝雄さんももちろんですが、加藤玲奈さんが初めてのセンターをくださった先輩として、すごく感謝していますね。

──小栗さんは今後、女優業にも力を入れていく考えですか?

これを機に、もっともっと活動の幅を広げていけるように個人としても頑張っていきたいなと思っています。今回出演させていただいたドラマはキュンキュンドラマなので、ファンの方はどう反応するかということが最初は心配だったんですけど、自分が新しい道に踏み出す始まりの一歩にもなるんじゃないかなと思ったので、ファンの方にはぜひ、頑張りを見てほしいなと思います。このドラマを見て「いいな」と思ってもらえるように頑張りたいと思っています。

AKB48としても(“どえらいダンス”で話題となった)『根も葉もRumor』をきっかけに少しずつ、今のAKB48メンバーを知ってもらって、好きになってもらっているんじゃないかなと思うので、この調子で団結して、新曲『元カレです』でももっと盛り上げていきたいです!

取材・文・撮影:山田健史

当記事はdwango.jp newsの提供記事です。

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