最新ニュース、芸能、ネットの話題をまとめ読み

映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』と新たな三部作は「フォースのグレーゾーン」が鍵に? ライアン・ジョンソン監督が語る

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
rian_johnson_interview_io9
Image: Jesse Grant/Getty Images Entertainment/ゲッティ イメージズ

映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の公開までもうすぐ。監督のライアン・ジョンソンはディズニーの『スター・ウォーズ』シリーズの中で今のところ一番成功していると言っても過言ではありません(彼の作品はまだ劇場公開ではありますが)。そんなジョンソン監督がio9のインタビューに答えています。

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のJ・J・エイブラムス監督は新たな三部作の素晴らしいスタートを切ったものの、脚本には大きな書き直しが加えられていましたし、ギャレス・エドワーズ監督の『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』では再撮影に「フィクサー」を投入していました。『最後のジェダイ』を挟んでその後のシリーズはといえば、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』はフィル・ロードとクリス・ミラーが監督を降ろされロン・ハワードに取って代わり、今の三部作の締めとなる『エピソード9』を担当するはずだったコリン・トレボロウ監督も方向性の違いから降ろされて、その代わりにエイブラムスが監督に。『エピソード9』はジョンソンが監督になるかもと言う噂もありましたが、彼のほうはよほど信頼されているのか、『エピソード9』以降の新たな三部作の創作を任されちゃうことに。Lucasfilmとケネディー社長からの信頼が高いということは事実のようで、インタビューに答えるジョンソン監督もこう述べています。

一番最初の段階からキャシー(*Lucasfilm社長のキャサリーン・ケネディー)とはとても良い関係が築けていた。とても協力的で、僕は彼女に守ってもらっているように感じたよ。ストーリーがどうなるのかという自分が与えられた創作の自由以上に、Lucasfilmの全員が元々の作品群がどれだけジョージ・ルーカスにとって私的なものであるのか理解してたんです。

ジョージ・ルーカスにとってとてもパーソナルだった初代三部作。ジョンソン監督は、それらの作品に「魂」を与えたのはその私的さだと語っています。

それで(Lucasfilmは僕がこのストーリーの中で私的に感じられる事を見つけるよう)積極的に僕に勧めたんだ。僕にそれを許したのでは無く、積極的に後押ししてね。私的で何か自分の深いところで意味を持つストーリーを探すようにと。そして彼らはそれを育てて守ってくれた。僕たちがどんな映画を作っているのか理解していて、初日からそれに興奮していたという事実は、僕らは素晴らしい経験をしたということだよね。

『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』を作る過程をそれほどまでに楽しんだ彼ら。それもあってかジョンソンとプロデューサーであるラム・バーグマン、そしてディズニーの重役達はこれを終わらせたくないという結論に達したよう。そこにジョンソンはあるアイデアを出します。

僕はこう言ったんだ、「僕が興味を持っているのは新たな三部作、『スター・ウォーズ』の世界という巨大なキャンバスに、一つの物語を三作に渡って描くことだ。だけども…新たな場所に行き、新たな人々と会い、新たな物語を語るんだ」と。そしたら彼らはこれに応えた。

ディズニーは2017年11月9日公式にジョンソンが新たな『スター・ウォーズ』三部作の最初の作品を監督し、他の二作の製作にも関わると発表しました。

でももちろんジョンソン監督だってそれらがどんな三部作になるのかは現時点ではよくわからない状況。実際ジョンソン監督は、これがサーガとは別カテゴリーになるのか、『ローグ・ワン』のような「スター・ウォーズ・ストーリー」といったスピンオフ作品になるのかすらもわかっていないとしています。

そこもまだどうするか考え中なんだ。とてもいい質問なんだけど…僕にとって新しい三部作で興奮するところは、広大に開かれているというイメージと、そこで何を作れるかというアイデアなんだ。

『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』が公開されれば私たちもジョンソン監督の持つビジョンをいくらか共有できるかもしれませんね。『最後のジェダイ』に関して、ジョンソン監督はタイトルにもある「最後のジェダイ」がルーク・スカイウォーカーのことであると度々認めてきました。(以前は多国語版のタイトルから「ジェダイ全体のことを指している」と報じられていましたが)。

このことからio9は、現在の『スター・ウォーズ』ユニバースにどんどん増えていっている「ジェダイ」や「シス」と言った区分けに当てはまらないフォース使用者達の名をジョンソン監督の前で言い連ねました。レイ、カイロ・レン、『スター・ウォーズ 反乱者たち』のエズラ・ブリッジャー、アソーカ・タノなどなど。ジョンソン監督は名前を聞きつつ心得顔でうなずき、「この新たなフォースのグレーゾーンが『最後のジェダイ』だけでなく新しい三部作でも大きな要素となるのか」というio9の質問に意味ありげなニヤけた笑いを返し、こう言いました。

映画を観れば少しわかるよ。僕にとってはルークのスルー・ライン*を追って、ルークは今何を考えているのかを考えようとした、そしてその一部がジェダイについてなんだ。宇宙の中でのジェダイの居場所のことなんだよ。でもみんなに明確な答えがこの作品で提示されると期待して欲しくは無いな。僕にとっては大切なのは全て、キャラクター達がどこに到達し、なぜそこに達せねばならなかったのか、ということなんだ。

(*スルー・ライン:演劇用語、キャラクターが目的を持って行動を行う様子から浮かび上がる線といったような意味。「脊柱」とも呼ばれる。一つの作品の中で流れるテーマを指して「スルー・ライン」と呼ぶこともある。)

それでもジョンソン監督は、彼にとっての『スター・ウォーズ』を特別にしたのはフォースとフォースの使い手達にあったとも語っています。「それは重力みたいなんだ、いつもそこにある」とも。そして新しく『スター・ウォーズ』シリーズを作ることに人生の10年を捧げることになっても構わないとも思っているよう。


(『最後のジェダイ』では)とても良い時間を過ごせたしね。自分が遊んでいてとても心地よく思える世界だし、その中でのストーリーテリングの可能性を考えるととても興奮するよ。

伝説に絡めて、僕たち皆の内面でとても重要なことに絡めてあるんだ。口に出して言うと安っぽく聞こえるけれども、本当なんだよ。ストーリーの面でそこに本当の力があるんだ。それがクールだからとか、クールに見えるからとかじゃなくて、それが本当に大勢の観客と、絶大な人気をもって魅了できるんだ。それだけパワフルで本当に興味深くインスパイア性があってこれだけ多くの人々に影響を与えるものを作れるってことが。それに、これ『スター・ウォーズ』なんだよ!

それだけ『スター・ウォーズ』シリーズに熱を入れていて、そしてディズニーにも大事にされているライアン・ジョンソン監督。はたして彼の監督した『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は観客達からはどんな反応を受けるのでしょうか? 12月15日の公開が楽しみですね。

Image: Jesse Grant/Getty Images Entertainment/ゲッティ イメージズ

Germain Lussier - Gizmodo io9[原文
abcxyz

外部リンク(ギズモード・ジャパン)

関連ニュース

Yomerumoをフォローする

Yomerumoから人気記事をお知らせします!

Twitter

おもしろ最新記事

記事一覧

注目ニュース

> もっと見る


掲載情報の著作権はニュース提供元企業等またはGMOアドマーケティング株式会社に帰属します。記事の無断転用を禁じます。
すべての人にインターネット
関連サービス