生田斗真が突き進む「俳優系ジャニーズ」の気になる将来


 生田斗真(31)主演で、11月7日に公開を控える映画『グラスホッパー』。生田斗真にとって今年2本目の主演映画となる作品で、11月2日発売の「女性自身」(光文社)では、映画の見所や共演者について語っている。

映画やドラマに引っ張りだこの生田は、ジャニーズにしては珍しい俳優組。その先人となるのが、現在42歳の佐野瑞樹だ。佐野はアラフォーのジャニーズJr.としても注目を浴びたが、ファンの間では「演劇班のパイオニア」と呼ばれるほど演技力には定評があり、グループに所属したりCDデビューはないものの、舞台俳優として活動を続けている。

これまでにない“俳優系”路線が確立

彼のおかげで、ジャニーズの中でも俳優路線が生まれ、その流れで風間俊介(32)、長谷川純(30)などの、俳優を基本とするジャニーズが生まれた。そして、生田がそのジャニーズの「俳優路線」の知名度を上げることとなる。

しかし、ジャニーズといえば、やはりアイドル。グループに入って、歌って踊ってが基本となる。そして、「CDを出して初めて認められる」という暗黙のルールも存在する。そのため、佐野は2015年10月に独立するまでJr.だった。生田も2008年には『魔王』(TBS系)で大野智(34)とのW主演を果たしているが、2010年まではJr.だった。

ジャニーズに詳しい関係者によれば、

「グループでデビューして、歌番組、バラエティに露出。単体でもドラマや映画に出演させて、個人でもグループでも売っていく。それがジャニーズの基本戦略です。その戦略から外れた俳優は、ジャニーズでも扱いがよくありません」

しかし、生田斗真や風間俊介など、ジャニーズの俳優路線の活躍も近年は目ざましい。そこには、ジャニーズが追い込まれている現状があるという。

前出の関係者が言う。

「かつては、ジャニーズが出演すれば視聴率が獲れる、映画がヒットするといわれていました。ただ、いまその神話は崩壊して、人気だけではなく、確かな演技力が必要とされています。そのため、俳優路線のジャニーズが表に出るようになったのです」

ただし、この流れは、それほど加速はしないという。

「ジャニーズ事務所は、やはりアイドル事務所。俳優のオファーは無理にでもグループに優先的に振り分けられます。個人で俳優路線の人は、なかなか仕事がまわってこないので、厳しいでしょうね。そのかわり、この状況が演技をもっと磨かなければならないという危機感を生み、ジャニーズ俳優組の高い演技力を生んでいます」

ジャニーズ事務所の中だからこそ、厳しい環境におかれ、そこから生まれた高い演技力が生田の武器となった。アイドルになかなかなれなくて、かつては「ジャニーズの落ちこぼれ」とインタビューで語っていた生田は、見事ジャニーズ俳優組で地位を確立している。

(文/タナカアツシ)

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