襲撃事件の傷消えず...川栄李奈、AKB48卒業の背景に「755炎上事件」

サイゾー

2015/3/27 15:00



 AKB48川栄李奈(20)が26日、さいたま市で開催されたライブイベント「AKB48春の単独コンサート~ジキソー未だ修行中!~」でグループ卒業を発表した。


 ライブ終盤、AKBグループ総支配人の茅野しのぶさんがサプライズで春の人事を発表。新たな兼任や兼任解除、さらに新潟に新設されるNGT48に現AKB48の北原里英(23)がキャプテンとして移籍することが発表されるなど盛りだくさんだったが、最後に「川栄李奈、卒業」と告知されると場内は騒然となった。


 涙ながらに発表を聞いていた川栄は「去年の事件があって、握手会に出られなくなって。AKB48は握手会を大事にしているけど、私は握手会に出れないし、これからも出られることはないし、どうしようと...。みんなは『気にしなくていいよ』と言ってくれるけど、自分ではすごく気にしてしまった」と卒業の理由を説明。また、ドラマ出演をきっかけに「お芝居をするのが好きだと気付いた」といい、今後は女優の道に進むという。


 昨年5月、岩手県で開いた握手会で襲撃事件が発生。青森県の無職の男(懲役6年が確定)が折り畳み式ノコギリで川栄や入山杏奈(19)らに切りかかり、川栄は右手親指の骨折と裂傷、頭部も負傷した。


 事件から2週間後の「選抜総選挙」には入山とともにサプライズで登場し、包帯を巻いた痛々しい姿ながら「私はすごく元気です」と気丈に振る舞った。その一カ月後には握手会が再開されたが、川栄と入山は一度も参加していない。精神的なダメージが消えず、握手会に参加できない罪悪感も募っていたのだろう。


 そんな中、ファンの間では「炎上事件」が卒業の引き金になったと騒がれている。


 その事件とは、昨年9月にAKB48の35thシングル『前しか向かねえ』の握手会に川栄が参加しないと発表されたことに端を発する。この発表に対し、トークライブアプリ「755」の川栄のアカウント宛てにファンから以下のようなコメントが多数寄せられた。


「川栄が人気出たのはバイキングや握手会とかだと思うよ。握手会に出なかったら人気なくなるかもよ」

「あの事件があって握手会に出れないっていうのは分かる。けど、ファンの人たちはりっちゃんが元気になった姿を近くで見たいんです。ファンの人達を信じてもう一度立ち上がりませんか?」

「まだ1年も経ってないのに、やれって言うのは酷いよね。でもいつかは再開するんだよね?やることもやらないで選抜に居るわけにもいかないだろうし」


 これに川栄は「あのさー握手会やれとかここに書かないでもらっていいですかー」と書き込み、そのまま同アプリから退出してしまった。


 その後、総合プロデューサーの秋元康氏が「川栄からラインが来ました。『私はAKB48に必要でしょうか?』と。もちろん『必要だ』と答えました」と同アプリ上で報告。続けて「川栄のトークに心ないコメントを書いた人は、どんな気持ちで書いたんでしょうか?怒りを覚えます」「ルールを守って、というより、人としての思いやりを持って、接してください」などと呼び掛けた。


 これに一部の掲示板やまとめサイトでは「ファンを悪者にしている」「キレるようなことじゃない」「完全復活を期待する声を『心ないコメント』扱いは許せない」などと川栄や秋元氏らの対応を疑問視する声が噴出し、炎上騒ぎになった。


 しかし、結局は「握手会を期待されながら参加できない自分」に悩んだ川栄は卒業を選択。ファンが想像する以上に川栄の心の傷は深かったということだろう。


 もちろん、握手会に参加してほしいとエールを送ったファンの気持ちも理解できる。元気になった川栄を間近で見たいという思いは純粋なものだろう。だが、当時の川栄は19歳の女の子。「殺されかけた」というショックと、不特定多数と触れ合う握手会への不安は簡単に消えるものではない。残念ながらファンの期待が彼女を追い詰める一因になってしまった。


「ファンから急かされたことだけでなく、事件から僅か1カ月ほどで握手会が再開されてしまったことも川栄にプレッシャーを与えた。また、事件前から川栄自身が吐露していたことですが、運営サイドから強くプッシュされながら伸び悩んでいたこともAKBメンバーとしての限界を感じる要因になったのでしょう」(芸能関係者)


 同じ事件の被害者である入山は、26日に自身のTwitterで「今日のりっちゃんの話を聞いてそれを理由にわたしも辞めるなんてことはないです。いつか卒業したとしても、それは自分で考えた上でのことです」などとファンに報告。気丈に振る舞ってはいるが、入山は襲撃で受けた傷が現在も完治しておらず、週3回のリハビリに通っている。


 すでに世間の関心は薄れつつあった事件だが、いまだに尾を引いているようだ。

(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)


※イメージ画像:『UTB 2014年4月号』ワニブックス

当記事はサイゾーの提供記事です。

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