「家を飛び出して、街を、そして人生をもっと楽しもう!」のコンセプトを基に情報提供を行っているインターネットラジオ「
SORA×NIWA(ソラトニワ)」のFM原宿ステーションにおいて、11月14日より放送開始した
「ヒルバー サノウラボ」。
第4回のゲストは、
ストリートアカデミー株式会社 CEOの
藤本崇氏。
「
ストリートアカデミー」は、自分のスキルを気軽に共有したいと思った人がワークショップや講座という形式で、学びたい人を気軽に集めて気軽に学ぶイベントを開催するウェブサービス。
キャッチコピーは「教えるを楽しく、気軽に学べる」。コアなターゲットは20~30代。「ストリートアカデミー」のストリートには「巷」の意味が込められていて、「資格を持っていたり専門学校を出ていなくても誰でも先生になれる」ということがコンセプトである。
新しいことを学ぶには不安や面倒を伴う。実際、 今の自分に不満を持ちつつ、一歩踏み出したくても踏み出せない人は沢山いるが、例えば何かを学ぶために専門学校に行くとなると時間も費用もかかるため、結果気が重くなって断念してしまう。
かといって他に方法があるかというと、なかなか無いのも事実だ。そのようなことから、スクールという形式以外で、新しいことを学ぶきっかけをいかに簡単に作るかという方法を考えていたそうだ。
「ストリートアカデミー」発案のきっかけには、実は藤本氏の奥様の存在も大きく関わっている。
MBA取得のために
スタンフォード大学への留学が決まった藤本氏と一緒に奥様も渡米するものの、帰国子女の藤本氏とは異なり奥様は英語ができなかった。さらに藤本氏は勉学で忙しいため、奥様もその時間を一人で持て余す状況にあった。
そこで彼女が英語の習得と周囲とのコミュニケーション作りのためにとった行動は、「ケーキ教室」の開催だった。
ル・コルドン・ブルーで技術を習得していた彼女にはケーキ作りのスキルがあったのだ。
二人は大学の学生寮で暮らしていたので、キャンパスの中で常に学生がいっぱいいる環境に身を置いていた。当時は今と違ってFacebookも無かったが、キャンパスの中という環境が功を奏し、学生の間で口コミでケーキ教室の話が広まっていったという。まさに「リアルFacebook」だ。
丁寧でうまみのある繊細な味の日本スタイルのケーキは、 砂糖以外の味付けを知らなかったというアメリカ人には新鮮で、当時アメリカでは肥満が社会問題になっていたことでヘルシー志向も手伝い、結果奥様のケーキ教室は大繁盛する。
ところが帰国後、今度は日本の恵比寿でケーキ教室を再度開催するが、アメリカの時のように口コミが広がる環境がなく、なかなか生徒さんを集客できなかったことが原因で、結局奥様はケーキ教室をやめてしまう。
藤本氏はこのような奥様の経験を目の当たりにし、スキルのある人と学びたい人をどうしたらうまくマッチングできるかを考えるようになったという。学ぶことが好きな藤本氏、スキルを共有したい奥様、まさにこの二人の出会いが「ストリートアカデミー」誕生の原点であるとも言える。
「ストリートアカデミー」では、現在東京限定で1年に600の講座が開催されている。講座の内容は多岐に渡り、ビジネススキル系、ITウェブ関連スキル系、趣味ライフスタイル系、語学系、また「ママと子供」というコーナーもある。
普通には無い切り口の講座も多数あり、例えばiPhoneだけでマイムービーを作る講座、 2時間でiPhoneアプリを作る講座、DJ講座などがある。また、女性向けには、きれいに写るためのドレスアップ術を伝授する「フォトジェニック講座」、エステティシャンが教える自宅でできる「小顔セラピー講座」など、ビューティー・ファッション系が人気となっている。
大のジョブズ好き!という藤本氏。2005年にスタンフォード大学で故
スティーブ・ジョブズ氏のあの有名なスピーチを生で聴いて衝撃を受けたことは、彼の起業のきっかけにもなっているという。
次回第5回の放送も引き続き藤本氏が登場予定。今度は藤本氏自身の経歴、起業の背景、今後の展望などの話を聞くことができそうだ。
「ヒルバー サノウラボ」第4回ゲスト:
ストリートアカデミー株式会社 藤本崇氏
■次回放送予定
12/12(木)13:00~14:00
⇒SORA×NIWA FM HARAJUKUを聞く
※「SORA×NIWA」のサイト右上にある(ラジオアイコンをタップして、…スマホのみ)HARAJUKU「Listen Now」から聞くことができます。
▼恒例「お昼に気持ちよく飲めるお酒」紹介コーナー
「ヒルバー サノウラボ」では、マスターの「お酒の先輩」であるという六本木の老舗BAR「
CASK strength」のオーナーマスター篠崎さんオススメの「お昼に気持ちよく飲めるお酒」をご紹介。
今回のオススメは、風邪や寒さ対策としてウィスキー・ベースのカクテルをご紹介。
まずは「ウィスキー・マック」。イギリスでも風邪を引いたときに飲む定番カクテル。
レシピはウィスキーとジンジャーワインを1:1のロックスタイルで。ジンジャーワインとは生姜とワインで作られた甘みのあるリキュールのこと。
その他、ウィスキーに
ドランブイを合わせたラスティネイル、あんずの種子で作られたリキュール、アマレットを合わせた「ゴッドファザー」など、ウィスキーと甘みのあるリキュールとの組み合わせは数多くあるので、ぜひお試しを。
次回のオススメもお楽しみに。