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9月22日、映画『
ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』が劇場公開になりました。本国アメリカで公開されるや否や、大好評。あの映画批評サイト
Rotten Tomatoesで96%フレッシュを獲得するなど、日本公開前から大注目されていたんですよね。
正直言って私は、そこまで『ミュータント・タートルズ』のファンではないので、期待半分で試写に行ったのですがこれが本当によかった! 高評価に偽りなしでした。
格闘技が得意なカメたちの戦いを描く『ミュータント・タートルズ』シリーズ。コミック、アニメ、実写映画とさまざまな展開をしてきて、予備知識がなければ楽しめないかと思いきや、最新作となる『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』は彼らの誕生を描く物語なので、誰でも内容をしっかり理解できます。すごく新鮮な気持ちで、一から作品を好きになれるんですよ。
完全さの中に描く不完全さの難しさ
『ミュータント・タートルズ』は、原作者の落書きからアイディアが膨らんで、いつの間にか商業化された作品だそう。今作で大切にされたのは、誕生当時の「らくがき感」と「不完全さ」でした。
これをCGで再現するのは大変な作業。だってCGのそもそもの強みは「左右対称的な完全さ」でしたからね。
完全でクリアなアニメ映像に慣れている人たちにとっては、視覚的フレッシュさを感じられること間違いなし!
「見える」アクションに大満足
あ! それと注目してほしいのはアクションです。個人的には、そこに感動したかも。だって、2014年と2016年に実写化されたとき、タートルズたちのアクションが高速すぎて何が起こっていたかわからなかったじゃないですか。当時、マイケル・ベイ監督がそういう絵を好んで作っていたからというのもあるらしいですが…。
本作は、アクションもちゃんと見えるのに、動きの緩急があってキレがあるし、なにより格好いいんです。この部分、要チェックです。
『
ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』は「評価高いけれどどんなもんかな~? 」程度のノリで見に行っても、きっと満足できるはず。
全国の映画館で公開中ですよ。