洗濯物を干すときに欠かせないピンチハンガー。でも、ピンチ(洗濯バサミ)が劣化しやすかったり、収納しづらかったり、ピンチ同士が絡まったり……なにかとイライラする存在だったりしませんか?
ピンチが欠けてだんだん干せる場所が減っていったり、次第に異臭を放つようになることも……。また、収納時にかさばったり、数年に一度壊れてしまい買い替えの手間がかかったりと、悩みはつきません。
そんな悩みを抱えていた筆者が出会ったのが、ステンレス製の「折りたたみピンチハンガー」。
干すものに合わせて形状を変えながら使用できるだけでなく、ステンレス素材ならではのピンチの強さ、収納時にコンパクトに畳めることなど実際に使用してみて想像以上に優秀だったので、紹介したいと思います。
◆コンパクト収納できる不思議な形状のピンチハンガー
プラスチック製、アルミ製など過去にいろいろなタイプのピンチハンガーを試してきましたが、見た目のチープ感が好みでないだけでなく、畳んだ状態でもコンパクトにはならず、場所を取るといったデメリットを感じていました。
今回紹介する「折りたたみピンチハンガー」は、楽天市場で税込1269円で購入しました(購入時)。
ステンレス製で錆びにくく、35個のピンチ付いて、横幅約53cmと超コンパクトに折りたたむことができます。見た目のスタイリッシュさも人気の理由なのかもしれませんね。
◆ハンガーは自由自在に伸縮できる
使用時は、両端を引くことでハンガーが自在に伸縮します。
まず、手に取って感じたのは、ステンレス製なのに重量438gと、とても軽いということ。筆者が今まで使用してきたものと比べ、ピンチ同士が絡まないのもストレスがなく、購入してよかった理由の1つです。
開き方によってハンガーの形状を自在に調整しながら使用できるのが面白いですよね。
洗濯物はその時によって干すものや量も変わってくるので、シーンに合わせた使い方ができると嬉しいです。
少ない量の洗濯物に対して、大きなピンチハンガーを使用していると、ハンガーの分だけ場所を取ってしまうのが嫌だったので、そのような悩みも解決することが出来ました。
◆干すものに合わせて形を変えてみると
小物だけ少量干すときや、タオル一枚だけ干すときなどは、幅を狭くして省スペースで干すことができます。
小物用にピンチが横並びになったハンガーを別で購入したこともありましたが、この折りたたみピンチハンガーを複数個持っておくことで、洗濯物の量が多い旅行後などは複数個使用するなどシーンに合わせた使い方ができています。
いろいろな形状のものを干すときは、奥行を持たせた形にすると、今まで使用していたようなピンチハンガー同様に使用できますよね。
フェイスタオルを大量に干すのにもピッタリです。
◆その他のディティールやピンチの強度にも大満足
風などによる傾きを防ぐため、ハンガー部分には取っ手を固定するリングが付いています。
リングを緩めることで、ハンガー部分を畳んでコンパクトにすることができますよ。
◆我が家ではアウトドアシーンでも重宝
ハンガーを引っ掛けるだけでなく、物干し竿に固定するためのストッパー付きなので外に干しても風で落下することなく、安心ですね。
ステンレス製で強度があるピンチなので、洗濯物を引っ張って回収することはできないのですが、重いものを干しても外れることがないのも使いやすく、良かったです。
プラスチック製のピンチと比べてかなりの強度があるので、洗濯物が落下したりピンチ自体が割れる心配がないのも良いですね。
「使用しないときはスッキリ収納させたい」「少量の洗濯物にもピッタリなサイズ感のハンガーで対応したい」「ピンチに強度のあるものが良い」といった人にはピッタリのピンチハンガーだと思います。
コンパクトに収納できるので、旅先にハンガーを持っていく際にも重宝していて、我が家ではキャンプにも持っていきます。濡れた水着やタオルをサッと洗って乾かしたりと、アウトドアシーンでも大活躍ですよ。
<文・撮影/鈴木風香>
【鈴木風香】
フリーライター・記者。ファッション・美容の専門学校を卒業後、アパレル企業にて勤務。息子2人の出産を経てライターとして活動を開始。ママ目線での情報をお届け。Instagram:@yuyz.mama