「遊ばれて終わるのはイヤ…」イケイケのモテ男を本気にさせられる≪できそうで“できない女”≫とは?

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こんにちは、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーの堺屋大地です。

筆者はLINE公式のチャットサービスにて、年間約1500件のペースで恋愛相談を受けています。また知人経由で対面の相談を受けることも多く、性別・年齢問わずさまざまな方の恋のお悩みをうかがってきました。

さて、モテ男は大別すると2種類に分けられます。

やさしくて誠実なタイプとイケイケでチャラいタイプ。後者のイケイケタイプのほうは、都合よく遊ばれて傷ついてしまうリスクなどもありますが、やりようによっては女性側が主導権を握り、追いかけさせることもできるのです。

今回の相談者は広告代理店勤務の紗良さん(仮名・24歳)。会社の2つ年上の先輩でイケイケモテ男・弘毅さん(仮名・26歳)と、どうすれば付き合えるかというお悩みでした。

※ご紹介する相談内容はご本人の許可を得て掲載しています。ただし、プライバシー保護のため実際のエピソードから一部変更しています。

◆こちらから誘えば飲みデートには行けそうだが…

紗良さんいわく、弘毅さんはきちんとした彼女は作らずにいろいろな子と遊んでる様子とのこと。

「弘毅先輩はナンパスポットで有名な銀座のコリドー街でよく飲み歩いてるって言ってますし、ジャグジー付きのカラオケで友達のバースデー開いたって言ってましたし、要するにパリピなんです。私と弘毅先輩が社内の一緒のチームになってからまだ2週間ぐらいしか経ってないんですけど、でも仕事には真面目だし、私のこともさりげなくフォローしてくれるので、すぐに好きになっちゃったんですよね」

紗良さんから誘えば、2人で飲みに行くこともできるらしいのですが、躊躇しているそうです。

「私は弘毅先輩と真面目に付き合いたいので、遊ばれて捨てられるなんて絶対にイヤなんですよ。私からアプローチしたら飲みデートに持っていくぐらいは余裕だと思うんですけど、そうするとこっちが追いかける側になっちゃって主導権を向こうに握られちゃう。そうなったら対等になれないから、都合のいい関係にされちゃうと思うんです。どうしたら弘毅先輩みたいなイケイケなモテ男の本命彼女になれますか?」

◆可能性は30%、しかもハイリスク・ハイリターン

紗良さんの相談に筆者は次のように答えていきました。

まず、きちんと現実を把握しておく必要があります。

弘毅さんのようなチャラいタイプのモテ男の正式な彼女になれる可能性は、そもそも低いわけです。

100%確実に恋人になれる方法なんて当然ありませんし、70~80%ぐらいの高確率で恋人になれる方法なんてものもありません。

紗良さんと弘毅さんの関係性や、二人の恋愛経験値などを比較して考えると、彼の本命彼女になれる可能性は、MAXで30%ぐらいしかないように思います。つまり、どんなに最善の方法を選んでも70%は恋人になれないということです。

しかもその30%という成功率は、弘毅さんとの関係が悪化したり疎遠になったりする可能性も覚悟をしたうえでの、ハイリスク・ハイリターンの方法に賭けた場合の数字。リスクをおそれて凡庸なプローチをしたら、確率はもっと激減するでしょう。

◆男性側から追いかけてこさせるように仕向ける

ここまで説明した段階で、最善手に賭ける覚悟はあるかと尋ねたところ、紗良さんは「本命彼女になれないなら嫌われて疎遠になってもかまわない」という決意を語ってくださったので、ハイリスク・ハイリターンの一番確率の高い方法をお伝えすることにしました。

弘毅さんの性格や恋愛経験などを踏まえて考えると、

≪できそうで“できない女”≫

になることが、最善手でしょう。

弘毅さんのようなモテ男は、女性側から追いかけても逃げるばかりで振り向いてくれる可能性は低いため、男性側から追いかけてこさせるように仕向けるのがベスト。

ただし、よっぽどの美女でない限りは普通に接していても追いかけてきてくれないので、「この子はユルそうだからワンチャン遊べそうだな」と思われるような振る舞いをして、ガッついて来させるという作戦です。

◆4つの「簡単にできそうな雰囲気」をエサにする

そこで、次に挙げるような「簡単にできそうな雰囲気」をエサにするのです。

●お酒は弱いけど飲むのは大好き

●押しに弱いので断ることが苦手

●下ネタにノリノリで乗っていく

●失恋したばかりでさびしい時期

要するにこの4つの特徴を持ったキャラを演じるということ。この特徴をすべて兼ね備えた女性は、彼のようなタイプからロックオンされやすいのです。

もちろん実際には一線は越えさせずに、徹底的に“おあずけ”して引っ張り続けるのがポイント。彼のほうから告白してきて本命恋人になれるまでは、身体の関係は持たないようにかわし続ける必要があります。

そして、ハイリスクではありますが、可能な限り彼のコストと時間を使わせまくるという手もあります。星付きのお高いレストランをおねだりして奢ってもらったり、丸一日たっぷり一緒にいられる某有名テーマパークデートに連れて行ってもらったりして、とことん“投資”してもらいましょう。

すると、最初は性欲だけが目的で追いかけてきていたとしても、コストや時間をたくさんかけていくうちに、いつの間にか本気で好きになっているということが意外と起こりうるものなのです。

◆≪できそうで“できない女”≫が実は一番モテる?

紗良さんは「確かにそういう女が実は一番モテるタイプな気もしますね」と納得。こうして紗良さんは弘毅さん相手に≪できそうで“できない女”≫作戦を決行しました。

――2ヶ月後。まだ弘毅さんの恋人になれているわけではないそうですが、彼のほうから何度もデートに誘われる関係にまでは進展しているそうです。紗良さんが弘毅さんの本命彼女になれる日は近いかもしれません。

<文/堺屋大地>

【堺屋大地】

恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。現在は『現代ビジネス』、『smartFLASH』、『文春オンライン』、『集英社オンライン』などにコラムを寄稿。LINE公式サービスにて、カウンセラーとして年間で約1500件の相談を受けている。Twitter(@SakaiyaDaichi)。

当記事は女子SPA!の提供記事です。