今回の新型コロナワクチンを接種する予定は? 世代差も顕著だが…

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「XBB.1.5」と呼ばれるオミクロン株の派生型に対応した、新しい新型コロナウイルスワクチンの接種が始まった。製薬会社は、現在主流となりつつある変異株「EG.5(エリス)」に対しても免疫が機能すると発表している。

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■高齢者は多い人で7回目


新型コロナワクチンについては、高齢者など重症化リスクが高い人は最大で6回の接種が行われている。

全国旅行支援などの給付を受けることができたため3回接種を済ませた人も多いが、副反応の問題もあり、接種が始まった当初ほどは拡がっていない印象だ。

新型コロナウイルスの感染症法上の分類は「2類相当」から5類に引き下げられたが、今年度まではワクチンは自費負担なしで接種することができる。今回のワクチンは、どれくらいの人が接種を検討しているのだろうか。

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■接種派は3割以下


Sirabee編集部が、9月8~11日にかけて全国10~60代男女1,000名を対象に「今秋からの新型コロナワクチン」について調査したところ、「必ず接種する」と答えた人は7.6%。

「たぶん接種する」が20.2%で、ワクチン接種を前向きに検討している人は3割を下回った。最も多かった回答は「たぶん接種しない」で46.1%。「絶対接種しない」という人もそれに次いで26.1%存在している。



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■中高年は関心も


新型コロナウイルスは、高齢者ほど重症化リスクが高いとされており、高齢者のなかにはこれまでに6回接種を済ませている人もいる。今回の調査でも、接種意向に世代差が大きくあらわれた。

「必ず接種する」と答えた人は年代が上がるほど増加し、60代では15.9%に及んでいる。



現在は国内でもまた感染拡大が起きつつあるとされる新型コロナウイルス。新しいワクチン接種がその解決策となるのか、注目される。

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■執筆者プロフィール


タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター

1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。

著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)

当記事はしらべぇの提供記事です。

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