発達障害特性が見られるパートナーとの関係性に苦しんだり、重いストレスを抱えて身体的・精神的不調に陥る「カサンドラ症候群」。
今回は「カサンドラ症候群」になった経験を持ち、漫画『夫と心が通わない カサンドラ症候群で笑えなくなった私が離婚するまでの話』の原案者であるアゴ山さんに当時のことをインタビュー。
主人公・アコさんが体調不良で夕飯を用意できない時に「ご飯用意してね」と言ったところ、2人の子供の分は用意せず自分の分だけ用意した夫の行動など6~10話の内容とともに紹介します。
◆夫への違和感
――元配偶者様と心が通わないことについて気づき始めたのは、いつ頃でしたか?
アゴ山:予兆は結構前からあったと思うのですが、ハッキリ気が付いたのは2人目の子供が産まれて以降でした。
伝えたいことが何をしても伝わらない、暖簾に腕押しのような違和感がありました。
◆心に響かないのが辛かった
――元配偶者様と日々暮らす中で、1番きつかったことは育児についてだそうですね。
アゴ山:簡単に言うと、子供についての意見の相違ですが、そういったものって普通の夫婦なら育児中はあるあるかと思います。
ただ私の場合は、言葉が伝わらない、伝えたいことを明確に言葉にしても心に響いていないという違和感でした。子どもの命や心情を一番に考えてほしいのに、それがあまり感じられなかったんです。
――それは辛いですね。
アゴ山:特に子供の発達障害の指摘を受けた時に一切受け入れてくれなかった。そのことが、子供のことを拒否しているようでとても悲しかったです。
結果、育児も子供の療育や将来の心配もほぼ私が一人で背負った形になり身体的にも肉体的にも辛かったです。
<取材・文/女子SPA!編集部>
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