義母の他人行儀なふるまいに悩む女性、義姉から理由を聞いてスッキリ/義実家・家族記事BEST5

女子SPA!

 2022年12~2023年2月、女子SPA!で大きな反響を呼んだ記事を、ジャンルごとに紹介します。こちらは、「義実家・家族」ジャンルの人気記事です。(初公開日は12月31日 記事は取材時の状況)

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嫁姑問題といえばどちらかとうと少しネガティブな内容が目立ちます。ですが、中には実の親子以上に素晴らしい関係を築いているケースもあります。今回は、ある女性が夫の実家で経験した義母とのエピソードを紹介します。

◆とにかく他人行儀な義母

今回お話を聞いたのは、転勤族の夫をもつ専業主婦の早希さん(28歳・仮名)。早希さんは初婚だそうですが、夫はバツイチとのこと。結婚後初めて迎える義実家での年越しに、ちょっと気になることがある早希さん。

「私に対して義母の振る舞いが他人行儀過ぎるところがずっと気になっているんです。まるで来客のように丁寧なもてなしを受けるし、それが毎回当たり前のようになっているんです」

今回の帰省でも義母の振る舞いは変わらず、早希さんがおせち料理の手伝いを買って出ても、義母から「早希さん、あなたはいいから座っていてちょうだい」と言われ、台所には入れずじまい。説得に参加するよう夫に助け舟を出しても煮え切らない態度で、挙句の果てに義母に従うよう早希さんの方が説得される始末だったそうです。

◆見かねた義姉のフォロー

その後、夫の兄夫婦も年越しのために義実家へ帰省してきたそうです。夫には2人の少し歳が離れた兄がいて、義姉たちは義母との仲は良好で実の親子のようでもありました。

「夫は末っ子なので、私には頼れる義姉が二人もいるんです。彼女たちが、リビングで手持ち無沙汰な私を見かねて、ありがたいことに『早希さんも一緒に準備しましょう!』と呼んでくれたのでやっと台所に入れました」

ようやく手伝うことが叶った早希さんでしたが、それでもなお義母は他人行儀を貫いていたそうです。早希さんとしてはうまく距離を縮められずもどかしいかぎりだったといいます。

そんな中、食材が必要になったからと長男の嫁である義姉が早希さんを買い物に誘ってくれたのだそうです。

「早希さんはきっと気になってたと思うから、少しデリケートな話なんだけどせっかくの機会だし教えておくね」

と、スーパーに到着するまでの間、義姉は義母の他人行儀な振る舞いについて話してくれたそうです。

◆義姉が教えてくれた事実

「開口一番義姉は、義母の他人行儀な理由が『夫の前妻に対して真逆な接し方をした結果の反面教師』だということを教えてもらいました。でも、はじめはいまいちピンときませんでした。私には真逆な振る舞いをするお義母さんの姿が想像できなかったんです」

義姉いわく、義母は前妻に対して娘のようにかわいがり、料理や裁縫などあらゆることを惜しみなく教えたそうです。前妻も最初のうちは喜んでいただのですが、何度か義実家に足を運ぶ間に、それが徐々に苦痛になってきたと言います。

「たぶんね、前妻は真面目な性格だったと思うの。でね、義母さんがそんなよくできる前妻に節度を超えたリクエスト、例えば、次回の親戚の集まりには美味しい料理を振る舞ってほしいとか、私の子供に毛糸で何か編んであげたりしてほしいとか、リクエストのハードルが上がってきたのね。ま、前妻がそれだけできる女性だったのかな」

と教えてくれた義姉。前妻は次第に体調が悪くなり、義実家へ足を運ぶどころか、自宅から外へ出るのもやっとというくらいに、精神的に病んでいったそうです。

「それから1年ほどたったあたりかな。弟から相談があって、前妻とは離婚を視野に話し合っているって言われたのよ。ま、私は無理もないとは思ったんだけど、彼女の体調が一番だしね。結局その半年後に離婚が成立したわ」

そんななか、早希さんとの再婚が決まり、義母は同じ過ちを繰り返したくないという気持ちから、前妻の時とは真逆の接し方としているとのこと。

◆義母への歩み寄り

早希さんは、義姉が教えてくれたいきさつを知ることで、ようやく義実家での他人行儀な行動をとる義母のことが理解できるようになりました。そうと知った早希さんは、時間をかけてでも義母との距離を近づけたいと思うようになります。

「夫にもすぐにその気持ちを伝えました。今の目標は、いつの日か一緒に台所に立つことですね。そのために、今は少しずつ心の壁を崩せるよう頑張ります」

あの年の瀬以降、早希さんは月に一度趣味のお菓子を作って義実家へ持参しているそうです。それも、玄関先で義母へ手渡しし軽いあいさつだけで義実家を後にしているそう。

「嬉しいことがあったんです。先日、義母からお菓子のお礼にハガキをいただいたんです。内容はシンプルでしたが、少しずつ距離が縮まっている気はするんです!」

早希さんは充実した笑顔で語ってくれました。

―シリーズ「年末年始・帰省のトホホ」―

<文/大杉沙樹>

【大杉沙樹】

わんぱく2児の母親というお仕事と、ライターを掛け持ちするアラフォー女子。昨今の情勢でアジアに単身赴任中の夫は帰国できず。家族団欒夢見てがんばってます。

当記事は女子SPA!の提供記事です。

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