「ごはんが欲しくて呼び鈴を鳴らす猫」の動画、可愛すぎて思わず見入ってしまうという一も多いのではないでしょうか。
わが家の2匹の猫たちにもこの芸当を再現してほしい!と興味津々で試してみました!
ただしわが家の2匹は15歳。人間でいうと70代半ば過ぎあたりのおじいちゃん・おばあちゃん猫なのです…。 果たして「チ~ン♪」をマスターできるのか? 赤裸々なレポートをお届けします。
■かわいさ抜群!「呼び鈴を鳴らす猫ちゃん」を試したい!
動画で見た「ベルを鳴らす猫ちゃん」たちは、みんな目がきゅるるんとした若い猫に見えました。
わが家の2匹は今月でちょうど15歳、人間でいうと70代半ば過ぎの後期高齢猫。
新しいことを覚えることができるのでしょうか…?
■卓上ベルを買いました!
というわけで、さっそく商品を購入してみました。
Intellife コールベル ペット用 呼び鈴 卓上ベル カウンターベル ペットトレーニング 訓練用品 しつけ用 ペット おもちゃ 犬 猫 兼用
小サイズの商品なので、集合住宅のポストの中に届けられていました。
部屋に持ち込むと、キジトラが興味ありげにこちらを見ています。
この商品は「呼び鈴」「コールベル」「卓上ベル」といった名称で販売されていることが多いようです
基本のスペックは以下の通り。
・サイズ 直径7.2×高さ5cm
・重さ 80g
オンラインショップでは店ごとに取り扱うカラーのバリエーションが異なっていました。
赤、青、ピンク、黄色、緑、紫などを見かけましたが、筆者はベーシックな白を選びました。
てっぺんにボタン型のパーツがあり、小さなペットの手でも押しやすいようです。
裏返すと、ボタンに連動した金属の棒状パーツが内側からノックする構造が見て取れました。
シンプルな仕組みです。
テーブルの上にベルと皿を並べ、「押したらおやつを与える場」を用意してみました。
■実際にやってみた!結果は…?
まずは「ベルを鳴らしたらおやつが食べられる」ということを繰り返し教えてみます。
キジトラがテーブルに前脚を乗っけて「これ何?」という表情で飼い主を見上げています。
集合した2匹に、まずはベルの音を聴かせると…?
特に驚いたり怖がったりする様子もなく、じっと眺めていました。
それよりも今は、この後にお皿の中に起こることのほうが気になるのかも。
音を鳴らした後にお皿におやつの「ちゅ~る」を入れる、という行為を何度か繰り返してみました。
登場したおやつは、2匹交互でしっかり食べます。
しばらくすると、「もっとちょうだい!」というリアクションを見せるようになりますが…。
「ニャー!」と鳴いて要求を伝えるので、「ベルを鳴らす」という行為までまだ結び付いていない様子。
飼い主が猫たちの手(前脚)をとってやってみることに。
実際に自分たちの手で鳴らしてみましょう。
やさしくベルのボタンに手を誘導して押してみると、「チ~ン♪」という澄み渡った音が鳴り響きます。
この方法で、2匹に30分ほど教えました。
何度も何度も根気強く繰り返したのですが、なかなか自分で押すということはしてくれません…。
少し飽きてきたようで、テーブルの上にのぼるなど、別の遊びを始めてしまいました。
やはりおじいちゃん・おばあちゃん猫に、新しいことを覚えさせるのは難しいのでしょうか…?
「手で押せなくても、鼻で押せたらもいいかも?」と考えて、ボタンの表面におやつの匂いを付けてみると…。
くんくんするのですが、押すというところまではいかず。
飼い主が珍しく長時間あれこれ干渉してくるので、不審げに飼い主を見つめてくる2匹。
特にキジトラは(かつては)きゅるるんとした美少女猫だったのに、「飼い主はいったい何をさせたいんだニャ…」とでも言いたげな表情。
ふと撮った写真が、チベットスナギツネみたいな顔でした。
それでも飼い主は諦めずに地道に教え続けます。
「押して音が鳴ると、褒めておやつ」を1セットで1時間近くやりつづけました。
もしかしたら「握手したらおやつがもらえる」と認識されている…?
そろそろ眠そうな様子です。
ハチワレが「わしゃもう疲れましたよ。とりあえずなでたまえ?」みたいな状態でコロンと転がりました。
2匹に警戒心やストレスを感じる素振りも見られ始めたので、今日はここでおしまいに。
短期集中でなく、数日にわたってゆっくり少しずつ教えるのが良いですね。
あるいは、やはり高齢猫には限界があるのかもしれません。
普段は人間の子どもの相手ばかりの筆者と、久々にたっぷり遊ぶ時間があって猫たちも大満足…したかどうかは分かりません、猫なので!
とりあえず毎日元気に動いてくれるだけで、飼い主が大満足。 ハチワレとキジトラには、ゆっくり過ごしてたくさん長生きしてほしいと願っています。