余命数か月の飼い主へ「ネコが見せたもの」にボロ泣き…ヒトは忘れたけどネコが覚えてること<漫画>/2022人気記事BEST5

女子SPA!

2022年1~11月、女子SPA!で大きな反響を呼んだ記事を、ジャンルごとにBEST5まで紹介します。こちらは、「社会・生き方」ジャンルの人気記事です。(初公開日は10月30日)

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自宅でシャンパンタワーを眺めながら、有名タレントや美女に囲まれる裕福な男性。しかし次の瞬間、舞台は病室へ。余命数か月の彼の代わりに、「ネコが覚えてること」とは……?

「泣ける漫画」として話題の、Ququさんによる短編『ヒトは忘れたけどネコが覚えてること』。初出は2019年で、今月Twitterで再公開されるとあっという間に4.5万いいねがつき「ボロ泣きしてしまった」「家族に会いたくなった」など多くの感想が寄せられました。

ベンチャー企業を経営する新進気鋭の若手実業家・岡田社長。急に体調を崩した彼は、検査のため急遽入院することに。

1泊あたり“車が買えるくらいの金額”だというその特別な病室には、ある会社が技術を結集した「楽しい記憶を読み取って再現する」というベッドが導入されていました。それを使って1日1回、過去のきらびやかな時間を思い出しては、自分の成功をかみしめます。

病棟は病院から離れた場所にあり、社長の愛猫・ワサビも病室へ迎え入れることができました。彼は忙しい中の「ちょうどいい休息だ」と入院生活を満喫していたのですが、ある日の検査結果で、自分の余命が数ヶ月だと判明して――。

不思議な世界観の作品をTwitterやnoteで多数公開しているQuquさん。ご自身も猫好きという作者のQuquさんに、この作品への想いや、読者の反応についてコメントをいただきました。

◆『ヒトは忘れたけどネコが覚えてること』反響は

2019年の発表時は『成金の記憶と、ねこの漫画』というタイトルで、そして今年に入って『ヒトは忘れたけどネコが覚えてること』として再度公開されたこの作品。反響はどのようなものだったのでしょうか。作者のQuquさんにコメントをいただきました。

「猫の表情を気に入って下さる方が多かった」

「この話は、他の話のドラマ化に合わせてアップした過去の作品なのですが、投稿した当時は他の短編に比べてTwitter上でのビューは少ない方でした。ですが今回はタイトルの訴求力も大きかったのか、とても多くの方に見ていただき驚きました。私自身猫が好きで描いた話だということもあり、気に入っている話なので嬉しいです。

また、読者の方の反応を見ると、猫の表情や仕草を好きと言って下さる方がいて、特に最後の表情を気に入って下さる方が多かったです。本来表情のない猫の感情表現は自分でも苦労したところで、そこを見ていただけたのも嬉しかったです」

猫の表情に注目して、最後のページをぜひもう一度見てみてください。

<漫画/Ququ 文/女子SPA!編集部・黒塩>

【Ququ(くく)】

自作の漫画をTwitterやnoteに掲載中。著書に、短編集『死んだ彼氏の脳味噌の話』(KADOKAWA刊)。同書に掲載の漫画『元カレと三角関係』が、2022年11月12日(土)放送の「世にも奇妙な物語 '22秋の特別編」(フジテレビ系)にて土屋太鳳主演でドラマ化。

当記事は女子SPA!の提供記事です。