矢部昌暉、DISH//としてのヒットも「実感ない」 俳優としてグループとして「できる限り続けていけたら」【インタビュー】

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 俳優、そして4人組バンド「DISH//」としても活躍する矢部昌暉が、12月15日から上演される舞台「私立探偵 濱マイク -我が人生最悪の時-」に、主人公・濱マイクの唯一の友人・星野役で出演する。本作の原作は、映画監督の林海象によって製作され、永瀬正敏が主演したハードボイルド探偵映画シリーズ『私立探偵 濱マイク』。1993年から1996年までに三部作が劇場公開された後、テレビドラマ化もされた。2021年には、映画第1弾『我が人生最悪の時 THE MOST TERRIBLE TIME IN MY LIFE』を原作に、佐藤流司主演で朗読劇として上演。そして今回、ついに舞台化される。矢部に、本作への意気込みや俳優業やDISH//についての思いなどを聞いた。

-朗読劇に続いての星野役ですね。

朗読劇のときに、主演の佐藤流司くんと「舞台でもやりたい」という話をしていたので、今回、それがかなってうれしいです。朗読劇のときにも、クライマックスシーンでは、立ち上がって、台本を手放して芝居をすることもあったぐらい感情を揺さぶられる作品だったので、今回はそれを思う存分楽しんで演じたいと思います。

-朗読劇では、どんなところにポイントを置いて演じましたか。

星野は、このおしゃれな世界観の中にスパイスを加え、歯車を狂わせるような役割だと思うので、かき乱す存在だということを意識しました。原作の映画では、(星野役は)ウッチャンナンチャンの南原(清隆)さんが演じていらっしゃったのですが、すごくおちゃめで愛されるキャラクターだったので、そうした部分を僕も出せたらいいなと思っていました。

-今回、演じるに当たって、どんなことを考えていますか。

主人公の濱マイクは、不器用で、ときにはむちゃをしてしまうけれども、男らしい男なので、そういう濱マイクが信頼を置ける人物はどんな男なのかを考えていきたいです。

-矢部さんと似ていると思うところはありますか。

僕に近いキャラクターだと思います。僕もすぐにおどけたりするキャラなので(笑)。星野くんほど口はうまくないですが、それ以外は似ています。

-今回、星野役は、宮本弘佑さんとWキャストで演じますが、宮本さんとは今回、初めての共演ですか。

共演は初めてですが、宮本くんとは同じ事務所なので、昔、別のお仕事で会ったことがあり、当時、高校生だったと思いますが、僕と年が近く、考え方がすごくしっかりしているという印象でした。久しぶりに再会できるのは楽しみです。

-では、本作の見どころは?

濱マイクという男が本当にかっこいいので、まずはそこを見ていただきたいです。それから、世界観やおしゃれな衣裳もこの作品ならではだと思いますし、友情や絆、誰かを思いやる気持ちが詰まった熱い作品になると思うので、ぜひそうしたところを楽しみにしていただければうれしいです。

-ところで、矢部さんは10歳でデビューして以降、俳優として、そしてDISH//として活躍しています。デビューのきっかけは?

今の事務所にスカウトしていただいたことでした。それまでサッカーをやっていたので、自分はサッカー選手になるものだと思っていて、この世界には全く興味がなかったんです。ですが、スカウトしていただいたときに、事務所の所属タレント一覧のチラシを頂いて、当時、僕が好きだった番組に出ているタレントの方が在籍していらしたのを見て入りました。

-その後、活動していく中で、楽しさを見いだしていったのですか。

そうですね。中学1年生のときに、「天才てれびくんMAX」という番組に出演させていただき、さまざまな職業の体験コーナーをやらせていただいたり、バラエティーのようなコーナーをやらせていただいたり、普通ではできない体験をたくさんさせていただいて、それがすごく楽しくて、面白さを感じるようになりました。それから、中学2年生の終わりぐらいにDISH//を結成したことで、この仕事をずっと続けたいと思うようになりました。

-芝居の楽しさを感じるようになったのはいつ頃ですか。

「暁のヨナ~緋色の宿命編~」という作品で、演出家の大関真さんに出会ったことです。芝居の基礎を学ばせていただきましたし、きちんと自分で考えてお芝居に取り組むようになりました。そこから、お芝居をすることが楽しいと思うようになったように思います。それから1年ぐらいたって、大関さんとご一緒させていただいたときに、大関さんから「いい役者になったな」と言っていただいて、たまらなくうれしかったのを覚えています。

-DISH//としては、「猫」の大ヒット、そしてNHK紅白歌合戦出場(2021年)と大きな話題がありました。アーティストとして注目される機会も増えたと思いますが、どう感じていますか。

本当にありがたいです。ただ、あまり実感はなかったんです。今、やっとツアーを回れるようになったり、フェスなどに呼んでいただけるようになって、目に見えてお客さんが増えたのは感じますが、今もまだ実感はあまりないです。ですが、そうして応援していただけることは本当にうれしいです。

-俳優として、そしてアーティストとして、今後、目指す姿は?

何ごとも、「続ける」というのが難しいことだと思うので、音楽も俳優もできる限り続けていけたらと思います。それから、音楽の方では、曲が先行していっている印象もあるので、もっと僕らの名前も知ってもらいたいですし、僕らが作った音楽を、もっとたくさんの方に聞いてもらえるような楽曲を、どんどん作り出していきたいです。俳優としては、矢部昌暉をもっとたくさんの方に知ってもらいたいですし、どの作品にもいると言われるような俳優になりたいと思っています。僕、占いが好きなんですが、前に占いをしてもらったときに、「芽が出るのは30後半から」と言われたんです(笑)。自分も何となく遅咲きのタイプではあるなと思っていたので、地道にやっていけたらと思います。

(取材・文・写真/嶋田真己)

舞台「私立探偵 濱マイク‐我が人生最悪の時‐」は、12月15日~18日に都内・サンシャイン劇場、12月29日・30日に大阪・森ノ宮ピロティホールで上演。
公式サイト https://hamamike-stage.com

当記事はエンタメOVOの提供記事です。

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