『ダイ・ハード』にサンタクロースを加えたような作品だよ! 『バイオレント・ナイト』トミー・ウィルコラ監督インタビュー

ガジェット通信



ブラッド・ピット主演『ブレット・トレイン』やボブ・オデンカーク主演の『Mr.ノーバディ』でスタイリッシュかつド派手なハリウッド製アクションの最先端を独走中の製作集団「87ノース・プロダクションズ」が手がけ映画『バイオレント・ナイト』。武装集団3億ドル強奪計画に巻き込まれたリアル“サンタのおじさん”が繰り広げる、聖なる夜のアクション・エンターテイメントです。

本作は、2023年2月3日(金)より待望の日本公開が決定!(全米公開:2022年12月2日) クリスマスイブの日、子供たちにプレゼントを届けに来て強奪計画に巻き込まれるという不運なサンタクロース役には、世界的大ヒットドラマシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のホッパー署長で大ブレイクしたデヴィッド・ハーバーが務め、ワイルドでメタボ体形・大酒呑みにも関わらず、ビュアなハートを持つ魅力あふれる“リアル“ならではの風刺の効いた聖人サンタクロースを好演しています。

『処刑山』シリーズや『ヘンゼル & グレーテル』を手がけ、本作の監督を務めるトミー・ウィルコラ監督のインタビューをお届けします!

【動画】映画『バイオレント・ナイト』90秒予告

https://www.youtube.com/watch?v=iBYEM3ZANfc



――この映画の着想について教えてください。この映画の楽しいアイデアはどのように生まれたのでしょうか?

プロデューサーがすでに脚本を用意していて、一年ちょっと前、彼らは僕に脚本を送ってきてこう言った。「トミー、これを読んでみないか?『ダイ・ハード』にサンタクロースを加えたような作品なんだ」とね。「もちろんだよ。ぜひ読みたい」と即答し、読んでとても気に入ったんだ。脚本には期待通りのアクションとユーモアがあって、エッジが効いている。また同時に多くの感動も同居している。そしてクリスマス映画感を感じられた。だから、「ぜひこの作品に参加して、一緒に作りたい」と返答したよ。クリスマス映画を作るというアイデアに、とても魅了されたんだ。

――デヴィッド・ハーバーのキャスティングが素晴らしいですね!

彼は素晴らしい俳優だよ。サンタクロースという役柄は、きっと多くの俳優にとっては、恐ろしいものだと思うんだ。僕は、我々が描くサンタクロースを深みのあるものにしたかった。映画の中、サンタはすこし奇妙な状況に置かれている。人間やクリスマスをあまり信じられなくなっているんだ。全てが消費主義になっていて、人々はクリスマスの精神を忘れてしまっている。彼の心は健全な状態ではないんだよ。でも彼は作品全編を通して素晴らしい旅をする。だから、この役を恐れず、ユーモアとハートのある素晴らしい俳優が必要だった。

また同時に身体能力も必要だった。派手なアクション映画だからね。デヴィッドは実際、僕らが最初に声をかけた俳優なんだ。彼の名前が挙がったとき、それは完璧な選択に感じられたよ。それで、デヴィッドに脚本を送ったんだ。彼は脚本を読み、その数日後にZoomで話して、この映画に対するビジョンとアイデアを共有した。これは、僕がこの映画のプロモーションのために言っているわけじゃないけど、彼のサンタクロースの演技は本当に特別なものだと感じている。だから、みんなに観てもらうのが待ちきれないんだ。

――撮影中の印象に残っていることや面白い出来事を教えてください。

いつもいろいろ予期せぬことが起きていたよ。僕自身はノルウェーの北部の出身だから寒さや冬、雪には慣れている。この映画はカナダのウィニペグで撮影したんだけど、そこでの寒さは自分でさえ驚いたよ。マイナス25度、30度で、風も吹く。この環境での撮影は本当に大変だった。ある日、あまりの寒さに撮影機材のドーリーのオイルが凍ってしまった。本当に、本当に、最高に寒かったよ。僕は、そういうことには慣れているので、そういったことで文句を言ったりはしない。ただ、それは僕にとっても普通じゃない寒さだったね。でも、屋外で撮ること、冬に寒いところで撮ることは、この映画にとってとても重要なことだと感じていた。それは、映画のルックや雰囲気づくりに必要なんだよ。その他には、楽しくてクレイジーなことをたくさんやったよ。劇中、サンタがクリスマスのデコレーションや防寒具だけで武装した25人の傭兵を相手にするアクションシーンがあるんだ。それは、撮影する上で楽しいシーンだったし、リハーサルする上でもビッグシーンだった。すごく楽しかったけど、冬と寒さに対するチャレンジもたくさんあった。でも、最終的には、全てやるだけの価値があるものになったね。

――サンタクロースを悪いイメージで描くのは面白くて、子供たちも喜びそうですね。

僕はクリスマス映画が大好きなんだ。僕が生まれ育ったノルウェーの北部では、12月と1月は太陽が昇らない。だから、その間はずっと暗く、とても寒いので、家の中にいることが多いんだ。暖炉を暖めて、映画をたくさん観るのさ。だから、クリスマス映画をたくさん観て育った。クリスマス映画を作る機会は、とても魅力的なものだったんだ。サンタクロースで何か新しいことをすることもね。でも、劇中のサンタは本質的には悪い人ではないと思うよ。彼には過去があるんだ。ネタバレはしたくないけど、彼に過去があるからこそ、彼は悪人たちと戦うことが出来るんだ。実際、この映画を通して彼は自分自身を取り戻すんだよ。そして、クリスマスと人間の良心を再び信じられるようになる。全体的には彼はちょっと良い人かもね。でも、普通のサンタクロースより破茶滅茶なのは確かだね(笑)。

――本作もそうですが『処刑山』シリーズなど、ダークなものとコメディを合わせるのがとても得意なように感じます。監督としてのあなたのユニークなスタイルは、どのようにして確立されたのですか?

確かに、僕はそういった方向に向かう傾向があるね。ジャンルで遊んだり、ジャンルの中でトーンを混ぜたりする映画が好きだよ。『死霊のはらわた』やピーター・ジャクソンの『ブレインデッド』を観たとき、それらは、どこか目から鱗が落ちるような感じだった。「ああ、こういう極限の状況にありながら、同時にたくさんのユーモアをそこに入れることも出来るんだ」とね。それは驚くべき発見だった。僕はいつも自分の映画で、そういったことをやろうとしているんだ。いろんなものをミックスし、常にユーモアを交えながら、観客を極端な場所へ連れて行くことを試みている。この映画も明らかにそうだよ。そこには、僕のダークなユーモアがたくさん含まれている。人々にショックを与え、ある瞬間は人々を笑わせることができれば、僕にとってそれほど嬉しいことはないよ。観客が登場人物に感情移入していれば、全てのそういったことが実現できるんだ。

――プロデューサーの一人にデヴィッド・リーチさんがいますね。彼が監督し、この作品と同じ87ノース・プロダクションズが製作した『ブレット・トレイン』は日本でも大ヒットしました。

僕は日本のカルチャーが大好きだよ。マンガを読むんだ。子供の時にすごくたくさんのアニメも観た。『ブレット・トレイン』は実際、数週間前に観たところなんだ。ちょうどこの映画を仕上げた頃に時間があった。最高に面白かったね。映画好きとして、僕は何でも観る。ヨーロッパ出身者で一つの感性だけど、僕が子供の時、特にノルウェー映画はかなり退屈だった。ジャンルが無いんだ。80年代でも3つくらいのジャンルの映画が作られただけだったと思う。だから、アメリカやハリウッドは、子供の僕に大きな影響を与えてくれた。その後、映画学校に通うようになって、何年もビデオ屋で働いてさらにたくさんの映画を観たよ。そして今、僕が企画開発したいと思っているものは日本のマンガになるかも知れないけれど、まだ契約が成立していないので、それについては今は何も言えない。でも、できれば近いうちにそれをアナウンス出来ればいいね。それは、実は87ノースと一緒に企画開発しようと思っている素晴らしいコミックなんだ。だから、願わくはそれが近いうちにニュースになるといいね。僕は間違いなく、日本のポップカルチャーが大好きで、もっと探求していきたいんだ。

この作品も『ブレット・トレイン』と同じような雰囲気を持っていて、可笑しくて、アクションもあって、素晴らしいキャラクターが揃っています。そして、大きな感動もあります。このコンビネーションを日本のみなさんが気に入ってくれることを祈っています!



『バイオレント・ナイト』

出演:デヴィッド・ハーバー(サンクロース)、ジョン・レグイザモ(スクルージ)、アレックス・ハッセル(ジェイソン)、アレクシス・ラウダー(リンダ)、ビヴァリー・ダンジェロ(ガートルード)

監督:トミー・ウィルコラ

製作:ケリー・マコーミック、デヴィッド・リーチ、ガイ・ダネッラ

製作総指揮:マーク・S・フィッシャー

脚本:パトリック・ケイシー&ジョシュ・ミラー

音楽:ドミニク・ルイス

提供:ユニバーサル・ピクチャーズ

当記事はガジェット通信の提供記事です。

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