離婚をしても、また新しい幸せを見つけにいく。増えつつある再婚という生き方

日刊SPA!

多様化する出会いと共に、男女の「結婚観」や「夫婦観」は常にアップデートされている。特に離婚や死別などでシングルとなった元既婚者の中では「第二の人生の出会い」という新しい関係性が生まれているという。『100歳まで出会える人生』などの著書を持ち、婚活ビジネスに詳しい三輪賢治氏が現代の男女の出会いを紐解いていく(以下、同書より一部編集のうえ抜粋)。

◆男性の52%、女性の41%が再婚を希望

離婚や死別などでシングルとなった元既婚者の「第二の人生の出会い」について見ていきましょう。

過去に結婚をしていた30歳以上の男女へのアンケート結果では、男性の52%、女性の41%が再婚を希望しているという結果があります。

年齢別に見ると、男性が年齢を問わず再婚を希望するのに対して、女性は50歳を過ぎると一気に再婚を希望する率が低くなる傾向があります。

◆1人でのんびり暮らしたい50代女性が増えている

これは、女性がもう「夫の世話はこの人生ではしたくない」「誰かのために朝から晩まで家事はこりごり」と妻や主婦という座から降りたいという気持ちが多いからでしょう。口うるさいだけで何もしない夫の世話をするよりも、1人でのんびり暮らしたい……という本音が透けて見えます。

共働きが一般的になり、家事育児を夫婦がともに行うようになってきた今の夫婦が50代になる頃には、この数値は変わってくるのかもしれません。

◆再婚の出会いの場は年齢によって変わってくる

では、再婚に向けての出会いがほしいと思ったとき、どのような場で探すのがベストなのでしょうか。そこについては年齢によって変わってきます。

年齢的には40~45歳がひとつめの境目になります。30代までのバツイチは、マイナス評価となる可能性もあります。なぜ結婚生活が終わったのかという理由が、再婚に大きく影響するからです。というのも、再婚後も子どもを産み育てるという選択肢が大きくあるからです。

もちろんバツイチということを隠して出会いを求めることもできますが、後にトラブルの元になる可能性が高いもの。もちろん元配偶者との間に子どもがいたら、バツイチであることを隠すことはできません。

◆有責配偶者は再婚に対してマイナス評価に

また、当然ですが、有責配偶者は再婚に対して大きなマイナス評価となります。浮気、不倫、DV、モラハラ、両親との関係……様々な理由があるでしょう。逆に、相手が悪くて別れた場合であっても、やはり〝離婚の原因〟は双方にあるとみられるため、全くマイナスがないとは言えません。

そのため、30代までのバツイチで子どもがいる場合は、バツイチ限定婚活パーティなど、バツイチを前提とした出会いの場を求めたほうが出会いの成功率はグッと高くなります。

子どもがいない場合は、通常の婚活でも問題ありませんが、出会って早いタイミングで離婚歴があることを告げる必要が出てきます。

◆40代以降は婚活パーティを利用しても不利になりにくい

40代以降は、実は状況が180度変わります。

40代以降の出会いの場では、未婚者に対して「何か問題があってこの歳まで結婚できなかったのでは?」という疑惑が生まれてしまうからです。婚姻歴があるほうが、安心感があるという逆転現象が生じるため、40代以降は一般の婚活パーティを堂々と利用してもそれほど不利にはなりません。

ただし、未婚の子どもがいる場合は話が変わります。教育費がどれだけ準備できているか、再婚の相手に生活費をたかるつもりではないか、そんなところを見られます。

◆結婚相談所にはバツイチ優遇コースも

また、結婚相談所の中には、婚姻歴に理解がある相手限定のデータマッチングシステムやシングルマザー限定プランといったバツイチ優遇コースがあるところもあります。

◆再婚への道は大きく開かれている

バツイチ男女が能率的に出会いを求めたい場合にはとても便利です。

婚活パーティでもステップファミリー希望者同士が出会えるイベントなどもあり、再婚への道は大きく開かれているのが現状でしょう。

なるべく多くの対象者から自分の求めるポイントに合った相手を探したいという場合は、バツイチ向け婚活アプリというものもあります。時間が限定されずに婚活ができるので、仕事が忙しくてもじっくりと相手を探すことができます。結婚相談所より費用が安いので、離婚後で経済的に厳しく、婚活にあまりお金をかけたくない場合などにも重宝です。

離婚をしても、次の結婚を諦めない、また新しい幸せを見つけにいく。それが今のスタイルであるといえるでしょう。

これまでの結婚の形は、夫が稼ぎ、妻は家事育児を一気に引き受けるという分業スタイルが多くありました。しかし、今や共稼ぎ家庭が増加しています。夫もまた家事育児を引き受けていくため、離婚した後に夫が子どもを引き取るというケースも増えていくでしょう。

◆離婚から再婚への道を選ぶ女性も増えていく

現在は、離婚の後、実際に再婚をするのは男性のほうが多くなっています。ただし、離婚後の生活も変わっていくことが予想される現在では、離婚から再婚への道を選ぶ女性も増えていくのではないでしょうか。

【三輪賢治】

みわ・けんじ/ノマドマーケティング株式会社代表取締役。1981年、愛知県生まれ。慶應義塾大学在学中から出会のイベントを企画、実行する。数々のカップリングを成功させ、出会の仕事の面白さを実感する。大学卒業後、一般企業に就職。インターネットでの出会いに未来を感じ、独学でホームページの制作・運用を学ぶ。アフター5と休日のサイドワークとして街コン・婚活サイト「e-venz」を2009年に立ち上げる。同サイトが人気となり、2014年に起業。出会いイベントのプラットフォームサイト、オウンドメディアの先駆けとして、新しい出会いの形や情報を提供し続けている。著書に『婚活ビジネスの教科書』『AI婚活』がある。

当記事は日刊SPA!の提供記事です。

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