夫が原因で妻が体調不良に陥る“夫源病”。SNSでは夫への愚痴と共にハッシュタグが飛び交う。今回は、夫源病で「とにかく夫に触られるのがイヤ」という後藤美咲さん(仮名・30代)に話を聞いた。これといったきっかけがないのに、放っておくと離婚にもなりかねない原因不明の病とは?
◆夫源病は熟年夫婦だけの問題ではない
結婚4年目の会社員、後藤美咲さん(仮名・30代)は、苦しい胸の内を明かす。
◆夫婦の営み中に夫からひどい言葉を
「とにかく夫に触られるのがイヤ。吐き気や食欲不振、頭痛、発疹が出ることも。病院では『病気ではない。ストレスが原因』と言われました」
心当たりはある。1年前のとある晩の夫婦の営みだった。
「その日、夫が途中で元気がなくなったんです。私は気にしてなかったのですが、彼は『お前がどうしてもしたいと言ったから、無理して応じたからだ』と言い捨てた。これまでの夫婦関係を完全否定されたようでショックでした」
◆「大丈夫?」のひと言が欲しいだけ
後日の話し合いでも、非を認めず“論破”しようとする夫に辟易してしまったという。
「夫は『ストレス解消にはマインドフルネスがいい』などデータを基に勧めてくるのですが、私が興味を持てないと『努力しないヤツは自己責任だ』と言い出す始末。私としては『大丈夫?』のひと言が欲しいだけなのに。今は離婚を考える余裕すらないほど体調が悪くなっています」
◆週末婚や別居婚で解消できるか
「週末婚や別居婚など、夫と距離を置くことやカウンセリングでの治療を検討しようと思っています」と美咲さん。
夫婦のすれ違いは続く。
取材・文/週刊SPA!編集部