世界で約40例 柔らかく骨がない“本物の尻尾”を持って誕生した女児(メキシコ)

医学雑誌に今年1月、臀部に“本物の尻尾”を持って誕生した女児の症例が掲載され、今月に入って英メディアが伝えて注目を浴びている。女児はメキシコで誕生し、尻尾はすでに切除され合併症もないという。

小児外科を特集した医学雑誌『Journal of Pediatric Surgery Case Reports』に1月、臀部から尻尾が生えた女児の症例が掲載され「非常に珍しいケース」と話題となっている。

女児はメキシコ北東部の田舎町で帝王切開で誕生、臀部から長さ5.7センチ、幅3~5ミリの尻尾が生えていた。尻尾は円柱型で先は尖っており、柔らかい皮膚の周りは薄毛で覆われていた。また自発運動はなかったものの、医師が尻尾の皮膚をつまむと女児は泣き出したという。

実は私たち人間は妊娠4週~8週の胎児の時に尻尾が発達するが、誕生時には通常、尾の名残として尾てい骨のみが存在する。

この女児の尻尾には骨がなく、脂質や結合組織、筋肉組織などで構成されていたことが明らかになっており、胎児期に生えてきた“本物の尻尾”だとして注目された。これは世界で約40例しか報告されていない非常に珍しいケースで、脊椎の異常などで発生し骨を含む“偽の尻尾”とは全く違うものだという。

なお女児は20代後半の健康な両親のもとに生まれ、胎児期の放射線被ばくや感染症はなかった。また誕生後の健康には全く問題はなく、脳や脊髄の異常も見つからなかった。そのため医師は女児が生後2か月になるまで待ち、体重が順調に増えていること、月齢並みの成長をしていることを確認後、尻尾の切除手術を行っている。尻尾は当初より0.8センチ伸びていたが、欠損部は臀部の皮弁を移動されるリンバーグ皮弁という方法で再建し、合併症はないそうだ。

ちなみに昨年にもブラジルで同様のケースが報告されており、男児の臀部から生えた12センチほどの尻尾の先には、直径約4センチの皮膚で覆われた丸いボールのようなものが付いていたという。

画像は『New York Post 2022年11月25日付「Baby girl born perfectly normal ― except for ‘extremely rare’ tail」(Jam Press)』のスクリーンショット

(TechinsightJapan編集部 A.C.)

当記事はテックインサイトの提供記事です。

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