
年齢を重ねていくと徐々に増え、やがて深くなって顔の印象に影を落とすシワ。お悩みの人も多いのではないでしょうか?
今回は、40代におすすめの最新シワ改善美容液を紹介します。
「シワ改善美容液」の有効成分とは? 判断するポイントは3つ
数多くのシワ改善美容液が販売されており、どのようにして商品を選べばいいのか迷いどころ。おすすめの商品を紹介する前に、シワ改善美容液選びのポイントを解説します。
◆ 1:厚生労働省に認可されたシワ改善成分が配合された商品を選ぶ現在厚生労働省にシワ改善効果が認められている有効成分は、「ナイアシンアミド」「レチノール」「ニールワン」の3種類。商品を選ぶ際には、このいずれかの成分が配合された医薬部外品を選びましょう。
■ナイアシンアミド
ビタミンB群の一種で、コラーゲンの生成を促進させる作用があります。また、メラニンの生成を抑え、シミを防ぐ美白効果や保湿効果などがあり、敏感肌の人でも使いやすい成分。その反面、シワ改善作用は、レチノールに比べて穏やかというデメリットも。
■レチノール
ビタミンAの一種で、ヒアルロン酸やコラーゲンの生成を促進させる作用があります。また、シミの元であるメラニンを排出する効果や、皮脂分泌を抑制し、ニキビや毛穴の詰まりを改善する効果なども期待できます。
シワ改善に対してパワフルなアプローチ力を発揮する一方で、中には刺激が強いものもあるため、敏感肌の人は注意が必要です。
■ニールワン
国内で初めてシワ改善効果が認められた、ポーラ独自の成分。真皮成分の分解を促進させる「好中球エラスターゼ」の働きを抑制する作用があります。
◆ 2:使用する部位やシーンに合った商品を選ぶ目元の皮膚は薄くデリケートなため、穏やかな使用感で保湿力が高いものを選びましょう。敏感肌の人も同様です。朝はベタつかないテクスチャーでしっかり肌にフィットし、メイクの邪魔をしないもの、夜はオイル成分などが多く配合された高保湿タイプがおすすめです。
◆ 3:続けやすさで選ぶシワ改善美容液は、まずは1本継続して使い、使い終わる頃に何らかの手応えを感じられたら、さらに継続して使い続けてみましょう。続けやすい価格や使用感であることも、商品を選ぶうえで大事なポイントになります。
40代におすすめの最新シワ改善美容液
◆ 1000円台から! 初心者も選びやすいイオン「トップバリュ」
「レチノール」配合のクリームタイプのシワ改善美容液。初心者でも手を伸ばしやすい0.03%と、より高い実感を求める人向けの0.1%という2つのラインナップが魅力的です。
夜のみスキンケアの最後に使用。オイル成分配合で、濃密な潤いも与えてくれます。0.03%はみずみずしいテクスチャー、0.1%はコクのあるテクスチャーで、どちらもベタベタしません。
DATA
「グラマティカル レチノール 部分用クリーム 0.03%」(5g/税込1650円)
「グラマティカル レチノール 部分用クリーム 0.1%」(5g/税込3300円)
◆ 朝晩で使い分ける新発想! 富士フイルム「アスタリフト」
日中と夜とで生じる肌へのダメージが異なることに着眼して生まれた、「ナイアシンアミド」配合のシワ改善美容液。朝用はそのままスルスルと塗れるスティックタイプで、夜用はしっとりとしたクリームタイプ。
DATA
「アスタリフト ザ セラム リンクルリペア(朝用)」(SPF20・PA++ 5g/税込4290円)
「アスタリフト ザ セラム リンクルリペア(夜用)」(18g/税込4290円)
◆ 瞬間注入でアプローチ! ノック式ホローマイクロニードルの「セレイア」
「ナイアシンアミド」配合のシワ改善美容液。化粧水を塗った後、気になるところに先端部を当て、1~2回プッシュして肌になじませます。気になる部分にマイクロサイズのニードル(針)を刺すことで、美容成分をダイレクトに届けます。軽やかなテクスチャーで、朝晩の使用が可能です。
DATA
「モイスチャーリュクス ST」(2.5mL×2本/税込9000円、2.5mL×4本/税込1万6500円)
◆ シワ改善のパイオニアの「ポーラ」もアップデート
2017年に誕生した初のシワ改善美容液を、2021年にアップデート。それにより有効成分「ニールワン」がより肌に届きやすくなり、潤いとハリをサポートする力がパワーアップしました。美容液の後に使用。直塗りでき、朝晩使えます。
DATA
「リンクルショット メディカル セラム N」(20g/税込1万4850円)
肌状態や使うパーツに合ったシワ改善美容液を使用し、滑らかな肌を目指しませんか?
(文:遠藤 幸子(化粧品・コスメガイド))