埼玉県の「いつ事故が起きてもおかしくない駅」 行ってみたら本当に危険だった

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埼玉県毛呂山町にある、東武鉄道越生線「川角駅」(かわかどえき)。駅の規模はそこまで大きくないが、越生線の途中駅では第1位の平均乗降人数を誇る駅だ。

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■ピークタイムには大混雑




乗降人数が多い理由として川角駅の周辺には学校がいくつかあり、通学時にはたくさんの学生が利用することが挙げられる。

しかし、駅の改札はひとつしかなく、大学へ行くには踏み切りを渡らなければならない人も多いため、踏切前の道路はピークタイムには大混雑。車と歩行者が接触する事故も起きている。

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■元々狭かった道路がさらに通行困難に




実際に記者が利用したときも数多くの大学生と思われる人たちが改札を出て踏切を渡り大学へ向かっていたため、元々狭かった道路がさらに通行困難になっていた。

改札を逆側に作ればこの混雑はかなり改善されると思われ、城西大学からも2019年に3億5千万円が毛呂山町に寄付されたものの、いまだに改札は作られていない。

■逆側に改札を作るのが難しい?




そんなに逆側に改札を作るのが難しいのかな? と思い逆側を見てみると、ほとんどが農地のため建物を壊す必要などはほぼ無さそうだが、住民の反対などで頓挫しているという。



確かに住民の方々からすれば居住者ではない学生のためにお金を使うことは気に入らないかもしれないが、重大な事故が起きてから対応するのは遅すぎるのではないだろうか。

■視界が悪くなる日はとくに危険


例えば2021年には千葉県八街市の市道で飲酒運転のトラックに小学生5人がはねられて2人が死亡、3人が大けがを負った事故があったが、それも前からガードレールの設置の要望があったものの、後回しになっていたことも原因のひとつとして言われることがある。

実際に川角駅を利用していた男性も「日没が早くなる季節や雨の日など、視界が悪くなる日はとくに危険。車の量も少なくないので、なんとかしたほうがいいと思う」と話していた。

当記事はしらべぇの提供記事です。

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