
明日30日から値上げに踏み切る
マクドナルド。全メニューの約6割にあたる20商品の価格が改定されるが、ネットでは唯一値上げ額が高かったあの商品に注目が集まっている。
画像をもっと見る■主力メニューが軒並み
原材料価格の高騰や、人件費、物流費、エネルギーコストなどの上昇、および為替変動の影響を受け、マクドナルドが10円から30円の値上げを公表したのは26日。ハンバーガーは130円→150円、てりやきマックバーガーは350円→370円、マックフライポテトもそれぞれサイズ別に10円ずつの値上げとなる。
390円のビッグマック、えびフィレオ、490円の炙り醤油風ダブル肉厚ビーフなど、100円単位の大台に乗せないため下2桁をギリギリの金額で維持していた商品群も、それぞれ10円から20円の値上げ。メニュー表の印象が少し変わって見えそうだ。
関連記事:
マクドナルド、『ギガビッグマック』を食べてわかった『ビッグマック』との違いは…■セット価格も値上げ必至?
気にしておきたいポイントは、セット価格にも今回の価格改定が影響するということだ。公式からはまだ発表されていないが、仮にポテトとビッグマックのセットを注文した場合は、ポテトとビッグマックそれぞれの値上げ分が加算され690円から710円になる公算が高い。
ほんの数10円のレベルだが塵も積もれば…。全国のチェーン店で値上げの波が訪れているいま、ファンならマックの苦境を応援してあげる他ない。そんな中、他の商品とは違い「30円」という値上げを行う商品が唯一ひとつだけあり…。
■朝マックの至宝が…

今回発表された値上げ幅は10円~30円となっているが、20商品中1つだけ30円の値上げを決めたメニューがあった。
モーニング限定メニュー「マックグリドルソーセージ」(170円→200円)だ。先に言っておきたいが、記者はこのメニューがめちゃくちゃ好きだ。登場したのは15年前で、メイプルシロップがジュワっと染み込んだふっくらパンケーキで、噛むと肉と絶妙な塩味が滲み出るソーセージパティをサンドした甘じょっぱさが唯一無二のウマさ。
ネットでは好き嫌い分かれるという評もあるが、記者的には絶対になくなってほしくないコスパ最高の逸品なのである。しかし、なぜこれだけ30円…。
■ネットでは「買いだめ」の声

ネットでは、マックグリドルソーセージだけ頭一つ抜けた値上げを残念がるファンも多く、「値上げ!?マジかよ」「人類の至宝マックグリドルソーセージが200円は人類の機会の損失」「『これ印刷間違いじゃないの』と思える位の仕打ち」と嘆きの声が上がる事態になっている。そう、マックグリドルは昨春の価格改定で150円から170円になったばかりだったのだ。
一方で、「今までが安すぎたんでしょう」「値上げ前に走れ~」と事実を受け入れ応援する声のほか、「朝マックのマックグリドル冷凍できるし買いだめしとこかな…」という近未来的なコールドスリープを試そうとする知者もいた。