「フリーランスだから結婚できないんじゃない?」親戚の集まりで公開説教され…もうムリ!

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 会社に所属せず、個人で仕事を請け負うフリーランス。ランサーズの、「フリーランス実態調査 2021」によると、毎年フリーランスの人口は推移傾向にあり、2021年には1670万人まで上昇。フリーランスという広義的な意味合いでは、全労働人口の約24%にも達しています。

自由な選択肢が増えつつある時代に突入しましたが、いまだに新しい働き方を敬遠する人がいるのも事実です。

唐澤奈々(仮名・30歳)さんは、久しぶりの帰省で自身がフリーランスに転身したことを伝えることに。そこで感じた、世代間のギャップを語ります。

◆大手企業の会社員からフリーランスに転身

唐澤さんは、都内でフリーランスの動画編集者として働いています。

「大学卒業後は、都内の大手映像制作会社に約5年間在籍していました。会社と家の往来で忙しい日々が続いていたため、キャリアアップの意味合いも込めてフリーランスに転身したんです。現在、フリーランスになって3年目に突入しました」

大手企業とフリーランスではまったく異なるものだと語ります。

「今は自分のペースで好きな場所で働けるのでストレスがありません。フリーランスに転身してからは自分のスキルも発揮されるようになり、徐々に収入は安定してきました。個人的には、今の働き方を選んでよかったと思います」

そこで唐澤さんは、東京での生活や仕事の話をしようと、1年ぶりに大阪の実家に帰省することに。

「お互いの状況はまったく知らなかったので、久しぶりの帰省で仕事のことを話すつもりだったんです。帰省時の恒例で親戚もみんな集まってくれるとのことで、楽しみにしていました」

◆大企業に勤める従兄弟と比較され、ヒヤっ

実家に帰り、フリーランスになったことを伝えます。

「両親は私が大手企業の入社が決まったとき、収入面や条件を喜んでいました。なので、フリーランスに転身したことでがっかりしないか心配していたんです。ですが実際に話すと、私がフリーランスを選択したことを尊重してくれました」

幸いにも唐澤さんの両親は、東京での生活を応援してくれているようです。一方、親戚はというと……。

「久しぶりに親戚一同集まって食事をしたとき、祖母は同い年の従兄弟が大手のIT企業で働いていることを知ると『本当にできた子だ』とベタ褒め。周りにいる親戚も、優秀だと嬉しげな様子でいました。

そして、次は私の番です。嫌な予感はしましたが、大手企業を辞めフリーランスの動画編集者になったことを報告しました。すると、叔母が『え?』と一言返したんです」

◆「だから結婚できないんだ」と否定

10人以上もいる親戚の集まりで気まずい雰囲気に。唐澤さんは、親戚からフリーランスを選択したことをよく思われていないのだと察しました。

「同い年の大手企業で働く従兄弟と比べられ『フリーランスはやめとけ。従兄弟のように大手で働くべきだ』と指摘されました。さらに、叔母はヒートアップし『だから結婚できないんじゃないのか』と関係のないことまで否定し始めたんです」

周りはただ黙って、唐澤さんと叔母の会話を聞くだけ。当時の心情をこう語ります。

「誰も叔母を止めることなく、気まずい空気が流れるだけでした。フリーランスになったこと、結婚していないことは私の選択であり、第三者が口出しする権利はないですよね。世代間にズレがあるのは当たり前のことなので、お互いの違いを理解しようとする姿勢は大事なのかなと。もう二度と顔を合わせたくないと思った帰省でした」

それから1年が経過したものの、唐澤さんに帰省の予定はないといいます。

<文/Honoka Yamasaki イラスト/朝倉千夏>

【Honoka Yamasaki】

ライター、ダンサー、purple millennium運営。Instagram :@honoka_yamasaki

当記事は女子SPA!の提供記事です。