
中国発の新作ゲーム『幻塔』に酷評! 今週のゲームニュースランキング (C)PIXTA
今週も、さまざまなジャンルのゲームが界隈を賑わせました。旬の話題をお届けする『まいじつエンタ』で、今週もっとも話題となったゲームニュースをご紹介します(8/25配信まで)。
1位 『ゼルダBotW』のパクリのパクリ? 中国発の新作ゲーム『幻塔』に酷評相次ぐ
『ゼルダBotW』のパクリのパクリ? 中国発の新作ゲーム『幻塔』に酷評相次ぐ
2位 『モンハン』から“リアルな狩り”が消えた? 人間離れするハンターと現実味がないモンスター
『モンハン』から“リアルな狩り”が消えた? 人間離れするハンターと現実味がないモンスター
3位 『スマブラSP』今さら大荒れ…ぶっ壊れ性能のスティーブがゲームバランスを破壊
『スマブラSP』今さら大荒れ…ぶっ壊れ性能のスティーブがゲームバランスを破壊
4位 『ギルティギア』最新作でブリジットが…元祖“男の娘”のトランスジェンダー化に疑問の声
『ギルティギア』最新作でブリジットが…元祖“男の娘”のトランスジェンダー化に疑問の声
5位 『FGO』過激すぎる水着キャラが物議! 生々しい描写に「R指定して」「水着イベ苦手…」
『FGO』過激すぎる水着キャラが物議! 生々しい描写に「R指定して」「水着イベ苦手…」
『幻塔』に酷評が相次いだワケ
今週もっとも注目を集めたのは、8月11日にリリースされた中国発の新作オープンワールドRPG『Tower of Fantasy(幻塔)』にまつわる話題でした。
「幻塔」は広大なフィールドや、自由度の高いアクションなどが売りの作品。ゲームとしての評価は今のところそこそこ高く、ゲーマーの間で好評を博していました。
しかし海外の掲示板サイト『Reddit』では、同じく中国産オープンワールドとして人気を博した『原神』との類似性を指摘するトピックが。「幻塔」でキャラが剣を振り回すモーションが、「原神」とそっくりだと指摘されていました。
そもそも「幻塔」は発表された段階から、アニメ調のキャラクターモデルやゲームデザイン、全体的なグラフィックなどが「原神と似ている」との指摘が。その上モーションまで似ていると、いよいよ“パクリゲー”などと言われてしまう。しかし、そもそも「原神」自体がパクリ問題で色々と言われてきたゲームでした。
「原神」は広大なフィールドを舞台としたオープンワールドですが、リリース当初から『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』との類似性が指摘されていました。しかしこれについては自覚的なものだったらしく、開発側も“オマージュ”を認めています。
しかしパクリ疑惑が浮上しても、結局ゲーマーが求めるのは、面白さ。人が集まればサービスが続き、潤沢な開発費でより面白いゲームへとアップデート…。そうした流れも「原神」と同じになりそうです。
続いては、シリーズ1作目から、18年以上もの歴史を持つ『モンスターハンター』シリーズにまつわる話題です。
『モンハン』から“リアルな狩り”が消えた?
大迫力のモンスターを相手に、多種多様な武器で戦う「モンハン」シリーズ。かつては “リアルな狩り”を楽しめることが売りでしたが、近年はファンタジー化が進み、往年のファンは疑問を抱いているようです。
シリーズ初期は、ハンターが武器1つで巨大モンスターと戦うのが醍醐味。モンスターから剥いだ肉を焼いたり、大自然に生きるモンスターを観察したりと、世界観もリアルに構築されていた印象でした。
しかし新作が出るたびに新要素がいくつも加わり、魔法のような技も増加した印象です。たとえば『モンスターハンター クロス』から追加された、チャージアックスの「エネルギーブレイド」は、刀身がビームのような光をまとって巨大化。
さらに、シリーズ最新作の『モンスターハンターライズ』で加わった「翔蟲」により、空中を自在に動き回ることが可能に。ほかにも虫の糸でモンスターを拘束して操れたり、武器の攻撃エフェクトがド派手になったりと、ファンタジー要素が目立つようになりました。
また、ゲームに登場する「モンスター」についてもリアル感が薄らいできた印象です。
かつてはモンスターたちの生態がしっかりと設定されており、生物としての営みはリアルで、雷や火を吹いたとしても、その現象は合理的でした。
ところが最近のモンスターは、どんどん摩訶不思議な存在に。とくに古龍種は謎が多く、山のように巨大な大蛇「ダラ・アマデュラ」をはじめ、生態が想像できないモンスターも増えつつあります。
今や「モンハン」もファンタジー路線まっしぐら。ユーザーのためにも、差別化の工夫を行ってほしいところですが…。
果たして、来週話題になるゲームは、どの作品なのでしょうか。
【画像】
Khosro / PIXTA