<ライヴレポート>HYDE×CVLTE、絆を深めた対バンがZepp Sapporoで開催「残りの人生をかけ抜けたいと思います」

Billboard JAPAN



HYDEとCVLTEの対バンライヴ【HYDE LIVE 2022 RUMBLE FISH】が、8月6日に北海道・Zepp Sapporoで開催された。

2022年6月より全国のZepp会場で、ROTTENGRAFFTY、coldrain、Dragon Ash、THE ORAL CIGARETTES、GASTUNK、TOTALFAT、Crossfaithと、名だたるアーティスト達と対バンを繰り広げてきたHYDE。RUMBLE FISH=闘魚の如く、激しいぶつかり合いで双方のファンを魅了し、感動の名シーンを生み出してきた。

今回ゲストに迎えたCVLTEは、2018年から本格的に活動を開始したaviel kaei(Vo.)、Takuya(Gt.)、Fuji(Ba.)、HAL(Dr.)から成る4人組バンド。アルゼンチンと日本をルーツに持つフロントマン・aviel kaei(以下、aviel)は、現在21歳で楽曲の作詞・作曲を担当しており、新たなオルタナティブ・ジャンルを確立させている。また、バンドはSpotifyが2022年の飛躍を期待する注目の国内新進アーティスト「RADAR:Early Noise 2022」に選出された。「初めて聴いた時、“あっこれきてるな”と思った」とHYDEを思わせる程の実力を持つ、新進気鋭のアーティストだ。今回、彼らの地元そして、ライヴの原点である札幌に舞い戻った。

禍々しいサウンドのSEが流れる中、CVLTEが登場。一曲目「bloodbath.」でライヴの幕が上がり、重厚なバンドアンサンブルに、aviel の強く心を打つエフェクト・ボイスで序盤から一気に会場を熱くしていった。そして間髪を入れず「heartbreak.」「lullaby.」を投下していく。aviel が「CVLTEです。よろしくお願いします」と挨拶すると、大きく息を吸って「hadonist.」をプレイ。ムードあふれるビートに、オーディエンスはリズムを合わせ、徐々に全員を虜にしていくCVLTE。HALのカウントから始まり、歯切れの良いTakuyaのカッティングでリズムを刻んでいった未発表曲「 memento molly.」では、2バース後、溜め込んでいたパワーを一気に解放させたような間奏に度肝を抜かれた。

「実はHYDEさんのことをあまりよく知らなかった。だけど、自分の大好きなゲームの曲を歌っていたことを知って、それから今日をすごく楽しみにしていた。とても機会を与えてもらったので本気でやらせてもらいます。」と、aviel がHYDEへの思いを口にする場面も見られた。

終盤戦に差し掛かり、パフォーマンスされた「eat acid, see god.」では、エネルギッシュな歌声を会場全体に轟かせた。オーディエンスが拳を高く突き上げ、盛り上がりを見せた「kuromi.」、aviel が会場を駆け回り、メロディアスなサビを響かせていった「garden.」を展開していく。神々しい照明に包まれ「久しぶりに地元に帰ってきたので、いつも通りじゃいけないでしょ!」と自分らに鼓舞すると、最後には今日2曲目の未発表曲「dead2me.」をパフォーマンスしてライヴの幕を下した。

いよいよバトンはHYDEへ渡された。転換中、メインアクトを目前に高揚感と共に程よい緊張感が漂う。そして、鼓動が高鳴るSEでバンドメンバーと共に登場したHYDEは「LET IT OUT」で爆発的なスタートを切る。一曲目からファンの心を鷲掴む圧倒的な歌唱と魅せ方は流石としか言い様がない。続く「AFTER LIGHT」では、会場全体を舐め回すように歌い上げる。間奏では一旦演奏をストップさせ、オーディエンスの「Fu~」というコロナ禍の中で生まれた新たなコール&レスポンスの方法としてハミング・コールが静寂に響く。一体感が生まれたところで、HYDEはラストサビを解き放った。そのまま怒涛の勢いで「DEFEAT」へ。オーディエンスが感染症対策として設けられた各々の立ち位置内で踊り暴れ、会場全体が揺れ始める。時にエッジなシャウト、時に転がってエロティックな歌唱と様々な面を見せるHYDE。それから「【RUMBLE FISH】へようこそ。RUMBLE FISHは1匹だけ水槽に入れても優雅に泳いでいるだけなんです。2匹入れた途端に喧嘩を始めます。皆さん準備はよろしいですか?」と叫び「SET IN STONE」を発射していった。

2021年、ソロ活動20周年を記念して開催されたオーケストラ・ツアー【20th Orchestra Tour HYDE ROENTGEN 2021】。アルバム『ROENTGEN』収録曲を中心にオーケストラ・アレンジで披露されたことは記憶に新しい。そこで披露されていた、まだ未発表の新曲「THE ABYSS」が今回のセットリストに盛り込まれていた。さっきまでの歌唱法と一転して、甘い裏声を届けるHYDE。そのバックには鮮麗なキーボードやクリーンなアルペジオ・ギター。それに相反するような、ウラを取るヘビー・ベースや変則的なドラム。それらがサビで全員一つになっていく様に見入ってしまった。

「今日もいっぱい可愛子ちゃんが揃ってますね~」と話し始めたHYDE。今回の対バン相手CVLTEのパフォーマンスを最後まで見届け「一番好きかもしれない」と感想を述べた。また、当日GLAYから差し入れを貰ったこともあり「GLAYやばいんじゃない!?」と冗談交え、笑いを誘った。そして「何とかツアー完走したい!」と叫び後半戦へ突入。「MAD QUALIA」では、途中でHYDEがドラムセットに上り、天から見下ろすように「目に焼き付けたいなぁ、すげぇとこ」と言い放つシーンもあった。

「3,2,1でジャンプしてね」とオーディエンスを飼いならすように優しく囁くHYDE。全員座らせてからジャンプさせ、アグレッシブにスタートした「ANOTHER MOMENT」では、バンドメンバーとノリノリで向かい合い、キーボードを弄り回し、ステージに登場したエアダンサー(人型の風船)にジャブを打つなど遊び心旺盛な姿が見られた。続いて、今回のツアーで披露されてきたスリップノットの「Duality」カバーでは、轟音のバンドサウンドに乗せ、鋭利な歌声を披露。楽曲を完全に自分のものとしていることを肌で感じた。

ツアー中、様々なアーティストとコラボしてきた「GLAMOROUS SKY」では、aviel が飛び入りで参加。HYDEが自らぐっと近づき、aviel も笑顔で肩を寄せ合った。最後は「残りの人生をかけ抜けたいと思います!」と空間を切り裂くような歌声で「BELIEVING IN MYSELF」を披露し、一日を締め括った。

ライヴ終演後は「ZEPP札幌ありがとうございました! HYDEさんのことが大好きになりました」とaviel がツイート。それに対してHYDEも「かわいい」とレスポンス。友好関係を築くことができたライヴになったようだ。

なお、札幌公演2日目、NOISEMAKERとの対バンライヴのレポートはBillboard JAPANのホームページに掲載中だ。

Text by Tatsuya Tanami
Photo by HIROAKI ISHIKAWA(HYDE、HYDE&CVLTE) / Taka"nekoze photo"(CVLTE)

◎公演情報
【HYDE LIVE 2022 RUMBLE FISH】
2022年8月6日(土)開場 16:30/開演 17:30
ゲスト:CVLTE
2022年8月7日(日)開場 16:30/開演 17:30
ゲスト:NOISEMAKER
会場:北海道・Zepp Sapporo

【VAMPROSE ARCHIVES presents HYDE LIVE 2022 RUMBLE FISH(追加公演)】
※FC限定公演(HYDEIST/Circle A)
2022年9月4日(日)開場 16:15/開演 17:30
2022年9月5日(月)開場 17:45/開演 19:00
ゲストアクト:ASH DA HERO(両日)
会場:東京・Zepp Haneda(TOKYO)

【HYDE LIVE 2022】
※FC限定公演(HYDEIST/HYDERoom)
2022年9月7日(水)開場 17:45/開演 19:00
2022年9月8日(木)開場 17:45/開演 19:00
2022年9月10日(土)開場 16:15/開演 17:30 ※ライヴビューイング生中継あり
会場:東京・Zepp Haneda(TOKYO)

【HYDE LIVE 2022 BEAUTY & THE BEAST supported by EdgeTechプロジェクト】
2022年9月11日(日)開場 16:15/開演 17:30 ※ステージクラウド生中継あり
会場:東京・Zepp Haneda(TOKYO)
チケット:1Fスタンディング7,330円、2F指定席(撮影可能)11,000円
※すべて税込み、ドリンク代別

◎リリース情報
CVLTE
シングル「dead2me.」
2022/8/17 DIGITAL RELEASE

当記事はBillboard JAPANの提供記事です。

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